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Michael Camilo "In Trio"
Michael Camilo(p),Dave Weckl(d),Anthony Jackson(b)
カミロはカリブのドミニカ共和国出身、アフロキューバンもプエルトリカンサルサも、メレンゲもジャズも、うまく消化して独自のサウンドを聴かせてくれます。このアルバムは、個人的にカミロのポップさがもっともよく出た、なおかつインタープレイにも聴きどころの多いということで紹介します。
ドラムのウェックルはちょうどチック・コリアのエレクトリックバンドに引き抜かれる頃ですが、その前からカミロとは「フルーツケーキ」というフュージョンバンドで活動していました(このアルバムは探してるんですが全く手に入りません)。
このバンドでウェックルはラテンドラミングに磨きをかけたようで、チックのバンドに参加してキューバの革新的なリズム「ソンゴ」をドラムセットで表現して世界に広めたものです(なんたってチックはネームバリューが違います、CDも当然世界規模)。その後世のドラマーは競ってラテンドラミングを勉強するようになった(ホントか?)。
アンソニーは6弦ベースを駆使してレンジの広いサウンドを提供していますが、ここではラテンとジャズをうまくミックスしたフレーズを弾いています。重たい印象のある(見た目も)アンソニーですが、ここでは結構軽やか。
このアルバムの聴きどころといえば、かつて大流行りした「Samba De Janehiro」というユーロビート系ダンス用の曲があるんですが、この元ネタがアイアート・モレイラの「Tombo In 7/4」。この曲を7拍子のソンゴでやっていることでしょう(元ネタはサンバ)。これは衝撃です。他にも、ジャコ・パストリアスの曲のカバーなど、聴きどころ満載。
このアルバムは当時キングレコードのマニアックなプロデューサーが企画して制作したものですが、キングの常、初版プレスも少なく、すぐ廃盤に。しかし救う神あり、「Evidence」というアメリカのレーベルで再発されている(タイトルは何故か「Suntan」になってる)ので、現在でも輸入盤屋で買えます。確か数年前にはキングも国内盤で再発したようですが、もう店頭にはないでしょう(^^)。がんばって探してみてください。
※ソンゴというのは、キューバ最高のパーカッショニストと呼ばれるホセ・ルイス・キンターナ「チャンギート」が開発したリズム。70年代のアフロキューバン・ロックバンド「Los Van Van」のドラマーであった時、出来たリズムだそうな。今は世界のドラマーの必須リズムとなっています。
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「IN TRIO」つながりで来ました。大変、お詳しいですね。
当方のブログからリンクを張らせていただきました。
もう引っ越しされてこのコメントも気付かないかもしれませんが・・・
2010/3/17(水) 午前 10:09
とても勉強になりました。
2011/9/5(月) 午前 10:54 [ ファレル ]