無題
チベットを憂う
13日に送ったメールの返信が来ず、気が気でない。
この日未明、1通のメールを受信した。件名は「news about Tibet」。チベットからインドに亡命した友人からのメール。オリジナルメッセージはなく、代わりにニュースが貼り付けてある。「大丈夫か」「手を上げてはだめだ」。返信を打ちつつ胸が押しつぶされそうになった。
◇ ◇
彼とは2年前の夏、チベット亡命政府があるインド北部のダラムサラで知り会った。小さな町なので、数日いると顔見知りができる。レストランですれ違った次の日に道端でばったり会い、彼がやっている小さな店で同級生という友だちと3人で話し込んだ。
歳はわたしの二つ上。家族兄弟をチベットに残し、22歳で亡命した。決行は2月。チベット自治区北部のアムドから、ラサを経由してシガツェまでバスを乗り継ぎ
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