無題
ビオトープ池その後(勝手に出てきた生き物編)ビオトープ池、そこそこ皆さんの関心を集めているようですね。
立ち上げて1ヶ月弱ですが、その間の様子を。
色々入れたり出てきたり削ったり、様々な変化がありますが、今回はまず「勝手に出てきた生き物編」です。
基本自然任せ、なのですが、色々と生き物が現れてとても面白いのです。
虫・小生物でまず目に付いたのがこいつ。
水をはってから2〜3日で現れたでしょうか。
「ミズムシ」と言うようです。
これ、発音の際はイントネーションに気をつけて。
「ズ」の所にアクセントを。
語尾に行くに従って上がっていくようなアクセントで発音しますと、ちょっと気分が爽やかでなくなります(笑)
ま、どう発音しても、あまり爽やかなルックスの持ち主ではありませんが(笑)
で、このミズムシさん、どちらかというと汚れた水、場合によっては腐水にいるそうで、そう言われるとちょっと嬉しくありません。
もっとも、以前の池からの枯れた植物や根などが大量に持ち込まれていて、まだそれらを分解する微生物・小動物は十分じゃないでしょうから、そういう意味では順当な現れ方かもしれないですね。
今後、この小さな生態系の変遷に従ってどういう推移を見せるのか、指標になる生き物でしょうか。
(もっとも、あまり水が綺麗になりすぎ〜貧栄養化しすぎ〜ても、けしてそれは生き物たちに住みやすい環境ではないのだが)
次に目に付いたのはボウフラ。
そう、あの蚊の幼虫のボウフラでございます。
特に、水をはってから1週間後ぐらいからでしょうか。
大発生でして、一時は毎朝、数十匹単位で網で掬っては、室内にあるアカヒレ水槽に餌として投入したりしていました。
しかし、その後、一時ほどの数はいなくなりました。
ま、一斉に羽化して蚊になったので数が減ったのだ、などとはちょっとあまり想像したくない可能性ではありますが、他にも何かの要因があるのか。
まぁ、やがてやってくるメダカたちの良い餌になるんですけどね。
また、ビオトープ池にメダカを入れるのも、このボウフラ退治、という面が大きいわけです。
(そして実際、メダカが棲んでいれば、ボウフラがうようよいて困る、などと言うことはなくなります。)
いずれにしろ、6月に入ってから卵をいただけることになっているメダカたちがボウフラをばくばく喰ってくれるようになることを気長に待ちましょう。
あ、画像を見ただけでかゆくなっちゃう方とかいるかもしれませんので、写真の掲載は自粛しますです(笑)
次、ミジンコ!!
いやぁ、出ましたねぇ。
今回はわざわざ他の池から採種したりしていません。
以前の池からの土や植物、水、そこに新しく荒木田土と赤玉土を足して、雨水を足して、日に当たる状態で放置していただけ。
以前の池で、6〜7年ぐらい前でしょうか、区内の大きな公園の池から採って来たミジンコを増やしたことがあります。もっとも、すぐ数が減ってしまって、その後ほとんど姿を見ることがなかったのですが、池の水の中のどこかに生き残っていたか、あるいは休眠卵のような形のものが残っていて、それが環境が良くなったので孵化、繁殖した、と言うことなのでしょう。
メダカを健康に育てるために(餌として)繁殖させている方も結構いるぐらいですし、こいつが出できたのは小さな生態系を作っていく上で嬉しいことです。
しかも思ったより早かった。水をはって10日ぐらいだったでしょうか。
爆殖とまではいきませんが、けっこううようよと、水中を泳いでいます。
このあと、メダカが入れば当然食べられてしまうので、いつまでうようよいる状態が続くかはわかりませんが、メダカの入れないような浅瀬とかに生き残って、繁殖し続けて欲しいものです。
ちなみに、写真に撮るには小さすぎます(笑)
現状手持ちの機材を池に向けただけではどう考えてもはっきり写る写真は撮れない。(ま、いずれ形がわかるものの撮影に挑戦してみたいとは思っていますが。)
とりあえず、動きでわかってもらえるかな、と下の連続写真を作ってみました。。
矢印の先の白い点が右方向に動いているのがわるでしょうか。
他にも白い点がいくつか写ってますが、同じ方向に平行して動いているものはないですね。
つまり、風や水流による動きではない、と。
ミジンコが泳いでるんですね。
もっとも、結局、だからなんなんだ、白い点は白い点でしかないじゃないか、と言われると困ってしまう写真ですが(笑)
イトミミズも発見です。
イトミミズ、だと思うんですが。
(別の虫の幼虫か何かの可能性もあり?)
これも、かつては観賞魚用の生き餌として大変ポピュラーで、ちょっと郊外に行けばどぶ川のような所に自生していたはずですが、最近とんと見かけなくなりました。
出てきたのは1匹だけだし、実は飼育は難しそうなので、今後どうなるかはわかりません。
次、謎の生物。
これ、ごく小さなものですが、なんかの幼虫でしょうか。
池ではなく、池に植えるために育てている稲の苗のトレイにいました。
1枚目は奇跡的にピントがあって、被写体ぶれも起こさずに撮れた写真です。
なんとも形容しがたいルックスですね。
こんなのが、ダンゴムシ状に丸まったり、ビローンと伸びたりしながら水中を泳いでいました。
なんなんだろう。。。
ここからは、勝手に出てきた植物編。
まずこれです。
ウキクサですね。
小さな、その名の通り浮き草、です。
これも、水をはった段階ではいなかったのですが、数日後にふと見ると、浮かんでました。
これまた6〜7年前か、あるいはもっと前か、三浦半島の野山歩きをしていた時に、田んぼに沢山発生していたのをお百姓さんに声をかけてもらってきたことがあります。もっとも、その時は環境があわなかったのか、しばらくしたら消えてしまったのですが。
それと、時々行っては用水路や休耕田の雑草を取ってきたりする市内の田んぼにも浮かんでました。
また、今回、新しく購入して植えた湿性植物もあるので、その時に土と一緒に種が運ばれてきた可能性もあるかな。
もっとも、出現したのが一番端っこの田んぼの所なので、以前の土の中に残っていた種が数年の歳月を経て発芽した、と言う可能性が一番高いような気がします。
稲の周りにはこいつが浮かんでいる、というのは、ごくあたりまえの田んぼの風景だと思います。なので、このまま消えないで、季節になると出てくる、を繰り返してくれると嬉しいです。
次はこの花
以前、花菖蒲かカキツバタでしょう、と言っていた湿性植物。
前の池からの生き残りですね。
花、黄色いです。
キショウブです。
しかしこのキショウブ、帰化植物だそうで、しかも環境省の要注意外来生物リストに載っていたりします。
以下そこからの抜粋です。
「繁殖力が強く、海外では水路等の雑草になっており、日本でも水辺の在来種と競合・駆逐のおそれがある。
近縁種に絶滅危惧種が含まれ、それらの遺伝的攪乱のおそれがある。
美しい花が親しまれ、観賞用に栽培されることが多いため、分布を拡大するおそれが大きい。」
「栽培にあたっては、管理されている場所や施設以外に、逸出を起こさない適切な方法で行うことが重要である。
関係業者や利用者は、責任を持って栽培し、栽培できなくなった場合は野外へ遺棄することなく、適切な処分を行うことが必要である。
既に野生化している湖沼等があり、在来種との競合・駆逐等のおそれがある場所については、積極的な防除または分布拡大の抑制策の検討が望まれる。
ビオトープ創出等を目的とした水草の利用には、在来種を利用することが望まれる。
」
うーーん。
で、思い出しました。
市内北部の市民の森近くの用水路で採って来たものですね。
そこにも普通に咲いていました。
さらに、こないだふと思い立って、車で行くと5分ぐらいの距離の、区内の少し大きめの公園の池に行ったのですが、下の写真のように群生してました。(ちなみに、ある目的を持っていったのですが、そのことはまたいずれ記事に)
かなりの優占種ですね。この池でも。ちなみに、紫の花とかは咲いてなかったですから、在来の花菖蒲は自生していないのでしょう。キショウブに駆逐されてしまったのか。。。。
一応、池の一部は立ち入り禁止の「サンクチュアリ」などと表記されているのですが、実はこうやって外来種に占拠されていると言うのが今の都市の水辺の現状というか、いわゆる「ビオトープ」の現状というか。
屋上池、現状ここから在来の水辺に自然流出することはないと思うので、今シーズンはこのまま行きますが、来シーズン以降何か考えなくちゃいけないかも、ですね。
今朝気づいたのがこの草。
田んぼ部分の底から、何カ所か生えてきています。
なんでしょうね。
まだ小さくて良くわからんですが。
いかにも、水草然とした佇まいがあり、期待させるものがあります。
ただ、また帰化植物だったりしないかが。。。。。(^_^;)
さて、次。
少し前の記事に、ミズユキノシタだと思っていた植物がもしかしたらアカバナユウゲショウ?と言うようなことを書きましたが、水中葉が確認できました。ミズユキノシタですね。
赤見の強い水中葉が独特です。
が。
よく調べてみると、ミズユキノシタも在来種以外に、セイヨウミズユキノシタ、アメリカミズユキノシタが日本各地に自生している、と。
そして。
葉が対生しているのはアメリカミズユキノシタであり、写真では解り辛いですがウチの池のヤツもしてますね、対生。
アメリカミズユキノシタさんです。
これはもう、素性がはっきりしていて、旭区内の田んぼの用水路に群生していたものをとって来て植えたのです。
うーーん。
近隣に自生しているものを、と思ってやってきましたが、、、、
外来種ばっかやんけ。。。。
まぁ、外来種そのものに罪があるわけではないのですが。。。。
しかし、こうなってくると、地域に自生している外来種を植えるのが良いのか、遠くから取り寄せた在来種を植えるのが良いのか。(雑木区のガマズミ、ヤブムラサキ、ヤマハギは、どれも立派な在来種ですが、熊本の植木屋さんから取り寄せたものです。)
全く、よくわからなくなってきます。
勿論、地域に自生している在来種、が手に入ればいいのでしょうが、今の横浜の水辺の状況から行ってそれはほとんど望み薄。
うーーん。
さてさて、そうやって悩みつつも、今回のように「勝手に出てきた」もの達だけでなく、いろいろな変化がビオトープ池周辺に限っても起こっていて、毎日毎日見飽きません。
いつまでも池の畔で眺めていたいのですが、いまちょっと仕事関係とかが忙しくてそうもいかないのが残念。
そして、以前からこのブログを読んでくださっている方の中には、下の写真を見ただけでもいくつかの変化に気づかれる方がいるかもしれません。
それらはまた、近いうちにまとめて書きたいと思っています。
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