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2008年6月27日

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スペインの中盤の凄さを改めて感じた試合でした

1時間半ほど前に行われたスペイン−ロシア戦でスペインが3−0で勝ちドイツとの決勝戦進出を決め

ましたが、この結果は予想通りでもあり、予想外でもある結果といったらよいのでしょうか。

グループリーグの初戦から無敗で勝ち進んでいるスペインがそのグループリーグで4−1と完勝したロ

シアを再び返り討ちしたわけですが、今夜の再戦では、勢いに乗るロシアに苦戦するだろうと思ってい

ました。

その試合ですが、開始から15分ぐらいまでロシアの選手は決勝を意識して緊張したのか、オランダ戦

のようなのびのびした動きではなく、プレーが遠慮気味に見えます。

対するスペインはいつものように速いパス回しで中盤を支配し、隙を見つけると前線にキラーパスを通

してきます。

しかし徐々にロシアも反撃に移り、何度もスペインゴールを脅かします。前半は両チーム共ゴールチャ

ンスを生かせずに0−0で終了。スペインはストライカーのビジャがフリーキックの際に利き足を痛

め、前半35分にセスクと交代。この交代で今大会続けてきた4−4−2から4−5−1に変更します。

これでスペインの攻撃力が落ちたかというと、そうではなく、逆に中盤の選手がよりオープンスペース

に走りこんでくる為、相手にとってはマークを絞りにくくなったと思います。

スペインは後半5分に左サイドからイニエスタがロシアゴール前へパスを出し、フリーでゴール前に飛

び出したシャビがダイレクトで合わせて先制します。

ロシアは反撃を試みますが、よりスペインのカウンターを浴びる危機が訪れます。

後半29分にはセスクがロシアのオフサイドトラップの裏を掻く絶妙なパスを出し、飛び出したグイザ

(F.トーレスに代わって後半途中出場)のGKの頭を越すロビングシュートで2−0となります。

このゴールでロシア選手に諦めが出たようです。最後はセスクのパスからシルバがシュートを決め3−

0で終了となりました。

スペインを観ていて驚くのは、この中盤の5選手全員が戦術を完全に理解している事です。

イタリア代表を例にとると、中盤の1人が全くゲームに入っていけずに浮いてしまう状況になり、監督

が大声で指示を出しているシーンが良く見られますが、

スペインの5選手は全くお互いポジションを被ることがなく、的確なポジショニングでプレーをしてい

ます。

5人全てが司令塔になれるので、どこからでも一瞬の隙をついたキラーパスを出せるというのは、凄い

武器です。

ロシアのこの夜の出来は期待以下でしたが、これからますます伸びてくるチームだと思います。

しかしベストメンバーでないにもかかわらず、スペインにゴールを入れさせなかったのがイタリアでし

た。

未練がましいですが、トーニさえ普段の能力を発揮していてくれていたらと思うと、改めて悔しさがこ

み上げてきます。


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