小盛りほっかいどう

平日は時事ネタ、土日は映画の感想です

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洞爺湖サミット取材

 北海道洞爺湖サミットの取材で、留寿都村の国際メディアセンターに来ています。北海道は3ヶ月ぶりですが、札幌による時間はないのは残念。毎日jpの洞爺湖特集の記者ブログを連日書いておりますので、しばらくは、そちらに拠点を移します。

http://mainichi.jp/select/seiji/summit2008/summitblog/

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プロ野球中継の延長に困った

 土曜日、プロ野球の巨人−ソフトバンク戦は延長12回の熱戦となり、中継していたNHKは試合終了まで放送していたため、1時間近く放映時間を延長しました。僕はその後に予定されていた番組を録画していたのですが、見事に入りませんでした。困ったものだ。

 僕は自宅ではプロ野球を見ません。以前、ビデオで録画していたときは、プロ野球中継のために、後番組の録画に失敗することはありましたが、HDDを購入後、30分の延長は自動的に判断してくれるために、ここのところ失敗はありませんでした。けれども、まさか1時間伸ばすとは思わなかった。

 昔のようにプロ野球中継の視聴率が上がっているのなら、まだ、大勢の視聴者のためにと我慢できるけど、昨年のプロ野球の視聴率は年間平均でも一桁。今年はさらにそれを下回るペースになっています。それなのに、相変わらず中継延長を無制限にされるとプロ野球ファン以外は困ります。

 映画「太陽を盗んだ男」では、原爆を盗んだ中学教師(沢田研二)はプロ野球中継が途中で打ち切りになったのに不満で、中継を最後まで続けるよう要求しました。今、そこまで熱くプロ野球中継を見たい人ってどのくらいいるんですかね?

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僕の彼女はサイボーグ

 「猟奇的な彼女」「僕の彼女を紹介します」のクァク・ジョヨン監督が日本人キャスト、日本ロケで作った「僕の彼女はサイボーグ」。韓流お得意の純愛ラブコメのスイーツを出されるかと思ったら、出てきたのはテケテケ入りキムチトカゲ鍋というゲテモノだった。最初はウエっと思ったけど、食べてみたら意外と癖になりそうで…。

 【ストーリー】

 2007年。アニメ好きの冴えない男ジロー(小出恵介)は、自分の誕生日を一人さみしく祝おうとしていた。自分への誕生日プレゼントを買いにデパートを訪れた彼は、変な格好をした美少女(綾瀬はるか)が服や靴を万引きしているのを目撃する。さらに、レストランで1人で食事をしていると、彼女が現れ一緒の席に付き、さんざんごちそうを注文したうえ、食い逃げをしてしまう。一緒に逃げているうちに彼女と親しくなるジロー。彼女の誕生日が同じ日と聞き、自分用に買ったプレゼントを渡すが、彼女は「未来から来た」などと不思議な言葉を残して去ってしまう。

 1年後、彼女と会える予感がして、また、誕生日の時に一人でレストランにいたジローの前に、再び美少女が現れる。そこへ凶悪犯(田口浩正)が現れ銃を乱射する。だが、彼女は驚きもせずに、男を退治する。実は彼女は未来からやってきたサイボーグだったのだ。

 【感想】

 正直、綾瀬はるかという女優をあまり関心なかったのだけど、これほど美しく、オーラが輝いていることに驚きました。全盛期(「涙そうそう」のころかな)の長澤まさみみたい。韓国人監督のせいか、きつめのメイクをしているのだけど、それが無機質なサイボーグにぴったり。作品の中にも登場する「エヴァンゲリオン」の綾波レイを彷彿とさせる格好でした。さらに体にフィットしたスーツも含め、数々のファッションが目を楽しませてくれます。

 小出がしっかりとした受けの演技をしているだけ、余計、綾瀬の美しさが目立ちました。彼女にとってはエポックメイキング的な作品になるでしょう。さらに、泥だらけになったり、がれきの山にうずもれたりと体当たり演技。撮影中、鼻を骨折したそうだけど、そこまでやる懸命さがスクリーンからこちらに伝わってきます。

 ストーリーの中では脇の部分に韓国のコメディー映画ぽさがにじみでており、排せつ系の下ネタ、不必要な暴力(ギャグにまぶしているけど)、万引きや食い逃げなどに眉をひそめる向きもあるかもしれません。でも、それらを含めて日本映画にないテイストがこってり感を味あわせてくれます。サイボーグが未来から来るシーンはターミネーターのパロディだし、ジローが古里へ戻るシーンは「東京タワー オカンとボクと、時々オトン」か「3丁目の夕日」のパロディみたいなもの。和洋韓ごったまぜになったテイストは、これまでに見たことのない映画を作り出しました。

 甘いデート映画や韓流ラブコメを期待していくと、大きく裏切られるけど、多少変わった映画を見てみたいという映画ファンにとってはオススメ。ストーリーは突っ込みどころ満載で、削るところと、削ってはいけないところを間違えているところも多々感じられます。テレビドラマの「絶対彼氏」の方がウエルメイドにできています。でも、客入りが今ひとつの割には、ネットなどでファンが熱い議論を交わしているのを見ると、コアなファンには到達したようです。特に綾瀬のオーラや、ちゃちなCGとはいえ、大地震のシーンはDVDではなく映画館のスクリーンでみるべきしょう。

 ただ、映画の中の重要な意味を占める通り魔的凶悪犯罪と大地震が現実の日本で起きてしまいました。映画はあくまでも娯楽であり、時期的にそういうことを思い出してしまう時期に公開となったのは、不幸かもしれません。

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シークレット・サンシャイン

 カンヌの主演女優賞を受賞した韓国映画「シークレット・サンシャイン」。失敗した。作品はものすごくいいのだけれども、たぶん、僕がこれまで見た映画の中でも3本の指に入る重たさ。「もう、やめてくれ」と内心叫びながらも、画面から目をそらすことができない。病み上がりの体がさらに疲労困憊してしまいました。

 【ストーリー】

 30代半ばのシネ(チョン・ドヨン)は、夫が事故死し、ソウルでピアニストになる夢もあきらめて、夫の生まれ故郷の密陽という田舎町にやってきた。心の支えは幼稚園児の息子ジュン(ソン・ジョンヨプ)だけだ。

 途中、車の故障を直してくれた修理工場の社長ヨンジン(ソン・ガンホ)が親切で、シネは小さなピアノ教室を開くことになる。独身の中年男ヨンジンはシネに気があるのか、何かと世話をしてくれる。ピアノ教室にも生徒ができ、ようやく田舎町に慣れたと思うころ、思いも掛けない悲劇が次々と起きる。

 【感想】

 「ペパーミントキャンディー」などのイ・チャンドン監督はこれが4作目という寡作ながら、韓国の文化大臣も務めるほどの大物。彼とキム・ギドクという二人の天才がいて、パク・チャヌク、ポン・ジュノが控える韓国映画界。これに比べると、邦画が平均点か大衆受けの作品しか作らず、天才と呼べる人がいないのがあまりにも悲しい。せめて、長谷川和彦(「太陽を盗んだ男」)の新作は無理にしても、北野武、園子温(「紀子の食卓」だけは大傑作だと思う)あたりに、がっちりしたものを撮ってもらいたいものだ。

 さて、本作のタイトル、シークレット・サンシャインはいくつかの意味がある。舞台となる密陽はチャンドン監督の古里のそばだそうだが、秘密の密、太陽の陽で、そこからシークレット・サンシャインとなる。もちろん、語呂合わせだけではなく、登場人物の一人のセリフにあるように、「一筋の日差しの中にも神の意志が宿る」ということ。そう、この作品は人間の心のよりどころとしての宗教、もっといえば、人は何のために生きるかという根源的な問いに真っ正面から挑み、なおかつ、終始、一歩引いたところから撮るカメラのせいで、登場人物に容易に感情移入させず、きっちりとした答えもでてこない、観客に対して、自分でもその問いに答えろという、非常に高水準なことを求められた映画なのだ。

 シネに次々と起きる悲劇。韓流映画では、かわいそうにとヒロインと一緒に泣いていればいいのだけど、この映画ではそうはいかない。彼女がミスを次々と犯したことがさらなる悲劇を呼ぶ。そして見えっ張りでさみしい心の持ち主という、欠陥だらけの人物。そう、美人女優が涙を流すお話の世界ではなく、そのへんにいそうな人物にすることで、だれにでも起きそうな話を描いているのだ。チョン・ドヨンはトップスターの一人だが、ヌードも辞さない演技派で(この映画にはヌードはありません)、本作でもノーメイクでいびきをかいたり、やつれきった表情は、女優ではなく、本当にそのへんにいる人物にみえる。彼女が、冒頭、子供に柔らかな表情を向けるところからこの映画は始まる。そして、ラストの彼女の表情はなにをいいたいのか。タイトルにあるシークレット・サンシャインという言葉をかみしめながら、考えさせられた。

 そして、もう一人のスター、ソン・ガンホも、報われない片思いをする一方で、中小企業主の俗物的ずるさと、恋愛下手な奥手の中年男という小市民になりきっている。チョン・ドヨンが泣き叫ぶエキセントリックな演技なのにたいして、ソン・ガンホは柔らかく見事に受けきり、それが男の悲哀というものをしみじみと感じさせる。この2人の演技をみるだけでも、1800円は惜しくない。

 そして、人間が最後に頼るのは何かという重要な問題が残る。僕は特定の宗教は信じていないけれども、それでも、初もうでで、今年は幸せになりますようにぐらいは祈ってるし、不幸のどん底に陥れば、神様にすがるかもしれない。シネも最初は宗教を信じていなかったが、不幸になると神頼みになる。けれども、この映画が本当に素晴らしいのは、そこで宗教の欺まん、うさんくささを描ききり、さらに、最後の答えをあえて観客に出させることだ。キリスト教徒が国民の4分の1を占める韓国で、こういう映画を作るのは挑戦だったかもしれない。見方によっては、キリスト教のおかしさを指弾しているからだ。けれども、韓国の教会はこの映画を見ることを進めたという。シネは最後、いったい何に救いを見いだしたのだろうか。

 結局、子供や恋愛、さらには神だろうと、頼れるものはあっていい。でも、それは支え、従の役割であり、結局、自分というものがなければどうしようもないのだろう。だからこそ、人は生きる意味というのがあるのではないか。こんなテーマを真っ正面から打ち出し続けるこの映画は、とにかくすごいとしかいいようがなかった。

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これで消費税値上げなんて

道開発局官製談合:国交省局長逮捕 「談合」3度目、不正の連鎖どこまで
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/archive/news/2008/06/17/20080617ddlk01040289000c.html

タクシー接待:財務省、500人超…停職など処分へ
http://mainichi.jp/select/today/news/20080620k0000m040155000c.html

 こういうことが起きていて、公務員が税金を無駄に使いまくっているのに、消費税の値上げなんか信じられないと思っていたら、テレビで武部元幹事長が同じようなことをいってました。消費税の値上げを言っている議員は官僚出身や、財務省に近いと言われている人が多い。与謝野元官房長官や谷垣政調会長、柳沢元金融担当相らです。これに対して、中川秀直氏らは上げ潮派といわれて、景気回復をすれば税収が増え、増税しなくてもいいという考え方。論争が続いているけど、公務員の不祥事をみていると、どちらの意見が共感を得られるかは火を見るよりあきらかではないでしょうか。

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