新東京散歩2012‐1上野初詣、西洋美術館
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上野初詣、西洋美術館
1月2日、思い立って上野を訪れた。年頭の挨拶の公約実行の一環として、
これを新東京散歩シリーズとしていきたい。地下鉄銀座線で上野公園に向か
う。左にアメヤ横町を見ながら階段を登り、西郷さんの銅像の方へは行か
ず、不忍池に向った。真っ正面に寛永寺不忍池弁天堂を見ながら階段を下り
ていく。薄日が差し、人通りもそんなに多くないので弁天堂にお参りをしよ
うと思ったが、そこは行列ができていて時間がかかりそう。そこまで信心深
くなく拘る気がなかったので、枯れすすきと枯れ蓮で覆われた不忍池の写真
を一枚とって上野公園に戻った。
先ほど下りてきた階段の手前で左に進路をとり、花園稲荷神社に行く。第
十二代景行天皇の御代、日本武尊が東征の際、上野の忍岡の薬祖神二柱の
大神が奇端を現し、難を救われたので、ここに両神をお祭りしたと伝えら
れ、平成22年5月ご鎮座1900年大祭が行われたという神社。比較的空いて
いたので直ぐにお参りできた。左の少し下がったところに、お堂があり、
その面前に茅の輪と言うチカヤで作られた大きな輪があった。そこを案内
板に記されたやり方で潜ると悪疫を免れると言うので潜ってお参りした。
そして、おみくじを引いてみると末吉であり、大吉だった去年とだいぶ違
う運勢であったが、去年が良かったかと言えばそれほどでもなかったこと
と、末吉の内容をよく読めば、真面目に生きれば決して悪くない内容だっ
たので、縁結びをして静かに去った。外人もちらほら見え、正月の気分を
味わうことができた。
国立博物館に向かう。寛永寺の冬牡丹は既に数度来ているので、飛ばし、
上野動物園、芸大の横を通って行く。と言うのは国立博物館への真ん中の
道は、大工事が行われていて、真っすぐに行けず、脇道を行かざるを得な
かったからである。
当博物館では北京故宮博物院200選が行われている。今日が初日なので、入
れるかなと思っていくと、案の定、160分待たないと見ることができないと
言う。そこまでの情熱がなく、第二志望であった「ゴヤ展」に直ぐ切り替え
て、西洋美術館に行く。こちらもかなり混んでいたが、待ち時間はなく見
ることができた。正確には「プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影」と題され
た展覧会。14の部屋に分かれ、最初の自画像の部屋「かくある私」以外、
第2室からは年代順にそれぞれテーマを持って展示されていた。ゴヤの自画
像は、精悍な顔が実に印象的であった。第2室の「創意と実践」ではまさに光
と影の鮮明な絵画が目を奪い、しばし茫然と立ちすくんでしまった。そし
て、第3の部屋にはあの「着衣のマハ」が他を圧倒していた。「裸のマハ」は以
前見たことがあるが、その構図と色彩の素晴らしさは明らかにこちらが上
だと思った。その後は小さなロス・カプリチョスという素描が多く、目が
疲れる内容であった。但し、第7室の肖像画は見応えのある絵がいくつかあ
った。その中で「ガスパール・メルチョール・デ・ホベリヤーノの肖像」は
印象深かった。
ある程度の充実感を持って、しかしかなり疲労の中で見終わって、外へ出
ると雨が少しパラついていた。アメヤ横町へ向かう。路地には人が溢れ、
売り子というか小父さんが声を張り上げ、客を誘う。午後3時ともなると、
たたき売りの時間、あっという間に値が下がる。私もついつられてウニと
中トロを買い求める。この熱気はやはりいいものだ。いつの間にか晴れ間
が広がり、北風が疲労を寧ろ癒してくれていた。 |

新春の香のする記事。よろし。
感想2題。
不忍池の蓮は、いつものことながら手入れが悪い。鎌倉鶴岡八幡の池を見習ってもらいたいところ。このままだと、すべて消える。
手入れが良すぎて、花が巨大化するのも興醒めではあるが・・・。
「着衣のマハ」と「裸のマハ」の右足の角度が不自然!との説あり、双方の描き方に違いがあるとのことで、モデルのマハの緊張度が違うとか?そんなことどうでも良いことと感じるのは無粋な者か?(含み笑い)芸術家は平和だよなー。
ともあれ、本年もよろしくお願い申します。(コメントの件数増加に協力、出来る限り、します。)
2012/1/13(金) 午前 10:30 [ Y.I. ]