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今日はポーの作品からはなれて、ちょっと変わった作品を紹介します。
だいぶ前に、「本格ミステリーのトリックは開発し尽くされてしまい、残されたトリックは読者が犯人というものだけ」
という記事を書きました。
わたしが小学生の頃のお話だったんですが、
その後どうなっているのか、あまり考えていませんでした。
読者が犯人なんて、ちょっと考えられないトリックだからです。
でも、その後お寄せいただいた情報によると、
この読者が犯人という、およそ考えられないトリックを採用した作品があるらしいのです。
そのひとつがタイトルにも載せた
ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ です。
著者は深水黎一郎さん。この作品で第36回メフィスト賞を受賞されたそうです。
この小説は、自らも作家である 私 の一人称で語られます。
現在連載小説を執筆中の私のもとに、ある日一通の速達郵便が届きます。
差出人は、私に覚えのない名前の人物でした。
中には、そこには読者が犯人という究極のトリックを考えたのだが、
そのアイデアを買ってほしいという内容の手紙が入っていました。
そして…
この本の詳細についてこれ以上書くことはできませんが、
読み終わってみて、う〜むと思いましたよ。
感想は「たしかにわたしがこの人を殺したのかも」というものです。
でもその一方で、わたしには決して殺意があったわけじゃありませんから、
殺人とはいえないんじゃないのかしら、とも感じました。
本文にも書かれていますが、この読者が犯人というトリックを成立させるには、
読んだ方みんなが、「自分が犯人だ」と思えるような構成になっていなくてはなりません。
この点についてはとりあえず成功しているんじゃないかと思います。
それにしても、あらためて見直してみたんですが、伏線の張り方なども結構秀逸で、
久しぶりに本格ミステリーを読んだという気分にさせていただきました。
皆さんもぜひ読んでみてください。
深水黎一郎 著
ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ
講談社ノベルス
950円
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SARAさん,こんばんは.
この本私も注文しました.読者が犯人…
いったいどんなトリックなのか、
楽しみです。
2009/6/26(金) 午後 7:07
ビザンチン先生,先生も購入されたんですね。
ぜひぜひ読んでください。そしてため息をついて下さい 笑
なんだか不思議な気分にされる作品ですので。
2009/6/27(土) 午前 0:27
わたしが犯人?\(゜ロ\)(/ロ゜)/どうしよう!?
そのうち読んでみたいです。
2009/6/27(土) 午前 1:19
ハニーさん、おはようございます。
この一見不可能そうなトリックをいかに構成するか、
ぜひ読んでみてください。
2009/6/29(月) 午前 8:37
SARAさんこんばんは.このウルチモ・トルッコ,
本日ついに読了いたしました.
そして,おっしゃる通りため息がでました(笑).
なるほど,こういうトリックもありか,と感心はしました.
私もこの本についてブログに記事を書きました.
とはいってもアイテムの性格上,ヤフーではなくココログの方です.
よろしければ覗いてみて下さい(私のYahooブログのトップにリンクがあります).
2009/7/9(木) 午後 9:01
ビザンチン先生おはようございます。
ついにお読みになったんですね。
やっぱりため息が出ましたでしょう。
でも、トリックとしてはよく出来た方かとわたしは思いましたよ。
2009/7/10(金) 午前 9:13