パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド
|
大ヒットシリーズの第三弾だけど、正直1作目が一番良く、だんだんレベルが下がっているようにみえる「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド」。正直本作は微妙でした。 ストーリーは、ディビィ・ジョーンズ(ナイ・レイ)の心臓を得て莫大な力を持った東インド紹介のベケット卿(トム・ホランダー)は海賊に対する弾圧をはじめ、子供だろうが容赦なく死刑にしていった。エリザベス(キーラ・ナイトレイ)、ウィル(オーランド・ブルーム)、バルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)らはシンガポールの海賊サオ・フェン(チョウ・ユンファ)に会いにいくが、そこも東インド商会に攻撃される。エリザベスたちは、ジョーンズにとらわれてこの世とあの世のはざまディヴィロッカーにいるジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)を救出し、世界中の有力海賊9人を集めて東インド商会に対抗しようとするのだが…、というもの。 ジェットコースタームービーという言葉があるけど、3時間近い上映時間をとにかくいろんなイベントでてんこもりにした映画。ろくろく考える間を与えず、次のシーンへとほいほいうつっていくし、とにかく話を面白くしようと、裏切りに次ぐ裏切り、斬新な映像に力をいれているため、ストーリーの整合性は二の次になってます。 確かに個々の場面は、息つく暇もないハラハラドキドキの連続です。シンガポールでのチャンバラシーン、ジョニー・デップの救出シーン。そして、CMでも流れているが、チャンバラシーンのなかでのウィルのエリザベスへのプロポーズ、短いが重要な役ででてきたローリング・ストーンズのキース・リチャーズなどなど、それだけ見れば面白いのだけど…。1、2作どころか、3作目の中でも伏線は放置し、矛盾はいっぱい。ギャグも猿のジャックをのぞけば寒いし。3作とも同じ監督、脚本家でやってるのにどうしちゃったんだろう。 主役陣はがんばっている。ジョニー・デップは今回文字通りいっぱいでていて、楽しそうに演じているし、キーラ・ナイトレイの強さと美しさをかねそろえたエリザベス、1作目から比べるとスパロウの影響を受けているのか、堂々たる海賊ぶり。さらに、ひそかにお気に入りだったノリントン提督にも見せ場があってうれしい。しかし、脚本はだめだし、監督もどこにカネをかけ、どこを倹約すべきかを完全に間違っている。もっと無駄なシーンを削って、重要なところにカネかけろといいたい。それと、ジャック・スパロウをもっと活躍させろ! そうはいっても3部作の完結編であり、シリーズを見てきた身としては寂しさも感じる。とりあえず1、2作目にでてきた人たちは3作目にもでているし、逆に言えば1、2を見ていないと内容を理解するのはかなり苦しい。また、長々としたエンドロールのあとにおまけ映像があるので、見のがさないように気をつけて。以下ネタバレの文句。 文句がいいたいことはいくつもあるけど、やはり、予告であれほどあおった世界中の海賊たちが何の役にもたたなかったこと。CGの予算がつきたのかもしれないが、船での戦闘シーンは事実上、1対1と2対1の2回だけ。もっと大多数の船同士の海戦をみたかったのに。おまけに、最後は撃ちあいすらならずに、迫力にも欠けてしまった。 また、さんざんあおってきた女神カリプソが現れてきたら、巨大化しただけ。思わず「笑う大天使」を思い出して失笑してしまいました。結局、ほとんど意味がなかったじゃないか。エリザベスが海賊の王になっても何の役にもたってないし。とにかく、最初に広げた大風呂敷を結局たためないまま終わってしまった感じは強い。 ラストは4部目以降もありそうな感じに作ってましたけど、この程度のできだったら、もう打ち止めにしてもらいたい。
|


今晩は、澪と申します。お邪魔しております。
感想、激しく同意でございます。頷きながら読ませて頂きました。
3はかなりクオリティ下がってますよね…
正直ガッカリものでした。未だにあの出来は納得いきません。
ノリントンに特に肩入れしていたので特に…
そして、脇キャラにもちゃんと味付けがされたシリーズだっただけに…惜しい。
おっしゃる通り、
もうこの辺で打ち止めにして欲しいです。
長々と乱文失礼致しました。
読んで下さってありがとうございました。
2010/9/24(金) 午後 7:51 [ 澪 ]