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経済産業省のニュースリリースには、9日朝の時点で出ていないが、
不適切発言のあった宮健三法政大学大学院客員教授が、政府委員を辞任した。
複数の反原発団体から、斑目東大教授と共に、即刻辞任することが要求されていた。
自分の研究テーマの一つとしか感じないような、社会的意識のない研究者は去って当然だが、
後任にプルサーマル推進派で、反対派をバカにしている大橋弘忠東大大学院教授が就任するから変わらない。
時事通信の配信記事は次のとおり。
[東京電力柏崎刈羽原発の視察後に「(地震は)歴史的な実験」と発言し、新潟県の
「原子力発電所の安全管理に関する技術委員会」座長を辞任した宮健三法政大大学院客員教授
(原子炉機器工学)が、経済産業省の調査対策委員も辞任したことが8日、分かった。
経産省原子力安全・保安院によると、宮教授は6日、「一身上の都合」を理由に辞表を提出し、
了承された。後任には大橋弘忠東大大学院教授が就任する。]
この宮教授は東京大学工学部出身だから、国策推進派であることは間違いない。
そして後任も東京大学から就任と、さすが御用学者を輩出する大学だけのことはある。
ところで宮教授は、今回臨時に設けられた委員会だけ辞任なのだろうか。
他の原子力関係の委員会にも所属しているが、すべてやめることにしたのだろうか。
この点は調査を続けたい。
まあ、システム工学の研究者としては、想定を超えた地震動の影響をシミュレートしたり、
地震動を感知してから原子炉が予定通りに停止したという、技術的なことに関心があるのだろう。
圧力容器自体を起震装置上に置いて実験することは、現時点では無理だろう。
そのためシミュレーションで耐震性を評価していたわけだが、
今回の地震で実際の測定データが得られたため、その解析に興味が移ったのだろう。
うまく研究が進めば、論文が何報か書けるし、学会でも招待講演があるかもしれないし。
大橋教授は、不適切発言では前例があるので、こんな人を後任にするとは不思議な決断だ。
シミュレーションで最初から安全だとわかっている、などと言い出すに違いない。
柏崎刈羽原発では、プルサーマル計画が中止となっていることから、
プルサーマル推進派の大橋教授が委員になったことには、意味があるだろう。
他の原発では、プルサーマル実施のための準備が進められている。
既に7月4日には、浜岡原発4号機でのプルサーマルの実施に係る原子炉設置変更許可が出ている。
http://www.meti.go.jp/press/20070704006/190704_press.pdf
そして8月26日には静岡県御前崎市で、プルサーマルシンポジウムが開催される。
柏崎刈羽原発でも安全宣言を出して、プルサーマル計画の復活を狙っているのかもしれない。
今後、大橋教授が、どのような不適切発言をするのか興味がある。
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