表題
腰痛の正体 〜 緊張性筋炎症候群(TMS) 〜年末からずっと仕事を持ち帰ってコタツでパソコンをたたいていた。 コタツのうしろにはソファーがあって、そこにもたれかけていた。 そんな、腰、背中、首に負担のかかる姿勢を続けたせいか。 右の臀部がコリ固まって、妙に盛り上がっていることが、 ”姿勢の悪さ”がこの痛みの元凶だということを裏付けた。 最初は近くの温泉に行って、コリをほぐした。効果は、少し軽くなった 気がする程度だった。 背中が切られるような痛みに襲われ、起き上がったり、寝転んだり するのが、恐ろしい日が続いた。自分で服の着替えができない。 嫁さん、娘、母の助けなしには生活できない。 会社は休めない日々が続く。幸い、週末家でいるときより、会社い出ている方が、身体は楽だった。だが、外出時に、腰を守りながら歩くと、股関節が痛んだ。 人と同じペースでは歩けない。 最近整備が進んでいる、エスカレータ、エレベータがありがたかった。 新幹線に乗っての出張は地獄だった。リクライニングはできない。 ときどき席を立たないと、腰が持たない。 整骨院に通い始めた。どういうわけか、町中の至る所に整骨院がある。通いやすさだけを基準に、会社の近くと家の近くの整骨院を選んだ。 背中が凝り、炎症を起こしている。仙骨がゆがんで、右足が短くなっている。 悪い姿勢のせいだという見立てであった。 マッサージと電気治療、そして、背骨の調整。 近所の整骨院では、針治療もしてくれた。 魔法のようだった。痛みが軽くなる。 特に針の効果には驚いた。曲げられなかった腰を曲げることができた。 整骨師の言うとおり、姿勢のせいだと思い、姿勢を直すよう心がけた。 やわらかすぎるベッドもやめた。 この腰痛は宿命だ。。。 ずっとそう思っていた。 しかし、2年周期くらいで再発するぎっくり腰とそれに付随する痛み とは、違う。この背中を切られるような痛みは。 整骨院の効果はほとんど一日しか持続しなかった。 ある日は左臀部、またある日は右肩甲骨下、ある日は背筋全体、首と 痛みが出る場所が違う。 変だ。 夏樹静子さんの「椅子がこわい 〜私の腰痛放浪記〜」という本を読んだ。3年にわたる壮絶な腰痛との闘いを綴ったドキュメントだ。「作家 夏樹静子」という重みに潜在意識が絶えかね、腰の痛みとして表れた、 というもの。心因性疼痛障害、いわゆる心身症だ。 確かに自分もストレスの多い状況におかれていた。 でも自分の心と身体のなかで、自分にわからないことが おきているのかも知れない。 心療内科を受診しようかと思うようになった。 ネットで心療内科を検索し、どこに行こうかと調べ始めたとき、 TMS(緊張性筋炎症候群)というのを知った。 日本ではあまり知られていないが、心身症に相当するもの。 そのTMS理論を解説した、「腰痛は<<怒り>>である」という本を読んだ。 簡単に説明すると、 ・腰痛(=back painなので、背中の痛みも含む)のほとんどは、椎間板の変形も 含め、骨格的な変形とは相関関係がない。 ・整形外科、針灸、脊椎矯正、姿勢指導、腰痛運動など、従来の治療法は、 すべて、科学的に効果が立証されたものではない。 ・TMS理論もまだ科学的に立証されていないが、TMS理論による治療では、 効果が持続的である。 ・これまでの腰痛に関する通説は、条件反射のように腰に意識を集中させ、 腰痛に意識を集中させ、緊張を高める。 ・意識しないストレス(怒り)が、腰痛となって現れている。 ・脊椎の病気などということもあるので、まずは西洋医学の病院にかかって 検査をすべきであるとしている。 ・TMS理論による治療の基本は次の2点 腰痛に対する通説をリセットすること。 ストレス(怒り)を顕在意識に曝し出すこと。 要するに、腰痛は気のせいだったのか。 この本を読んだだけで、”通説をリセットする”という治療効果がある。 実際のところ、この本を読み終えたとき痛みは8割方無くなっていた。 あとは、潜在意識の中にあるものを引き出すために、 怒りを書き綴るストレスリストを作ったり、自律訓練をしたり、 アファーメイション(自己暗示のようなもの)をしたりだ。 ストレスリストは、面白い。 今まで、自分は少々のことで腹を立てないと言うのが身上だと思っていた。 しかし、本当は自分の意識しないところで腹を立てていたのだ。 ストレスリストには、押さえ込んでいた怒りを書き出す。ボロかすに書く。 本を読むだけだと素人判断になるし、潜在意識の奥にあるものは専門家に
診てもらわないといけない。TMS理論に理解のある心療内科に行くことにする。 |
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