『 昭和の怪談実話
ヴィンテージ・コレクション
(幽クラシックス) 』
東 雅夫 編
内容紹介
昭和初頭から戦後初期のカストリ出版時代までに刊行された幻の怪談実話本の中から、選りすぐりの物語を収録。取材にもとづきながらも、書き手の創意工夫を加味して生みだされる、虚実なかばの妖しい世界は、当時のエロ・グロ・ナンセンス趣味とも相まって、大いに流行し、出版界において「怪談」が流行語にすらなるほどの盛り上がりを見せた時代の傑作集。国会図書館にも収蔵されていない、いずれも怪談マニア垂涎の稀覯書ばかりのレアなコレクションを一挙公開。古き良き怪談実話の妙趣を愉しむとともに、現在の怪談実話のルーツと、その変遷をも知ることができる一巻。
最近はアニメにしても、小説にしても、映画にしても
過激すぎで、刺激の強いものばかりが多く目立ちます。
この本は、そんな時代の流れとはまったく関係なく
ただ、たんたんと話が進んでいきます。
こんな不可思議なことがあった。
こんな不気味なことがあった。
こんな悲しいことがあった。。。
原因をしつこく追及せず、
プツリと話がおわるところに妙なリアリティーがあります。
中国の怪異談 『聊斎志異』 に似ています。
人間が本当に怖いと思うのは
他人から押し付けられたものではなく、
自分の頭の中で想像したものである、
ということを、
改めて感じさせられました。
現代の過激なホラーに慣れているはずなのに、
じわじわ〜っと怖いです。
先にレビューで書かれているように、
挿絵や表紙がとても素晴らしく、
いっそう気分を盛り立ててくれます。
とてもいい気分転換になりました。
何度も読み直したい本です☆
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