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「デス・ノート」のスピンオフ企画「L change the WorLd」。「デス・ノート」は面白かったので期待してたけど、こちらが想像していたのとは、まったく違う映画になっていました。それも悪いほうに。
【ストーリー】
タイで一つの村が謎のウイルスで壊滅した。ただ一人生き残った少年(福田響志)は、助けてくれたF(波岡一喜)という謎の男の遺言に従い、ワタリ(藤村俊二)に助けを求める。だが、ワタリは、夜神月(藤原竜也)とL(松山ケンイチ)との戦いのさなか、月のデス・ノートによって殺されてしまう。さらに、Lの余命は23日しかない。失意のLのもとに少年から連絡があった。
同じ頃、アジア感染症センターの二階堂教授(鶴見辰吾)は、タイのウイルスが自分の研究所から盗み出されたものに気づく。信頼していた助手の久條(工藤夕貴)がテロリストの的場(高嶋政伸)に通じていたのだ。脅迫された二階堂はワクチンを守るため、娘の真希(福田麻由子)にあるものを託してワタリに会うよう告げ、自ら命を絶つ。こうして、真希もLのもとに逃げ込むのだった。日本を壊滅させるワクチンをめぐって、Lとテロリストグループの死闘が始まる。
【感想】
デス・ノートは、現実にはありえない設定だけど、その設定の中のルールは厳格に守られ、キャラクターの動きも納得できるもので、論理ゲームを楽しむものでした。本作はバイオテロという現実にはあるかもしれない設定なのに、映画内のルールは無茶苦茶で、なぜこの登場人物がこういう行動をするのか分からないことばかり。監督が金子修介から中田秀夫に交代したためでしょうか、グロイシーンがひつこかった印象ばかりつきます。そのくせ、死んだと思った人物がなぜか説明なしで生きていたりと謎の演出。
冒頭のタイの村の壊滅シーンは、ハリウッド映画などでもありそうなパターン。邦画としてはよく頑張ったと思います。ところが、日本に場面が移ってからが厳しい。例えば、アジア感染症センターがテログループに襲われ、二階堂教授が死にます。こういう場合、真希は110番するでしょう。さらに、何人も殺されているのに、久條は平然とテレビニュースに出演する。襲撃があったことが、なぜ隠しとおせるのか、説明がまったくありません。また、ワクチンというのは予防のために打つものでしょう。血清という意味にしても、ワクチンを投与された途端にピンピンするのは不自然でしょう。このあたりのシーンはとんでもドラマ「フライト・パニック」の方が、まだ、面白かった。
Lの行動も不思議。松山はLというキャラに完全になりきっているといっていいほどの好演なのに、その行動がまったく理解不能です。真希を追ってテログループがLのアジトを襲いますが、玄関をあっさり破られると、そのまま逃げ出すしか手がない。せっかく、その前に久條がテログループにつながっていると見破っているのに何ら手をうたなかったのでしょうか。さらに、どういうわけかそこにFBI捜査官(南原清隆)が登場する。ここの無意味で迫力のないカーチェースなどは、そのまま省いても構わない。規制が厳しいとはいえ、邦画でも往年の「太陽を盗んだ男」のカーチェースなどがあるわけだから、何でこんなとろとろしたものをだすのでしょうか。
そのテロリストグループも、予算の関係か随分小ぢんまりした組織。久條、的場のほか下っ端が3人しかおらず、しかもコンピューターが得意な正名僕蔵を除けば、ほとんど役に立ちません。冒頭、タイの村を焼き払った組織の方がはるかにスケールがでかい。また、1000万ドルという値段も安すぎて失笑しました。「オースティン・パワーズ」で、コールドスリープからさめた悪役が、ものすごい大金と思って100万ドルを要求するあたりを彷彿とさせます。せめて、高嶋が切れたボスキャラならいいのだけど、完全に役不足(高嶋を配するほどの役だったら、もっとすごいボスキャラにすべきだという意味です。もちろん)。ちりとてちんのA子の印象が強かった佐藤めぐみのシリアルキラーぶりが、唯一の収穫でしょうか。中田監督は彼女主演のホラー映画をぜひとっていただきたい。そして、Lのスピンオフは、金子監督にアナザーストーリーとか称して取り直してほしい。
つらつら文句を書いたけれど、2時間を越える上映時間、突っ込みながらも飽きることなく見られました。事件解決後のエピローグ的なシーンは、心に染み入るものがあります。エンドロール後もこの味わいを深める映像があるので、お見逃しなく。なお、「HERO」「ミッドナイト・イーグル」と最近の大作には波岡一喜がもれなくついてくるような気がします。
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少年ジャンプの方にもデスノートの読み切り有りましたね(こっちも芳しく無かったです
わざと拙い作品にして映画とテレビと漫画で続編への飢餓感煽っているのかも・・と思いました(記者さんのレビューを見て余計にそう感じました。
2008/2/18(月) 午後 3:30 [ 五月雨祭 ]
ジャンプの方は読み損ねました。デス・ノートの映画が好きだっただけに、Lはちょっと残念です。
2008/2/18(月) 午後 5:24 [ mainichi_shibanu ]