ミッキーママの似顔絵
テレビの恩返し20
はじめは、自宅マンションのダンボールの山の中を焦りまくりながら、例のテレビ知恵お婆ちゃんを探していた。この2年間というものはその存在すら忘れてしまうほど、仕事に忙殺されていたし引越しすら社員と引越し業者に任せきりだったのだ、もしかしたら勝手にそれこそ粗大ゴミとして捨てられていうのではないか?はじめは段々焦りが不安と入り混じり何をしているのかその集中力すらかいてきたのだ。箱また箱の移動をしていると、はじめは叫ぶように喜びの声をあげた。「やったーあった、いてくれた、知恵さんだー」それこそ部屋の片隅のダンボールの山の一番下にそのテレビはあったのだった、かなりホコリとかび臭い感じになっていた。はじめは焦りながらそこらへんからタオルを出してそのテレビを、拭き始めた「ごめんなさい、知恵さんこんな所にさぞ重いかったでしょう。こんなにかび臭くさせちゃってごめんなさい。あれほどこんなボクのお願いごとを充分なくらいきいてくれたのに、あんなによくしてくれたのに、寂しかったボクの話し相手になってくれて、楽しませてくれたのにそんな事もすっかり忘れてしまって本当に済まなかった。あぁーコンセントはどこなんだろう?早く知恵さんにお詫びしなくちゃ」はじめはコンセントをやっと見つけ出し祈るような気持ちでテレビのスイッチを入れたのだった。「知恵さんお願いだよ、どうか出てきて下さい」はじめは7チャンネルにチャンネルを合わせながら手を合わせえて知恵の出てくるのを待っていたのだった。スイッチは、、、?ゆっくりだったが入ったのだった。2年振りのそれは知恵のあの穏やかな声と笑顔だった。「知恵さん、知恵さん、、、会いたかった、済まなかった、、、」はじめは思わず迷子になっていた子供が母親と会えたごとくに泣き出していた。「ご主人様、、、私もお会いしたかった何故?苦しまれていた時に私を呼んで下さらなかったのですか?お一人で本当に大変な思いをされていたのでは?と心配しておりました」はじめは、知恵に今までのこの2年間の苦労と現況を話した、知恵は黙ってただうなづきながら時折「うん、うん、そうでしたかー」と相槌をいれていた、知恵はははじめに語りかけていた「そうでしたか、そんな大変なご苦労をされたんですね、それで今はお体の方はいかがなものなのでしょう?あまりご無理をされてはお体にさわりますよ、ご主人様あと願い事が3つございます。この知恵になんでもおっしゃってください、豪邸でもお仕事でも恋人でも休暇でもなんでもいたしますから、ご遠慮なさいませんように、なんでもおっしゃってくださいませ」はじめは首をはすに傾げながら知恵に苦笑いしながら言った。「知恵さん、もうあの忙殺される仕事はいいよ、豪邸ももういらない、そうだなぁー今欲しいものは健康な体です。健康でないと働くことも出来ないし、恋もできないさー多分ね、それに豪邸があっても入院しているんじゃー意味ありませんよ、そうでしょう?まず初心に戻って健康になりたいです。もう何もかも無くしましたからね、元気が欲しいと正直思っています。6つ目のお願いは健康な心身が頂きたいです。」「そうでしたかーそうですね、元気だったら何でもできますよ。きっといい仕事にも恋人にも巡り会えるんじゃぁないんでしょうか、分かりましたそれでは重いかもしれませんが、ご主人様の入院していらっしゃる病室に私をお連れくださいますか?ここでは正直息がつまりそうです。そこでお食事をされる時に私をよんでくだされば、食べ物に祈りをこめます、お薬にもです、調子の悪いときは呼んでくださればこうした方がいいと申し上げますので、そのようにしてくだされば |