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2009年5月7日

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Uターンラッシュ ETC千円から考える

<Uターンラッシュ>高速道路に長い車列 新幹線はやや緩和

5月5日21時35分配信 毎日新聞
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 大型連休を帰省先などで過ごした人たちのUターンラッシュが5日、始まった。高速道路はETC(自動料金収受システム)搭載車の休日料金が上限1000円となる割引制度の影響もあり、午後から長い車列ができた。一方、新幹線は例年ほどの混雑なく比較的楽なUターンとなった。

 日本道路交通情報センターによると、高速道路上り線の渋滞は午後9時20分現在で▽関越道花園インターチェンジ(IC)25キロ▽東北道矢板IC22キロ▽東名道裾野IC11キロ。渋滞は6日夜まで続くと予想している。

 東名道海老名サービスエリアの駐車場は夕方、ほぼ満車状態。新たにETCを付け子供と静岡市に出掛けた神奈川県相模原市のスイミングインストラクター、中山綾子さん(33)は「ETCで安くなっているので、最初から渋滞覚悟だった。大型連休は込むものだと思っているので、渋滞より1000円になったメリットの方が大きく感じる」と話した。

 新幹線は、夕方に東京駅に到着した新庄発東北新幹線「つばさ118号」、新潟発上越新幹線「とき328号」などがいずれも乗車率110%。「例年より混雑していない」(JR東日本)という。

 帰省先の岩手県滝沢村から戻った横浜市の会社員、三上義明さん(40)は「安いから車も考えたけど、渋滞は疲れるので新幹線にした。思ったより混雑しなくて快適だった」と話した。【伊澤拓也、山衛守剛】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090505-00000076-mai-soci


 ETC搭載車は、高速道路料金が1000円ということもあり、例年より、高速道路利用者は増えたことであろう。

 1000円になったと喜んでいるばかりではいけないであろう。

 補正予算で5000億円を使い切れば、その後は、二年を待たずに、これまでの料金になるからだ。

 個人が直接負担するのは、1000円かも知れないが、差額は税金で賄われている。結局は、個人で直接払わないにしても、税金を通して間接的に料金を払うことになっているではないか。

 各高速道路会社は、二年間で合計5000億円以上の利益が確保できる。

 この直接個人が利用の際に、1000円しか払わないということで、得した気分になっていることに注目したい。

 まさに、目先の利益しか、考えていない証拠ではないか。

       ◇

 同じように、ガソリンにも注目して見よう。

 通行料金は1000円だが、ガソリンの料金は払わなければならないのだ。

 これまで、高速道路を利用せず一般道で行っていたのならば、高速道路を利用した方が、時間もガソリンも節約できたことであろう。

 しかし、高速道路で移動するような距離を、一般道を利用して移動していたとは考えにくい。あっても少数ではないだろうか。

 とするならば、新たなところに高速道路を使って移動することになる人が多いことになる。

 そうすると、高速道路を利用して多少燃費が良くなるかもしれないが、それは、微々たるものであろう。

 それ以上に、これまでより、ガソリンを消費することになる

 飛行機や列車を利用していた人も、高速道路で移動するようになっているとするならば、その分、ガソリンの消費量も、二酸化炭素の排出量も増えたことであろう。

 飛行機や列車の化石燃料消費量や、二酸化炭素排出量は、高速道路で移動する人が増え、乗客が減少してもあまりかわらないであろうから。

        ◇

 我々は、見えるところしか判断の材料にしないことが多い。

 考えたとしても、今回の高速道路料金1000円により、ガソリンの消費量が増えたとしても、ガソリンスタンドの売り上げが向上したかなくらいではないだろうか。

 視点を変えて、国際石油資本(石油メジャー)から見てみるとどうなるであろうか。

 彼らからすれば、どこのガソリンスタンドで入れようとも、関係ない。

 日本全体で、高速道路料金1000円を二年間実施することにより、高速道路を利用して、遠くまで移動してくれれば、それだけ、消費が増えるのであるから。利益を得ることになるだろう。

 我々は、JOMOがクレジットカードで安いとか、ENEOSでプリペイドで安くなるとか、キグナスだと現金が安いだとか、それくらいの視点でしか考えていないのではないか。

 彼らにとっては、どこのガソリンスタンドで買おうが、それはたいしたことではない。

 ガソリンの消費量が減少することが問題だと考えているのではないか。
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 映画「誰が電気自動車を殺したか」を見て、10年くらい前に、すでに電気自動車が実用化されていたのだが、彼らの圧力に合い、消えていってしまったことがわかった。
 カリフォルニア州では、電気自動車は、高額な保証金によるリース契約であった。

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 トヨタもRAV4 EVを発売していたが、2000年に消えてしまった。
http://www.carsensor.net/catalog/toyota/rav4_ev/

 ガソリンの消費量が減少してしまうことに対しての圧力が、かかったものと思われる。映画の中でも、すべてのEV車が回収されていくシーンが印象的であった。

 所有権を認めなかったため、回収されていくことになっていた。

 だから今、ハイブリッド車として、少しでもガソリンを消費してくれる自動車ならば、販売しても良いという方向になってきているのであろう。

 環境に優しいとのイメージが先行しているが、石油や原子力を使用しないで発電する技術を向上させると困る方々がいるので、開発が進まないようになっている。

 自然エネルギーによる発電’(地熱・風力・水力など)で、充電できる電気自動車ならば、本当に環境に良いであろう。

 おそらく、現代の技術を集結させれば不可能なことではないと思っている。

 しかし、それでは、利益を失う方々がいるので、試みようとすれば何らかの圧力がかかってくるのでは。

      ◇
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 ガソリンを1リットル消費すると、二酸化炭素は2.4kg排出される。二酸化炭素1kgは、排出権取引額として約2円が必要な額である。

 ガソリン消費量が増加すれば、アル・ゴア元副大統領のつくった二酸化炭素排出権取引のファンドの利益にもつながってくる。

 イギリスのジェネレーション・インベストメント・マネイジメント社や、アメリカのシカゴ気候変動取引所のことである。

 彼らは、日本の渋滞により、移動しなくともガソリンを消費するところを見るたびに、微笑んでいるんではないだろうか。

 高速道路料金1000円でも、ガソリンを消費し、二酸化炭素をどんどん排出していくことになることを忘れてはいけない。

 景気対策のために、行った今回の高速道路料金1000円だが、そのためには、環境などどうでもいいことなのであろう。

 環境よりお金(=資本)を大切にするのが、資本主義経済なのだから。

 二酸化炭素増加が地球温暖化につながるということには、疑問が残るが。
http://blogs.yahoo.co.jp/maruimarui21/57950599.html

 ETC利用者だけが1000円になるようにするために、天下り財団も利益を得ていることも忘れてはいけないだろう。

 いっそのこと無料にしたら、彼らには利益はいかなかったはずであるから。

 目先の1000円が安いということだけで、判断してはいけないだろう。

 視点を変え、視野を広げ、いろんな角度から総合的に判断していくことが、求められているのではないだろうか。


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