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「幸せの歌をうたう犬ども」谷賢一さん一人でもPOP

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「幸せの歌をうたう犬ども」〜谷賢一単独企画


  2月3日 14:00(90分)新宿タイニイアリス

  DULL−COLORED POPは昨年12月の「プルーフの証明」公演で活動休止
  プルーフも講評で急遽追加公演もあったのですが伺えず。
  しかしながらもう2月に谷さんの単独企画として、犬と串などの若手を集めて
  役者の希望する役柄を提示させてみて、それを元に脚本を書くと言う「宛てられ書き」作品
  「妹」「宇宙人」「ゲイ」「結婚サギ師」「すごく嘘つきな奴」「アル中のニート(元作家)」
  「ハイなロック歌手」「目的のためには手段を選ばない女」「ヒロイン」「挙動不審な男」
  そんな10人の役柄でどんな作品に仕上げるのか、応援してる俳優さんの初客演でもありますが
  基本的には谷さんの「追い詰められて生み出す」行為の結果を楽しむ作品ですね。
  タイニイアリスは「仏団観音びらき」の公演で行く事が多いですが、ステージギリギリまで
  座席が作ってあって、下段に凄い狭い段差のを作ってあってかなり座るのがキツイかったな
  OPに谷さん自らが「関係ない所で歌・ダンスが入る祭、ステージ前のパトライトが回るので
  準備して下さい」って前説があり、楽しそうな期待が高まるなか開演しました。

 STORY
  ヒロインが暗闇から自殺にやってくる〜夜の高尾山〜
  首つりロープをしばし見つめてはカーボーイよろしくで回したり、じゃれてきた犬に話しかけ
  首輪の替わりにしたと思えば、犬の首を絞めかねないほど勝手にキレる女。
  結局、自殺には至らず「一人じゃないから・・・」とお腹をさすっていると突然の光が!
  「○▼■×★・・・・」9名の銀のシルエットに2本の触角?(宇宙人ね)
  「何言ってるか解らない」と女が言うと、謎のお腹のポケットから「翻訳コンニャク」と
  藤子プロ系で叫びながら食べると日本語を話し始める。
  進化した彼らには「不幸」「幸福」の概念が存在しない、女性誌の幸せ獲得記事を下ネタ
  含めて皮肉まじりに声高に説明、それでも不幸がますます解らないので協力しろと囲まれる。
  〜ダンス挿入〜BGMは「UFO」かと思いきやラムのラブソング〜
                      ・
  ヒロインは自殺前後の記憶を無くし、友達の「売れないロック歌手」とカフェで相談中。
  彼女の頭には宇宙人に取り付けられた触角が1本。
  そのカフェでは「目的の為に手段を選ばない女」が恋人の漫画家(たぶん嘘つき役)とケンカ
  カフェには宇宙人の特派員が「不幸レポの為にバイトとして潜入中」
  漫画家はいつも怒っていて不幸を感じた宇宙人、誰も好きじゃないという漫画家に
  触角をインプラント(使いまわししてない?)すると・・・
  悩んでいた恋人に急に優しくなったと思ったらゲイで長い能書き単語並べるだけの芸術家
  新恋人で漫画の編集者(実は結婚詐欺師)を連れてきて「だれも同時に愛せる男」へ変身。
                      ・
  ヒロインが高尾山から連れてきた犬は「訊ね犬」だった事から飼い主の家へ・・・
  そこでは20才にデビューして2冊ヒットを飛ばした「綿谷りさ」もどきの女流作家で
  毎日テキーラとピザとTVの日々(=アル中のニート)印税2000万円ももう200万を切り
  妹が注意してももう書けない事に抗う事もせずに出して生き恥をさらさず籠っていた。
  ヒロインは犬を返しにやってきて、最近朝目が覚めると記憶が無い事を語りだす。
  それに触発されたのか?原稿を書いてみるが納得いかず妹とまた口論。
  ヒロインの周囲を観察しているのか?宇宙人(女子高生制服のエプロン姿)が新たな不幸発見と
  幸福のインプラントを施すと→プライドが消えて家を飛び出し、ビックイシューを売って生活
  する自由人になって記憶を無くしてるヒロインに酒をたかったりする。(顔は楽しそう)
  毎日記憶をリセットするヒロインに一目惚れした「挙動不審」(愚直な男)は毎日会話・食事
  して彼女に1万円を渡して報われない恋に苦しみ納得している・・・。
                       ・
  一方、宇宙人は不幸な地球人を次々に幸福インプラントを施していくと
  カフェではゲイの変な作品を飾り、無節操な愛を語る漫画家、今の状況を受け入れた彼女
  お金ししばられないで生きようと唱える結婚詐欺師、先導するのは作家の妹
  「勤労も納税も教育も要らない」と熱く唱える宗教活動のような話しぶり。
  お腹減ってもお金なし、売春も仕事だからしたくない。買い物もたるい・・・何もしない
  そんな所へヒロインを探しに来たロック歌手。
  ヘラヘラして馬鹿な幸福論を唱える一同を道活して(風呂も入らず臭いし)出て行く。
  残った人々は締めに♪ALL NEED IS LOVE〜と歌い始める。
                       ・
  久しぶりに街角で出会った作家とヒロイン、そこへ挙動不審なだが頭にはインプラントが
  「どこかであった事ないかな?」ヒロインがなんとなく覚えていたのか?
  でも彼は彼女の事を忘れている、そして街角では売れないロック歌手が貧乏・彼氏なしでも
  HAPPYな彼女を不思議がる宇宙人の質問を無視して歌いだすのだった。
  (ディランの曲でしたが、題名忘れました)

  役者が希望した役柄を元に脚本を書く「宛てられ書き」の第一弾としては成功だと思います。
  妹・ゲイ・ヒロインは特に細かい設定が無いのでそこは助けられたと思うし
  一見「宇宙人」は大変な役だけど、それを逆手に取って宇宙人を魔法のアイテムにして
  なんでも出来る世界観にして上手く物語を展開してましたが、まとまりま「う〜ん」かな?
  嘘つきな奴が成立してたかなぁ?妹と結婚詐欺師がインプラントされた結果あれなのかぁ
  なんとなく宗教っぽい集会のシーンがなんか今一、強引かなぁと思いました。
  MJの影響でディランの曲は多少しってますが、ラストの歌を最初、歌い方もありますが
  フランス語の歌かと思いましたよ。自分の中では「Like a rolling stone」が流れた
                      ・
  役としてはロック歌手の方は熱演してたし、ゲイの方が雰囲気があってましたね。
  単語並べてるのはいいけど長いな、解る人にしか笑えないからもっと短め希望でした。
  客席は平場が多いので座った位置での演技が見えずらくて残念です。(半分以上そうでしょ)
  最初の暗転で河村隆一が流れたのは笑えるし、最後も知らなかったけど結果ディランだし
  ダンスとか歌もギャグもセンスがいい所もあったけど、中途半端な気もするな。
  (「ろりえ」も挿入歌のセンスがいい劇団だと思う)
  下ネタ押しは2回位でいいし、安斎先生でバスケなら〜♪世界が終わるまでは〜の1フレ
  入れて「ミッチーも花道も居ない」とかね、天下一品ときたら「またのご来店をお待ち
  してます」じゃね〜よとか個人的には入れたくなった。
  劇中にダンス・歌が入る劇団って新感線を筆頭にデス電所・ニットキャップシアター・
  仏団観音びらき・アトリエサンクスと関西系がほとんどなんで、こちらでもどんどん
  やって欲しいですね、元気にみなさん踊ってる姿に元気を貰えますから。
                       ・
  あ、宇宙人の一人(漫画家の人かな)ヒロインの方見ないで話してたけど半端な江頭2:50
  になってたので思い切ってマネた方が笑取れてたかもね?
  若い人の元気さが伝わってきますが笑は、なんでもない所で起こる事が多くてその役者さんの
  ファン・身内の方が役のギャップで笑ってる感じがして客席も一体になって笑えたのは少ない
  かもしれません。初客演の安川さん、毎回に主役で優等生な役所で終演後は安堵感がある感じ
  でしたが、今回は緊張よりもスカットした笑顔のカテコが印象的でしたね。
  「灰皿を投げる蜷川を蹴る」はニナガワスタジオに居た事、犬の名前は以前の役名から取った
  なら、谷さんはそうとう緻密な構築が好きな方なんですね。
  なにはともあれ楽しめる公演、2000円!安い、また企画してみて欲しいですね。

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