「正月をふるさとで過ごす帰省客」になれないわれらは前を向くのみ」
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今日は大晦日。 そして、祖父の命日。 祖母と両親が避難している米沢には弟たちが帰省しています。 私は生まれて初めて、年末年始を東京で過ごすことになります。 避難先の家がそんなにひろいわけではないので、 全員が同じ場所に寝泊まりできないからです。 年末年始のささやかな家族の団欒すらも奪われてしまいました。 ケンカをしても同じ屋根の下に集えば、いつのまにか元通りになる。 そんな場所を私たち、警戒区域の住民や出身者は失ってしまったのです。 だからこそ、実家で年末年始を過ごすみなさんには その時間を大切にしてほしいなと思います。 また、支援をしてくださった皆様、本当にありがとうございました。 祖母と両親に代わって御礼申し上げます。 みなさま、よいお年をお迎えください。 「正月をふるさとで過ごす帰省客」になれないわれらは前を向くのみ」 (三原由起子/「同心円の日常」短歌新聞2011年12月号力詠13首より) |

