ゆる〜くほっこり。

金環日食キレイに見えました。皆さんはどうでしたか?

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今まで読んだ本、好きな本の感想など、書いてます。
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夜明けの街で/東野 圭吾

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 「正確に言うと三月三十一日。その日が過ぎればいろいろとお話できるかも。」
                                       ―本文より―


 読み終えた一番の感想は

 「女の人って、こわ〜〜〜〜〜!!((((;>Д< ))))」

 でした。登場する女の人、みんなそれぞれ怖いかも(^^;
 (女子の皆さんすみません。あくまで「怒らせたら」の話ですから)


 物語は、どこにでもいる平凡なアラフォーサラリーマン、主人公・渡部の軽快な語りで
 サラリーマンの日常がとても読みやすく綴られています。

 「東野さんの作品にしては行間も軽くて、語り口調も馴染みやすく、読みやすいなぁ〜」なんて
 ワクワクしながら気楽に読んでたんですけど、

 そこはさすがの東野さん。タダでは終わりません。←?

 軽快に読める作品の中にも、時効目前の殺人事件を絡めて
 そこはかとなく不穏な雰囲気が作品全体に静かに横たわっていて、
 平凡なサラリーマンの日常をどこか非日常的にしてしまっているという
 見事な技が光ってるのです。

 「不倫するやつなんて馬鹿だ」と思っていた渡部が
 ハマってしまった不倫。
 その相手はある殺人事件の関係者。

 妻子を捨てて彼女と生きるか、
 かつて殺人を犯した(かもしれない)彼女を愛せるのか?
 彼女に限って殺人なんて…彼女の潔白を100%信じることができるのか? 
 
 揺らぐオトコゴコロ。果たしてその不倫の結末は??
 関係者全員を苦しめる殺人事件の真相は??

 で、そうくるか〜〜!!Σ(゚д゚lll)
 という、ラスト。

 ―そして冒頭の感想です。
 ご興味もたれた方はぜひ本編をご覧下さい。

 なんか弱くてズルイ、ちょっと憎めない、身近な主人公でした。

 とはいえ、不倫はよろしくないですけどね。
 

 番外編の渡部の友人、新谷の短編も「なるほどなぁ〜」という感じで
 楽しめました。(^^)

 
  

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遥かなる水の音/村山 由佳

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 「何かを強く願うとき、ただ『望む』のでは不十分だ。『信じる』のでなければね。」
  Hopeではなく、Blieve。                         
                                    本文より

 久々に読んだ村山さんの本。

 「やっぱり私、村山さんの本、好きだわ〜(´∀`*)」と思いながら
 
 こちらも「続きが読みたい〜o(>□< )o」って、読み耽りました。
 何かに夢中になると生活に支障を来す勢いのマコトです(^^;←キケン


 パリで死んだ青年、久遠 周(あまね)
 その最期を共に過ごしたフランス人の同居人、ジャン=クロード・パルスヴァル
 周を唯一の家族とする姉、久遠 緋沙子
 高校時代からの友人、奥村 浩介と早川 結衣
 通訳兼ドライバー兼ツアーガイド、サイード・アリ

 周の「僕が死んだらその灰をサハラにまいてほしい」という遺言を叶える為に
 フランス、スペイン、モロッコ―
 一行は様々な思いを抱えたまま、周が生前辿った行程通りにサハラを目指す旅に出る
 
 それぞれの登場人物が順番に語り部になって、話が進みます。
 
 周の死。紅茶の缶に入った周の遺灰。
 周の存在が通奏低音みたいに話全体を物悲しくしているような、 
 優しく大きく包んでいるような…なんとも不思議でした。

 なぜ、簡単な空路ではなく、時間のかかる陸路からサハラを目指したのか
 なぜ、サハラに遺灰をまいてほしいのか

 周の生前、語られなかったことが
 話が進むにつれて、思いがけないところから徐々にわかってくるのですが、
 
 そのあたり、巧みだなぁ〜と思いました。やられちまいました。(´∀`*)

 旅の行程の描写がとってもリアルで
 私も自宅にいながらにして、フランスからサハラ砂漠まで行っちゃった気分です(笑)
 
 全く知らない国の人、その考え方、捉え方。自分と異なる文化を持つ人、
 その人たちのもつ宗教、歴史、産業、風景、街、匂い…
 本当は自分で実際に行くのが一番いいのでしょうが、
 疑似体験でも、想像だけでも読書で触れられて、出合えてよい刺激でした。
 唯一リアルに分かったのは、我が家でも大活躍しているタジン鍋くらいです(^^;

 作中に、パリでツアーコンダクターをしている緋沙子の仕事の場面があるのですが
 この時に登場した観光客2人が、何年も前に読んだ村山さんの「すべての雲は銀の…」という
 作品に登場している人物だ!と気づいてちょっと嬉しくなりました。
 
 普段はそんなこと頭の片隅にもないのに、
 「あっ!これってあの時の!!Σ(゚∀゚)」ってすぐ思い出したので、我ながら
 そんな、なんの役にも立たないところだけ冴えてる記憶力に呆れましたorz


 結衣の語りにグサリと来る部分がありました。
 
 どうしてあれほど傲慢に、続いていく明日を信じられたんだろう。
 時間なんかたっぷりあると思っていた。
 互いの間に流れる時を、それこそ湯水のように無駄遣いしていた。

 最近、私が思い知らされていることの1つです。orz
 時間が経つのが早すぎて…
  
 復路は描かれていませんが、
 往路よりもきっと4人とガイドのサイードさんの気持ちはあたたかなんじゃ
 ないかなぁと思いました。

 サハラ砂漠で観る星はキレイだろうなぁ〜。

 あ、「サハラ」が「砂漠」という意味らしいので
 日本人は「サハラ砂漠」と言ってるつもりが
 「砂漠砂漠」と言ってることになるんでしょうか?(^^;

 まだまだ気持ちは、遠い異国に飛んでいます。
  


   
  
 

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流星の絆/東野 圭吾

 
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 「俺たちって、流れ星みたいだな。
  あてもなく飛ぶしかなくって、どこで燃え尽きるかわからない。だけどさ―
  俺たち三人は繋がってる。いつだって絆で結ばれてる。だから何も怖がるな」 
                                      本文より

  
 え?今頃??って感じですが、やっと読みました。「流星の絆」(・∀・)
 
 そういえば、書店で山盛りに平積みされてたなぁ〜。
 嵐の二宮君がドラマ出てたなぁ〜…見てないけど。

 なんて、思いつつ…。流行の波に乗り遅れるのが得意なマコトです(苦笑)

 
 また、何年後かに「麒麟の翼」などを読んで、このように1人盛り上がってるかもしれません。
 そんな記事を書いてたら突っ込みよろしくお願いします(^^;←? 


 深夜に両親に内緒でこっそりペルセウス座流星群を観に行った、功一と泰輔と静奈。
 家に帰ると、両親が惨殺されていて…

 と、冒頭から衝撃的。(゚д゚)!
 通勤電車の中で夢中で読み耽りました。

 幼い兄妹は健気に成長したのかと思いきや
 手口あざやかな詐欺師になってて…
 と、またびっくり(゚д゚)!!

 最後の「仕事」と標的に選んだ人気洋食チェーン店の御曹司、戸神行成の父親、政行こそが
 両親を殺した犯人だと気づいた3人は…
 
 ハラハラしながら、「あぁ、早く続きが読みたい!!o(>_< )o 」というじれったい時間を過ごして、
 やっと最後まで読み終えて、感慨深く、読後の余韻に浸っていたのに

 ドラマを全部観たという職場の後輩が

 「あ、あの流れ星みるヤツでしょ?犯人が…」と

 あっさり最後を話してくれて、なんだかその温度差に拍子抜けしてしまいました(´<_` )
 …まぁ、今頃乗り遅れてハマってる私もどうかと思うのですが(笑)

 私も3人兄弟の長子で、子供の頃、星を観に行くとき夜道の怖さを紛らわせる為に
 弟達を無理やり(笑)外に連れ出したりしていたので、共感できる部分も多く、
 やや功一寄りで読んでしまいました。…功一みたいに頭はキレませんが…○l ̄L

 ペルセウス座流星群も獅子座流星群も本当にキレイなので
 親に隠れてでも観に行きたくなる気持ちもよく解ります(´∀`*)
 

 長兄だからこそ弟と妹を必死で守ろうとする功一、
 弟として兄として、兄と妹に程よい距離から気配りができる優しい泰輔、
 兄達に依存するわけではなく、2人の役に立とうとする静奈
 
 なんか、やってることは詐欺で立派な犯罪だけど、素敵でした。

 東野さんの作品て、読み終わった後、考えさせられたり、重かったり
 「やられた〜」って良い意味で裏切られた感じを味わったり
 (もちろん、このお話もその裏切られた感はありました)
 するのですが、

 このお話は東野さんの本では初めて、
 読み終わった後、すっきり爽快でした。(^ω^)

 こんなにキレイに終わるのかと。

 ただ、難を言わせて頂くと
 読んでる最中、読み終えた後もず〜〜〜〜っと
 

 ハヤシライスが食べたくなって大変でしたY(>_<、)Y←そこ!?
 もう、本当に、作中に出てくるハヤシライスがいちいち美味しそうで美味しそうで…orz

  
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 ―で、辛抱堪らず、食べてきました。
 しばらくハヤシライス熱は続きそうです(^^;


 …もはやドラマよりも食いしん坊万歳な状態です(苦笑)

 
 
 
 
 

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停年退職(上・下)/源氏 鶏太

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 父が入院しました。
 
 うちの父は病気知らずの、叩いても壊れそうにないような人なので、
 そんな人が入院するなんてことは家族にとって大事件で、初体験でした。
 
 そんな非常事態にものんきにかまえていた私ですが、(←オイ!)
 病室のベッドで点滴を受けながら、ちんまりと寝ている父の姿を見たときは
 さすがに、ショックを受けました。

 が!そんなのも束の間。

 「お父さん、あの、なんで入院したんだっけ?(゜д゜;)」

 と突っ込みたくなるくらい元気で、見舞いに行く度に
 その退屈ぶりを訴えられました(^^;

 そんな父から暇つぶしに本を買って来て欲しいと頼まれました。
 
 私「で、何が読みたいの?」
 
 ―ここで私は、池波正太郎とか、司馬遼太郎、藤沢周平…そんな名前が出るのかと思ってたんですけど―
  
 父「げんじ けいた!!(^Д^)b あれが1番いい。」

 私「…ゲンジ ケイタ?それ、作家さんの名前?どんな漢字書くの?」

 父「あれ?お前知らないか?」

 早速、病院の最寄駅構内にある本屋さん(結構規模も大きい)に行って探したのですが、ない。
 店員さんに訊いても、私が父に聞き返したように「ゲンジ、ケイタ…ですか?」と
 なんだか響かないニブイ反応が返ってきました(^^;

 それならば!と古本屋に行ったのですが、やはり、ない。

 こうなったら!と行った紀伊国屋の店内にある端末で検索して、
 ようやくこの上下巻2冊だけ見つけました。さすが紀伊国屋さんです。
 でも、「こんなに本がある中でたった2冊だけかよ(;゚Д゚)!」ってびっくりしましたけど。
 とりあえず、お遣いは果たせました。

 入院中の、しかもお年頃(?)の父親にこのタイトルはいかがなものか?(-_-; )と
 若干の心配はありましたが、父は「これこれ!」と喜んでくれました。
 父いわく、「若い頃よく読んだし、ハッピーエンドだし、気楽に読める」のが源氏鶏太さんの魅力だそう。

 父が好きな小説というのも、なんだかとても新鮮だったので、
 読み終わった後で、貸してもらいました(^^)

 
 …と、相変わらず前置きが長くてすみません。(^^;

 源氏 鶏太さんは、残念ながらすでに鬼籍に入っておられて、
 存じ上げなかったことが申し訳ないくらい、いや、むしろ恥ずかしいくらい
 直木賞も受賞され、後に直木賞の選考委員も務められた
 大ベストセラー作家さんだということをあとがきで知りました。(*_* )
 
 しかも現住友本社、住友不動産なんて大企業でサラリーマンをしながら
 執筆活動をされ、たくさんの作品を残されているというから驚きました。
 
 物語は、停年退職をあと半年後に控えた主人公が、停年後の職探しをする中で、
 家族や職場の人間に翻弄されながらも、なんとか前向きに第2の人生を目指すもの。

 正直、内容がどうこうよりも、ここに描かれている、私が知らない「昭和」の世界が新鮮でした。
 
 まず、主人公が明治生まれで、サラリーマンをしているということに驚き、
 私の中に「明治生まれ」=「おじいちゃん、おばあちゃん」という
 変な決めつけがあることに気づきました。(^^;(ちなみに私の祖父は明治生まれでした)

 そう、おじいちゃんとおばあちゃんにも若い時があって、サラリーマンやってたんだよ!
 と、今さらなことを思ったり。(^^;

 2人でレストランでエビフライ定食を食べて、ビールを飲んで、お会計が840円とか。
 都内で新婚さんが住むアパートの家賃が1ヶ月15,000円とか。

 …この頃なら、今の私めっちゃ高給取りだ。何しよう〜(*´▽`*)と虚しい妄想に耽ったり…orz
 
 当たり前ですが、携帯もメールもなく、ちゃんと親に断りを入れてから
 お付き合いする男女とか、お見合いを世話する人たちとか、恋愛事情も今とちょっと違ったり
 (なんだかみんなとても素直な印象です) 
 
 いろいろカルチャーショックでした。
 (私が知らなすぎるだけかもしれません(^^;A)
 たしかに父の言うとおり、ハッピーエンドで、
 きっと登場人物たちは戦争も乗り越えてきたに違いないのに、
 そんな暗い影はほとんど描かれておらず、軽快に読めました。

 父の入院なんてことがなければ、きっと出合うことがなかったであろう本です。
 何がきっかけになるかわかりませんね(^^)
 他の作品も読んでみたいなぁと思いました。

 皆さんはご両親の好きな作家さん、好きな本の好みってご存知ですか?
 生まれてこの方の付き合いなのに、全然知らなかったマコトです(^^;
 
 あ、父は無事に退院して、元気にしております。
 入院中にテレビも見まくったのか、めっちゃ芸能通になっててびっくりしてます(笑)

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最後に咲く花/片山 恭一

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 「去るも地獄、残るも地獄です。」

 冒頭で、全然物語には関係なさそうな通りすがりのタクシードライバーが言った一言。
 これが、読後にじわじわ効いてくるから不思議。
 作家さんの狙いどおりだとしたらスゴイ!(^_^)
 
 なぜかふいに「恋愛小説が読みたいなぁ」と思って
 あの「セカチュー」の作家さんだし、タイトルもキレイだし間違いないだろう!
 と気軽に手にとった一冊。

 が、しかし。

 主人公の職業はファンドマネージャー。
 専門的に世界経済や株価の話をされてもなぁ…。
 いい年して経済はさっぱり解りません♪<(・∀・)>←勉強しましょう。
  
 「…これは、読む本を間違えたか…orz」と

 一瞬ヒヤりとしたものの、ひきこまれて最後まで飽きずに読めました。
  
 読みながら、狙ったようなタイミングに驚いたのですが、
 主人公がお話の中で、高層ビルに飛行機が突っ込んだ映像を見て驚いていたそのとき、
 私も「同時多発テロから10年」という9.11のニュースを見たのです。
 ものすごい偶然Σ(゚д゚;)
 
 自殺幇助。不治の病。臓器移植。築いてきた日常。得たモノ。無くしたモノ。歪んだ世界。
 選ぶということ。選んだ結果。戦争と平和。生きること。死ぬこと。命…
 

 お気軽に手にしたのに、内容はものすごく深くて、倫理的で、
 読みながら自分にも思い当たることが多くて、考えさせられて、ちょっと複雑でした(>_< )

 株や登山のことなど、ちょっと専門的過ぎて無知な私には「???」な部分もありましたが、
 すごくきれいなラストでした。
 

 「最後に咲く花」きっと凛とした清らかで優しい、強い花なんだろうなぁ…。
 
 
 
  

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開設日: 2007/10/19(金)


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