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首都ソウル(Seoul)の南150キロに「世宗市(Sejong City)」を建設して中央省庁を移転させる計画
とありますが、
歴史的には百済の都があった土地(扶余、プヨ)が近い位置にあるのです。
北朝鮮と韓国の戦争は、「終戦」したわけではありません。
今もって「休戦」が続いているのであって、両国の間には緊張した関係があります。
このため、現在の首都ソウル(Seoul)は、北朝鮮の国境付近からミサイルを打ち込まれた場合は、大統領の官邸や議会が被害を受けることが考えられます。
ここで重要なのは「ミサイル」の定義ですが、
航空軍事用語辞典++
さんの記事
【弾道ミサイル】(だんどうみさいる) †
http://mmsdf.sakura.ne.jp/public/glossary/pukiwiki.php?%C3%C6%C6%BB%A5%DF%A5%B5%A5%A4%A5%EB
によると、
戦場短射程弾道ミサイル (BSRBM:Battlefield Short Range Ballistic Missile)
(〜150km)
と
短距離弾道ミサイル (SRBM:Short Range Ballistic Missile)
(150〜800km)
は違うもののようです。
米国の都合で米国が北朝鮮側に押し付けているという面はあるのですが、米国は射程150kmを超えるものを「(戦略的な目的を持つ)弾道ミサイル」と定義して、その配備に文句をつけていたと思います。
このため、もし、韓国の首都機能が国境より150km以上南下してしまうと、北朝鮮が再び戦争に訴える場合には、開幕劈頭から韓国政府を半身不随にするためには米国のいう「弾道ミサイル」を使うか、劣勢な空軍力で越境爆撃する必要が出てくるのです。
この点において、国家運営機能を保全するための首都機能の疎開は、軍事的な意味があったと言わざるを得ません。
今回の韓国政府の決定は、基本的には資金難によるものではないかと思いますが、新羅と百済の対立を含む地域間対立を抱えたままの政権運営が、軍事的なメリットを捨てたという側面が見て取れます。
もちろん、休戦が終戦になり、和平が永続的なものになれば、首都機能の移転は急ぐ必要はなくなりますが、残念ながら係争国である北朝鮮の内部も、継承権を廻って不透明な状態になっているのは周知の事実です。
首都と釜山に人口の多くが集中している韓国の現状において、首都を放棄する事態を想像したくないのは人情として理解できます。
しかし、隣国の民として冷静に見るなら、首都機能の移転は急ぐ価値があり、その移転によって現首都への攻撃そのものを思いとどまる可能性が高まると判定せざるを得ません。
戦場短射程弾道ミサイル(〜150km)の量産と配備は、米国自身も行なっていることであり、北朝鮮を非難することはありません。
国境線から150km以内に首都があり、大統領を含む指揮命令系統が装甲化されていないことは、終わっていない事態に対して無防備な状態であると思います。
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