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  『キレイ〜神様と待ち合わせした女』
  2005年7月6日(水)〜30日(土) シアターコクーン
  作・演出:松尾スズキ 音楽:伊藤ヨタロウ
  出演:鈴木蘭々、高岡早紀、阿部サダヲ、片桐はいり、橋本じゅん、宮藤官九郎、松尾スズキ、他
 
なにげに初・松尾スズキ。クドカン作品で大人計画系のは観にいったコトあるんですけど、松尾サンの書いたのは今回が初めてでした。ミュージカルということで、また大人計画以外の役者サンもたくさん出てらっしゃったので本公演とは印象違ってくると思うんですが、おもしろかったですね。

まず、公演時間3時間30分(休憩20分含)。と聞くと「なげっ!!」て感じですが、始まってしまえば長さは全然感じませんでした。1幕だけで1時間40分なんですけどね。話がちゃんと観てないと取り残されてわかんなくなっちゃう感じなんでしっかり集中してたのかな。まずそのあらすじから。(ただあまりに説明しがたいのでパンフほぼ移します…)

 100年の長きにわたり、3つの国が民族紛争を続ける「もうひとつの日本」がこの物語の舞台。その戦乱の中、幼い頃民族解放軍を名乗るグループに誘拐され、地下室で監禁されていた少女(鈴木)が、10年ぶりに地上へ逃げ出す。

 地下室での過去を忘れた少女は自ら「ケガレ」と名乗り、戦場でたくましく生きるカネコ一家に加わる。カネコ一家にはキネコ(片桐)を中心に、目を開けることを忘れてしまった息子のジュッテン(大浦龍宇一)とその弟で母親の胎内でスズメバチに刺され生まれつきのバカになってしまったハリコナ(阿部)達がいた。地下室でずっと監禁されていたケガレは、人としての普通の知識が無く、地面って、床のこと?などと言って皆を驚かせる。そんなケガレを見て、ハリコナは「自分よりバカがいた」と喜ぶ。カネコ一家は、戦争用に製造された、ダイズで出来たダイズ兵の死体回収業で生計を立てていた。回収されたダイズ兵は、食用として加工される。

 その頂点に立つダイダイ食品の社長令嬢カスミ(秋山菜津子)と奇妙な友情で結ばれるケガレ。戦場をうろつき、死体を拾って小銭を稼ぎながら、ケガレは周りの人々からさまざまなことを学んでゆく。そんな健気なケガレを見守るのは、成人したケガレ=ミサ(高岡)。時空を越えて交感するケガレとミサ。過去と現在、そして未来が交錯する中、ケガレは全力で忘れたはずの忌まわしい地下室での記憶と向き合うこととなる――

◎戦闘用・非常食用として生産されるダイズ兵は人の形をしていても生殖能力はないのだが、研究者の実験で1体の、生殖能力を備えたダイズ兵(橋本)が造られる。ダイズ丸と名づけられたそのダイズ兵はなぜか何度戦地に赴いても無傷で帰還する。ダイズとして、夢は人に食べてもらうこと。しかし食べられるのは戦死したダイズ兵のみ。死ねないダイズ丸は迫りくる賞味期限に焦り始める。自ら最前線に飛び込むが、やはり生き残ってしまう。そんな中停戦のサイレンが鳴る。死に場所を失くしたダイズ丸が選んだのは、子孫を残し、生き抜くことだった…

◎ハリコナは召集令状を受け取った日、ケガレに「結婚しよう」と言う。ケガレは「バカが治ったらね」と答える。そうして戦争に向かったハリコナだったが、頭に銃弾を浴び重体となる。ところが銃弾はかつてハリコナを刺したスズメバチによって脳の中に出来た血栓を破壊し、血の巡りが良くなってハリコナのバカが治る。ところが回復したハリコナは性格もすっかり変わり、金儲けにしか興味が無く、冷淡で、しかもゲイになっていた(岡本健一)。

もうひとりひとりに物語があってそれがそこここで絡み合ってて、とても文章では書き表せません。すいません。。

舞台のセットも不思議な感じ。ぐるっと線路が走ってて、そこを車?トロッコ?みたいのが走ったり。これは是非コクーンのサイトの初日レポートで動画で見れるのでそれで見てみてください!↓

http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/event/kirei/index.html

酒井若菜降板により鈴木蘭々にキャスト変更がありましたが全然よかったですね。「ケガレ」のイメージに合っていたと思います。とにかく役者サンが個性的な面々ばかりで、それなりのキャラクターがないと微妙になっちゃうところ、それぞれにしっかりキャラを作ってしかもひとつの物語としてまとめるのは、サスガだなぁと思いました。

松尾サンの特徴なのかはわかりませんが、さりげなく出てくるセリフや歌詞がすごい深い!観終わって歌詞を読んでうわぁ〜って。こんなコトいっちゃあなんですが、歌詞が聴き取れない歌がけっこう多くて。(鈴木蘭々、片桐はいりあたりはちょっと。。阿部サン、じゅんサンはさすがでしたが。)特に好きだった歌は、秋山菜津子サンが戦場にいるフィアンセを想って歌う『ここにいないあなたが好き』という歌。「本当の私はここにいない/だからここにいないあなたが好き」みたいな歌詞があって、すごい!と思った。その曲の最後は
  ここにいないあなたが死ぬほど好き
  私も死ぬほどここにいないから
てゆうんですけど、なんかすごい頭に残りました。

他にもいろいろいいセリフあったんだけど、こんな感じ、くらいしか言えず言葉が出てこないので省略…。戯曲が出てるっぽいので今度読んでみようかな。

余談ですが立ち読みするなら池袋のジュンク堂はオススメですよ!ちゃんと椅子とテーブルがあってゆったり立ち読み、じゃなく座り読みができる。時間潰したいときはよく行きます。タダだし。7階建てくらいで品揃えもバッチリイですからー。

そんな感じで『キレイ』、たぶん全然こんなんじゃイメージつかめないと思うんですが、ぜひHPを見てみてください。。

☆カーテンコールでクドカンが一言。
 「7月22日はゴルバチョフ大統領の誕生日です…ウソです…」

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miyacoさん、うわうわうっわ!早速アップさんきゅです♪わたしmiyacoさんと半分近く観るものかぶってる気がして興味の範囲が近いかも?ははは、私は激しく節操もポリシーもないけど・・・

2005/7/23(土) 午前 7:18 ******** 返信する

まぢですか!あたしも節操もポリシーもなく、ほんと見境なく観てますからね〜笑

2005/7/23(土) 午後 11:37 mi_**10wake*p 返信する

最後まで、しっかり読みましたよ。イメージすごくわきます。「キレイ」について、いくつか読みましだが、一番わかりやすかった記事です。池袋のジュンク堂、こんど行ってみます。

2005/7/24(日) 午後 0:40 [ e_y*s*da55 ] 返信する

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観てきました〜。今日は松尾氏が「杉作J太郎の誕生日」としめていました。アハ。とても楽しかったデス。すごく共感して楽しく読みました!蘭々ちゃんのケガレで本当良かったですネ。

2005/7/25(月) 午前 1:14 [ - ] 返信する

e_yoshida55さん→そういっていただけるととっても嬉しいです!!ありがとうございます!ジュンクはお気に入りデス☆ぜひっ!!

2005/7/25(月) 午前 2:19 mi_**10wake*p 返信する

chobiさん→誕生日シリーズなのかな…??てゆうか杉作J太郎ってダレ?蘭々よかったですね〜☆ケガレ、という名前を引き立たせる、とってもキレイな女のコのイメージがぴったりでした!酒井若菜も観たかったケド、全然成功だったと思います!

2005/7/25(月) 午前 2:22 mi_**10wake*p 返信する

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