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「フォトジェニック」〜鵺的トライアルvol.1〜



   作・演出:高木 登

  ◎1月14日 19:30(約1時間45分)SPACE梟門

  鵺的さんの番外公演?

  昨年の「悪魔を汚せ」は結果的に昨年の個人的1位に選んでしまいましたが

  今回は、美人で演技の上手い女優さん4人を集めての豪華な公演。

  早めに予約しておいて良かった〜、前売り完売してましたもの。

  鵺的からは奥野さん、ロ字ックで強い印象を受けた堤さん、

  ゴシックロリータで人形役が凄かった川添さん、フロアトの小崎さんと

  凄い女優さんのラインナップですよ〜、見た目もフォトジェニックなんですが

  題名は物語の舞台である写真スタジオの名前でした。

  狭い空間で、遺影のように4人の写真が並べられ、その下に椅子が置かれた中

  一人のカメラマンと、椅子に座り演技を始める4人の世界が黒く染まるのでした。


ネタバレしますので、未見の方は注意!(見に行けない方はどうぞ)



 START

  徐に現れる怪しげなカメラマン、客席を撮影しながら独白を始める。

  宣材写真などの小さな仕事を生業としながら、個人的に芸術的作品を撮っている。

  スクリーンに流れるのは、ネットで募集した個人撮影モデルを殴り、絞殺する映像。

  死に顔に薔薇を1隣、その一瞬の美を作品にして、捕まる前にはネット上へ

  写真をばら撒いて永遠に自分の作品を残したいと語りかけて来る。

  しかし、自分が殺していない女性が被害者として、世の中に出回っていると言う

  自分の美学を雑に真似された事が心外なカメラマンは、犯人を捜す事にした。

  歌舞伎町に勤めていた女はなぜか写真が出回らない、占いをしていたとか、

  写真スタジオでモデルをしていたとか、それなのに写真が無いのは不思議だと・・

  雑誌の編集者経由でその写真スタジオのモデルだった女と接触。

  写真スタジオ「フォトジェニック」は会員制、ボーイッシュな店長の対応を受け

  暫くは様子を見る事にして、モデル相手に写真を撮り始めるのでした。
 

 <主な登場人物>

  カメラマン ・・・橋本恵一郎さん、心が無いカメラマン、観えるモノしか信じない男。



  町田古雅音・・・小崎愛美理さん、フォトジェニックの店長。レズビアンとの噂がある。

  早船 月子・・・奥野亮子さん、フォトジェニック所属のモデル。メンヘラ系の美人

  打村 瑠衣・・・堤 千穂さん、モデルの一人でタレント気取りの馬鹿っぽい女

  三崎 彩名・・・川添美和さん、フォトジェニックの専属カメラマン。コガネに怯えてる。

 

  面接した女・・・美樹本佐季さん、(念の為、前回役名で表示)モデル志望の女子大生。

                           ・

  個人的にも趣味に合う月子から、指名して通い始める男。

  時折、瑠衣も指名しながら、色々聞き出そうとするが、なかなかガードが堅い。

  カメラマンの彩名に接触を図るも、怯えながら警告するだけで埒が明かない。

  ネットの住人に盗聴器と隠しカメラを付けてもらったが、

  写っていたのはモデル達がコガネと関係してる事、瑠衣が月子を見下してる事。

  月子が自分の事をコガネに何か告げたらしい場面で故障してしまう・・・・。

  オカルト雑誌のライターから、亡くなった女が本物の黒魔術師であり、

  殺された訳じゃなく、自分を生贄にしたのではと、信じがたい話しばかり集まる。

  あの写真スタジオも、元々の家が火事で全焼し、その跡地に建てた老人も

  突然死んでしまい、どこからともなく現れたコガネが開店したらしく

  土地柄的にも呪われた地形で、最近野良ネコも減ったと言う。(蠱毒系だね)

                            ・  

  とうとう月子に金で情報を聞き出そうと持ち掛ける。

  殺された女=コガネの彼女は今もこの世界に居て、月子は彼女が見えるから

  利用されているだけだと言う。

  信じないと言うカメラマンに、あなたの後ろに4人の女性が居る・・・

  殺人犯でしょう?最初から分かっていたという月子。

  コガネにもその話をしたらしく、もう疲れたので自分を殺して欲しいと言い出す。

  死ぬつもりの女は殺す意味がないと、断るカメラマン。

  思い切って、コガネに真意を尋ねる事にする。

                             ・

  コガネは彼女に頼まれて殺した事。

  彼女のお腹の中に居た子供は自分の子供だと言う。(コガネは男だった)

  コガネは容姿端麗なせいか男子校の時に同級生に犯されて殺害した事がある

  そんなコガネが出会った運命の彼女。

  彼女は妹が両親の虐待で亡くなり、両親を呪い殺し、妹の復活を目指す。

  その後も、悪い人間を呪い殺し、彼女の力で運命的に人が集められたと言う。

  彼女を殺した際に、連続殺人を模倣したのは犯人を導く為だと言う。

  専属カメラマンになってもらい、材料も提供するから、殺人とその写真に残る

  負の力を貯めるの為に、カメラマンは導かれたと言う。

  彼女は、妹の復活を成し遂げ、妹がコガネの前に現れるのを待っていると言う。

  一旦保留するカメラマン。

  彩名にも話を聞くと、前職で写真を撮ると心霊写真になってしまい、仕事を失う

  そして、彼氏に紹介されたこのスタジオに居たの女は心霊写真に写ってる女だった。

  その後、彼氏が行方不明になり、実家に一度だけ「助けて欲しい」と電話があっただけ

  もう逃げられないと嘆く三崎の話にも信じないカメラマン。

                               ・

  凍り付くような事実を聞いても半信半疑なカメラマン。

  とりあえず受け入れる事にして、コガネから瑠衣を提供されるのだが

  空き家に連れ出した瑠衣のノーテンキさに殺す気が失せて帰らせると月子を呼び出す。

  カメラマンの言葉で少しは生きていく希望を見出した月子に、笑顔でクビに縄をかける

  事が終わると、どこからともなく電話がかかる。

  雑誌編集者からも最後の警告の電話・・・・。
  死体安置所から胎児が消えたのだという、腹が咲かれ、血が点々と床に散らばる

  決定的なのは、腹は内部から刺されたようだと言う事。

  それも無視するカメラマンの所へ、不明の着信が入る。

  月子を殺しましたね?と話始める女の声はカメラマンに会いたいと言う。

  初めて同様しながら、イライラして対応するカメラマン。

  今までの作品(写真)を奪ったので、会いませんか?と脅迫してくる。

  たった今撮ったカメラのデーターは消え、スマホのデーターも勝手にロックされしまう。

  仕方なく会う事を約束したカメラマンに、

  あなたの希望する神や仏の居ない場所へお連れしましょうという声。

  そして、もうお目にかかる事はないと舞台を去っていくカメラマンなのでした。

                               ・

  フォトジェニックに現れた、女子大生。

  コガネと面接して、運命的には行って来たという彼女に即採用を決めるコガネ。

  コガネに彼女を採用するのは辞めた方がいいと怯えて忠告する彩名。

  禍々しい気が見えると言う彩名に、もう月子は不要かな?と言うと

  彼女はもう居ないと思う・・・そう答える彩名。そこへ直ぐに瑠衣が入って来る。

  昨日の仕事はと聞くと、仕事して帰ったと言い、カメラマンには今日は死なないと

  言われたと、笑って席に座り化粧をし始める。

  すると笑顔で挨拶する新人の女子大生。

  彼女は、ある噂を聞いて近所を捜し歩いていたという。

  親に虐待されて死んだ妹を蘇らせようと、何人も人を殺して力を蓄えて 

  最後に自分を捧げて死んだ女がいたと言う場所を探して来たという。

  まさか、そんな目で見るコガネ。

  妹は姉が嫌いだったんですよ〜と語る彼女。

  コガネにやり過ぎたんですよ!と言うと

  カメラマンは先に行った暗い場所にみんなを連れて行くと宣言するのでした。


  いや〜、当然役者さんが上手い人ばかりだから、重厚感があるのも当然ですが

  1時間45分(ピッタリ)しか経ってないとは思えないボリューム感でした。

  怯える川添さん、不安定な奥のさん、ひたすら嫌味な女の堤さん、上手いですね

  役柄上もありますが、多分一番年下の小崎さんがその中で光ってましたね〜

  負けてないというか、ちょっと暴走気味の支配者感を好演されてました。

  最初から、妙に胸はペタンコだったので、ワザとやってるのかと思ったら男役でした。

  橋本さんの不気味で、揺るがないカメラマンと、独白もいいし

  4つの席に座ったまま、照明と場面で登場人物を使い分ける演出もテンポ早くてイイ。

  映像も多様されてますが、スクリーンの下げ上げが早くて、舞台が途切れないです。

                            ・

  「悪魔を汚せ」人間と言う悪魔でしたが、今回は魔女モノですね。

  高木さんだからなのか、最後の展開とかもご都合会いすぎな感じでがあって

  ダークファンタジーであるけど、漫画・アニメ的な展開で緊迫しながらも面白く拝見。

  正直、カメラマンが消えた所でENDかな?と思いましたがね(個人的好み)

  まさか、最後に追加でマリカさんが出て来たのはビックリだし、

  エンタメとしてのサービス精神がかなり入って下さったんだと思います。

  悪魔を汚せで消えたサキ役のマリカさんを使ったのも大サービスでしょ?

  最後まで、解説も含めて終わらせてくれる所が、アニメ的と思う部分でもありますよ。

  最後に登場した妹。

  映画のオーメン3では、生まれ変わった神は子供ではなく成人だったんですが

  今回の妹は、胎児としてお腹から出てきながら、数か月か数日で成長したのでしょう。

  彼女は姉が嫌いだったって事で、私怨で姉を封じ仲間も全部闇に送ってしまうらしく

  やり過ぎたって言ったけど、悪魔側の発言ではなく、魔女個人としての仕返だから

  3人を送った後はどうするのかな?

  本来胎児としては死んでるハズだから消えるか、魔女として、世間に残るのかな?

  個人的には、消えてしまう派だけど、彼岸と現世を行ったりきたりすると面白い。

                             ・

  本当に、個人的なんですが、前日に「エコエコアザラク」のコンビニ本が売ってて

  思わず買ったんですよ〜12月に発売したらしいケド今ままで近所の店じゃ見か

  けなくてその日のうちに読んだから、黒魔術師「黒井ミサ」とマリカさんの服装も

  含めて似てる、流れ的にも最高のタイミング。

  黒井ミサは罰も与えるけど、失敗はお茶目な黒魔術もかけるので、復活した妹は

  まさに黒井ミサ的な存在ですね、悪魔じゃないから、事由なんだよね〜。

                             ・

  今回、演技の上手い小劇場界の美人女優勢ぞろいでしたが

  挿入される映像でも豪華!冒頭で長めの殺されるハマカワフミエさん

  死体カットだけだけど、井神沙恵さんとか、本当に豪華な映像が盛りだくさんでした。

  最初に見た幻戯もそうだけど、高木さんのファンタジーは好きですね。

  コリッチでの評価はラストで賛否があるようですね。(私の好みは前述の通り)

  確かに、見る側に想像する予知がある方がゾクゾクしますが、サキ役のマリカさんが

  またあの不敵な表情(目が見開き過ぎな感じ)で登場してくれただけで感謝です。

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