|
ゴールデンウィークの真っ只中、社会全体に何か活気が感じられないと思うのは私だけだろうか。主観の問題だから、自己の心理的投影か、はたまた、単なる思い込みの可能性もある。しかし、日本社会全体に疲労感や倦怠感が拡がっているように感じるのだ。
高齢化社会の反映もあろう。歳とともに肉体は衰え、精神的にも新鮮なものへの憧れも失う。死への恐怖と彼岸への憧れが交錯する。今の状況、平安貴族の精神状況に似ているかもしれないと、ふと思ったりもする。満たされすぎて満たされないのかもしれない。満たされているのか、満たされていないのか、分からないから満たされないのかもしれない。とにかく、肉体的飢餓と精神的飢餓は必ずしも一致しない。
原点回帰の時が来た。自分は何のためにこの世に存在しているか再確認すべき時である。残された時間を何に生きるのが自分にとって家族にとって世の中にとって最適なのか、自分で考えることが充実した人生につながるのではないかと思う。自分が何を求めているか、自分に問いかけることで生きるためのモチベーションが上がるというものだ。
私の知人はある時からプッツリとタバコを吸わなくなった。無意味なことだとわかったからだという。私もタバコをやめた一人だから分かるが、そう簡単なことではない。しかし、その知人はタバコとは完全に縁を切り、次の課題に取り組んでいる。酒やタバコを否定するものではない。人生の楽しみが永遠に酒やタバコだけというのではなく、そこを脱皮することから別の楽しみが生まれてくることも忘れないで、ということだが・・・。
|