小盛りほっかいどう

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2007年9月15日

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映画:HERO

 木村拓哉が型破りな検事として活躍する人気ドラマを豪華キャストで映画化した「HERO」。内容には色々突っ込みたいけど、ファンにとっては久利生公平が再び見られるだけで満足かも。

 【ストーリー】
 東京地検城西支部に戻ってきた久利生(木村拓哉)に対して、6年も放って置かれた事務官の雨宮(松たか子)はよそよそしい。ある日、久利生は傷害致死事件の公判を担当することになった。

 逮捕された梅林(波岡一喜)は犯行を認めており、簡単な裁判と思われた。だが、弁護士に日本一の大物、蒲生(松本幸四郎)がつき、無罪を主張。久利生は苦戦をしいられる。その背後には大物代議士、花岡(森田一義)の存在があった。

 【感想】
 「HERO」は平均視聴率が30%以上という人気テレビドラマで、僕も結構好きだった。人気ドラマの映画化は、久しぶりに登場人物たちに会え、しかも大画面で見られるというのでそれだけでうれしくなります。今回も久利生と雨宮の掛け合いは、木村と松の共演回数も多いだけにテンポよく、小気味よかった。けれども、予算がとれることがかえってから周りするのかテレビ版を上回る映画は実は少なく、HEROもその典型で、ストーリーはかなりひどいのでは。

 韓流ファンのおばさまをつかもうとしたのか、何の脈絡もなく韓国で捜査が必要となり、友情出演のイ・ビョンホンが出てくるのはまだいいとして、城西支部の検事たち(阿部寛、大塚寧々ら)が自分の仕事を放りっぱなしで、久利生の捜査を手伝うというのはやりすぎ。肝心のトリックもしょぼいし、大詰めの裁判シーンもありえないの連発。蒲生もまったく弁護士として役に立ちません。いくらドラマだからといって、地検の検事が高検で裁判を担当するというのは、日本の司法制度ありえないでしょう。

 しかし、そうはいっても久利生役にいれこんでいる木村をはじめ、久々に再会した城西支部のメンバーたちの意気はぴったり。阿部、大塚といったアクの強い役者たちもチームに溶け込むのはドラマ版からの中ならでは。松本幸四郎は大物の存在感をしめしたし、森田(タモリ)の悪役というのも素で演じてるみたいでそんなに悪くありませんせした。韓国シーンでの鉛筆回しなど小ネタもそろっていましたし。

 映画の内容というよりもイベント的なものなので、あまり中身にうるさくいうより、「ちょっと違うだろう(笑)」と内心突っ込みながら見れば、それなりに満足できます。賛否分かれるラストシーンも、これでHEROは終わりという意味も表していると思ったので、まあまあ。あと、テレビと一緒で宇多田ヒカルに主題歌を歌わせば良かったのに、エヴァンゲリオンにとられてしまったのでしょうか。

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