週刊 生活の中の洞察 聖書から教え

55にしても迷っています。生活の中でちょっと立ち止まって教えられた

約束を必ず守る二歳児

約束を必ず守る二歳児
 愛育病院内藤寿七郎医師は「約束を必ず守る二歳児」のことを解説しています。「粉薬を出すとほとんどの母親は、甘い水薬に変えてほしい、シロップでないと子供は飲まないと言います。そのような時に、子供に『ちょっと飲みにくいけど、飲んでくれる』と二歳児に丁寧に聞きます。お母さんの不安とは別に幼児はきちんと飲みます。大人が一生懸命、誠意をこめて話すと必ず聞いてくれます、約束をちゃんと守ってくれるのです。二歳児が自分で決めたことには責任を持つことを発見しました。信頼には信頼でこたえてくれるのです。『アイスクリームは体に合わないから食べないようにしようね』というと一年半も我慢した子がいました。禁止や命令ではなく約束を守る力があるのです。」
 確かに、幼児に『待っててね』と約束すると待っています。そこで、忍耐を学びます。二才だからと軽く考えてしまうと、将来約束を守れない大人になってしまいます。子供との約束は必ず実行しなければなりません。
 神と人との約束も、親が子に約束するようなものです。子供は精一杯、約束を信じて待ち、親はこれにこたえなければなりません。利己的な親、所有欲の強い親、横暴な親、いつも酔っている親、そういう人の言うことは信頼できません。いくら約束しても守れません。自分が見放されるかもしれません。そのような親を持つ人が神を信じ、信頼することは簡単なことではありません。
 だから神は約束をして、さらに誓ってくださったのです。神に信頼することは錨を下ろすような平安と安心があります。霊的な2歳児に戻り父なる神を信頼し約束を信じる神の子とならなければなりません。

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「禍福一如」と「如蓮華在水」

「禍福一如」と「如蓮華在水」
 今月の茶道教室では二つの軸を掛けました。大石順教尼僧の「禍福一如」と大塚全教尼僧の「如蓮華在水」です。二人は共に障害者です。大石順教は17才の時に気が狂った養父によって刀で両腕を切断されました。両手を失ったので口に筆をくわえて書きました。大塚全教はポリオで両腕の自由を失いました。左手に筆を握らせひざの上に手首を乗せてひざを動かして書きました。
 順教はよく「禍福一如/かふくいちにょ」の話しをされました。「両手がないことがマイナスなのではない。心の持ち方一つの出来事が幸せになったり、不幸になったりする。『禍』も『福』も違いがないということでしょう。考え方や見方、とらえ方を変えれば、同じことです。『禍』と思えることをネガティブに考えないで、いかにポジティブに考えていくかと言うことです。」
 順教の弟子となった大塚全教は「如蓮華在水/にょれんげざいすい」を好まれました。「汚れきった世の中にあっても、きれいに生きることができる。丁度、蓮華が泥水の中で美しい花を咲かせるのと同じ。たとえ環境がどうであろうときれいな心を持ち続けるよう。」の意味です。
 私達には、いつも喜び、絶えず祈り、すべてのことに感謝せよとの勧めがあります。この勧めは、キリストによって行えることです。キリストが助けてくださるのです。『キリストにあって』が鍵です。パウロは手紙で40回以上も書いています。環境がどうであろうと、禍があっても、不幸と思えることがあっても、喜び、祈り、感謝ができるのです。観念である仏教を越えたものがああります。

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明治のキリスト教社会事業運動

明治のキリスト教社会事業運動
 明治18年からの産業革命によって、低賃金と劣悪な労働条件のもとで貧苦をを強いられる労働問題が起こります。この矛盾に早く気がついたのはキリスト者でした。
 明治20年代には、孤児院、刑務所改良、障がい者の福祉、幼児保育、救ライ、婦人矯風運動、貧民学校等の社会事業運動が進みました。明治40年の福祉施設96のうち、53がキリスト教の施設です。ハンセン病院5、盲導院5、保護施設11、託児所5はすべてがキリスト教の施設です。 
 石井十次は岡山に孤児院を明治20年に設立しました。のべ3千人の子供達を育てました。一番多かった時には1200人の孤児を養っていました。全国の賛助員は1万人いました。救世軍は明治28年にライト大佐以下14名が来日し、廃娼運動を手始めに精力的に社会事業をしました。救世軍のホームページを見ると、身売りされた女性を助けたために遊郭側の暴力団の襲撃を受けて負傷した人たちと、保護された婦人達の写真を見ることができます。
 明治21年には、原胤明が監獄改善事業を始めます。日本の最初の教誨師となって北海道各地の監獄を訪ね獄舎改良に取り組みました。たくさんのハンセン病者が社会の偏見と政府の無策に放置されていました。明治20年にカトリック神山復生病院が静岡御殿場で、明治23年にはイギリス人のリデル女史による回春病院が熊本にできました
 司馬遼太郎は「明治以後キリスト教がたくさんの学校をや病院を作った。そして、たくさんのいい大学があるのに、こんなに信者が少ないとというのは、注ぎ込んだエネルギーもしくは真心のわりには実るものが少ない。まことにキリスト教にとって厄介な風土だ。」
 小野静雄師は『土着とは、過去の古き日本的なものへの同化を意味するのではなく、来るべき、またあるべき将来の日本社会への希望を媒介とした土着を意味する』
 これまでのよきキリスト教の働きの実が厄介と言われる日本の土地で実るように、日本の社会にキリスト教が土着化するようにと願います。

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愛は結びの帯

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愛は結びの帯
 先日、礼拝後に石清水八幡宮に小ハイキング行きました。せせらぎの道から日だまりの道を上るコースです。八幡宮に着くとその日は武道の奉納式が行われていて、全国から集まった武道の流派の演技を見ることができました。剣道、柔道、空手、合気道、居合い抜き、たくさんの武道がありました。
 普段使われていない茶室に釜がかけられていたのでお茶を飲むことにしました。20代の女子青年のお点前で薄茶を戴きました。その方のお点前がとてもきれいで感動しました。入口の挨拶から、お点前、最後に木戸の出口でも挨拶に来られました。15年稽古をしているとのことでした。
 実は、茶道を教えていながら疑いに近い疑問を持つことがありました。私は本には書いてないことを知っていて、それを生徒に教えています。点前の順番、道具の扱い方、様々な所作、しかし、それを知っていてどうなるのかと。
 しかし、彼女のお点前を見ていてその疑問が消えていきました。形ではないのです。稽古を重ねていく内に身についてくるものがあります。自分の内側からかもし出されてくる美しさ、人に対して心地よいもてなしとなるものが作り出されてくるのです。そのために、規則となる所作、日々の稽古があります。
 私達の信仰も形ではありません。キリストという生きておられる方に結びつかなければなりません。日々この方を目指して成長していかなければなりません。形に捕らわれてキリストを見失わないようにしなければなりません。茶席では着物を着ます。日本の着物は帯をしっかりと結びます。聖書でも帯が大切だとあります。結びの帯は愛です。私達の信仰生活はいつも愛の帯で結ばれていなければなりません。

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あなたの他に味方はいない

あなたの他に味方はいない
 NHK2011年の朝ドラ主題歌「おひさま/大切なあなたへ」の歌詞に感動しています.
 「たとえ世界中があなたの敵だって、私だけはいつでも味方だわ、大丈夫信じて。あなたが忘れていても私が忘れはしない。この命を投げ出すのに迷いなんてないわ。あなたは私の奇跡、あなたは私の希望」
 私達は自分のことをわかってくれる人、いつでも味方になってくれる人、信じてくれる人を求めています。そして、キリストはまさしく命を投げ出して下さいました。なんの迷いもなく。そして、大祭司として私達に同情しすべての弱さを思い計ってくださいます。100グラムの悲しみはそのまま100グラム、1キロの苦しみはそのまま1キロを。私の側に立って、味方になって、父なる神に執り成して下さっています。
「お前は何をしたのか、お前は駄目な人間だ」と罪を指摘するのではなく、罪の赦しを私達に代わって執り成しをして下さいます。聖霊が私達のところに来てくださり、あなたをあきらめない、見捨てないということを示して下さっています。
 イエス様が足を運ばれたのは、貧しい人、やもめ、罪人、世から捨てられた病人達のところです。神がその人達の味方であることを教えるために行かれました。「あなたは大切な人、重要な人」と決して呼ばれない人のところに行って「あなたは私の希望、奇跡」と言われました。いのちは投げ出すのに迷いはないことを示された。
 今度は私達がそれを示す番です。あなたの回りに見捨てられている人はいないでしょうか。人を裁くのはいとも簡単です。誰でもできます。しかし、あなたが信じてあげなかったら、あなたが味方になってあげなければ、誰が信じてあげるのでしょうか、誰がその人の味方になるのでしょうか。どうしてその人は生きていけるでしょうか。「たとえ世界中があなたの敵だって、私だけはいつでも味方、大丈夫信じて」の言葉を待っている人がいます。

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