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「蛇の足がき」〜栗☆兎ズ〜


   作:演出:本橋 龍さん

  ◎3月4日 12:00(約2時間)新宿眼科画廊地下スペース

  栗☆兎ズの新作公演。

  第二回からなんとか皆勤を続けております。

  今回は地下に降りると縦長になった女性の部屋と楽屋。

  そして手前には、眼科画廊の柱の段の上にうずくまる男

  この部屋でなにが起こるのか?

  チケットシステムが止まってて、受付大変な中舞台が始まる。


ネタバレしますので、未見の方は注意!(見に行けない方はどうぞ)



 START

 <主な登場人物>

  ヒバカリ:本橋龍さん・・・小劇団主宰・今回はラップを使うカフカの「変身」を上演が目前。

  アオタ:黒澤多生さん・・・客演の男優、色んな劇団とソツない付き合いをしている。

  シラブチ:善長まりも・・・客演の女優。今回の舞台を最後に来年就職予定。

  ムグリ:オオヤヨシツグさん・・・主演の自称:ラッパー。シラブチに一方的に別れを告げる。

  シマ:渡邊まな実さん・・・・演劇好きな美大生。蛇の絵を執筆中。

  カガシ:伊藤拓さん・・・映像系の仕事している、シマの彼氏でかなり幼い性格。

  タカセ:山中美幸さん・・・ カガシの同僚で、ヒバカリの意中の人。かなり忙しそう。

                           ・

  カフカの「変身」をモチーフにした舞台も、もう直前に迫っている。

  しかし、ラストのラップが出来ず、台詞も決まらない状態。

  主役でラップ担当のムグリは今夜中に作ると断言して、楽屋を出て行く

  向かったのは、意中の女性シマの家。

  押しかけた形で彼氏が居るのに、上から襲い掛かるとぎっくり腰が発生。

  金がなくて救急車も呼べず、動けないまま、彼女の部屋に厄介になる。

  トイレに連れて行こうとした時に、彼氏のカガシが入ってるが動じない

  こんな状況でも彼にし対抗して、自分は120%シマを好きなんだけど、あなたは?

  その問いに70%と回答するカガシ、呆然とするシマ。

  カガシは、120%のムグリと付き合った方がいいと言ってくる。

  それでも、自分はカガシが良いと言っても無視されるシマ。 

  ムグリはメールで病欠とだけ連絡。

  シマの家で四つん這いのままの生活が始まる。

  普通に部屋に出入りするカガシ。

  カガシはシマに対して強い思い入れは無いらしく、

  彼女とか結婚ってタダでSEX出来る位しかメリットが無く、VRゴーグルしたまま

  シマとしたとか、心無い価値観をムグリには話してくるのだった。

                               ・

  一方、ヒバカリは片思い中の女性タカセさん思いは伝えつつ、

  答えてくれない彼女に嘘でもいいから応援の言葉を言ってほしいと頼みながら

  舞台の不安を拭おうとしていたが、主役のムグリが消えてしまい大混乱のハスだったが

  自分が出演し、無理矢理上演した作品が高評価を得て連日大盛況、調子に乗る。

  千秋楽のマチネには、憧れの銀杏BOYSまで観に来てくれる事になり人生最高潮。

  楽屋でアオタの来た女優志望の人に、嫌いな劇団のファンでもあると聞くと雑言連発。

  失言をしてしまうが、取り繕う事もせずに、楽日を映像に残そうとタカセさんに頼む

  忙しいと言うタカセさんにも喧嘩になりながらも観に来てほしいと頼むのだった。

                               ・

  一方、シマはカガシの態度や言動に不安とショックを感じ

  徐々にヒモ(犬)みたいな態度のムグリを飼育しながら決断を下す。

  蛇に足を掻き足した作品をカガシに見せると「蛇の2本ある生殖器」に似てると言われ

  ガッカリしながら、カガシにその作品を黒塗りしてもらうのでした。(痛みを感じながら)

  そして、別れたのだから部屋に来ない事と、家賃を半分でいいから払って欲しいと言う。

  約10万円、事務所に所属するにもプチ整形したいと言うシマ。

  その話を聞いていたムグリはある行動にでる。

                               ・

  千秋楽を前日に控えて、ハイテンションで飲んで楽屋に止まっていたシラブチ

  暗闇にライトが光り、半歩ずつの足取りで楽屋に入って来たムグリは金庫から金を取る。

  目覚めたシラブチに、どこに行ってるのか?

  なんでシマなのか?一方的に別れたつもりか?

  そんな嫌味をまくし立て、ムグリは腰を曲げられず、不遜な態度で謝罪し帰っていく。

  千秋楽当日、シマの部屋に10万円の封筒を置いて消えるムグリ。

  一方、前日にヒバカリの嫌いな劇団主宰と飲んでいたアオタが遅刻で現れず

  マチネ公演は中止、対応も悪く、以前楽屋でヒバカリが悪口言った事なのか

  SNSで叩かれまくり、夜公演もキャンセルが続き親戚だけが残った事から夜も中止!

  折角、会社を辞める事を決め、仕事予定を抜け出して来たたタカセにも観せられず。

  涙目で現れるアオタに怒るヒバカリ、映像セッティングに来ていたカガシも帰る。

  そこへムグリが現れ、遅いのはか解っているケドと完成したラップを聞かせようとする。

  そして、余った1万円をヒバカリに返すムグリ、ヒバカリは首をかしげる。

                               ・

  もう撤収するだけの舞台だが、タカセさんが観る中で芝居をする事にする。

  折角だからとムグリも舞台へ案内し、タカセを楽屋に残して舞台へ行く一同。

  そこへムグリを探してなのか?楽屋に現れるシマ、2人がモニターで観てる中で

  噂になった舞台の千秋楽が始まるのでした。


  演劇アルアル、ではないと思いますが、楽屋の様子とか差し入れ(ヤクルト)とか

  マチネ中止でノコノコ現れたアオタに、置いていった差し入れだけど渡す虚しい場面は

  ちょっとホントならありそうとは思いました。

  流石に寝坊→遅刻で公演中止はありえないですよね。

  制作も居るし、開演数時間前に来てなければチェックなり自宅に行けるでしょう?

  お金なくて制作も不在、役者が兼任で色々やってるならあるのかぁ、でも確認するよね!

  アオタ・シラブチも微妙なテンションで、みんなダメというか不器用で

  相手を責めるのがあんまり得意ではない弱い人の集団群像劇です。

  タカセとヒバカリの関係とか、タカセの気持ちは謎の部分が多いケレド、

  カガシの価値観とか、執着のなさには正直嫌悪感よりも諦めを感じました。

  それだけにシマは凄く可哀想だし、これからも幸せには貪欲になれそうにないと思う。

  きっと何物にもなれないのでしょうね〜。

  ヒバカリとアオタは今後、この世界で生きていけるのか心配ですが、

  本当に面白い作品なら映像に残して、将来売れるでしょう。

  金庫が小さすぎるのと、保管がズサンなのは、現実味ないけど、まあOKでしょう。

  シラブジ役のまりもさん、体当たりのハイテンション演技が面白かったな。

                               ・

  正直ぎっくり腰ってのは、想像の下を行ってたのが残念。

  舞台に行けず、連絡も出来ない位、酷い状態になってるのかと想像していたので

  でも、ある意味地味〜に地獄なのかもしれない。

  コーラーをペットみたいにお椀からすすり飲むのは、面白い!

  どんどん、行動が退化していけば本当に「変身」出来たのに、でもある意味「変身」

  出来るのが今回の登場人物達なんじゃないでしょう。

  ある人は強制的に居られなくなって立場が「変身」していくって事でね。

  でも、弱い感情は変わらないんですよキット(笑)

  栗☆兎ズは可笑しくも可哀想な可愛らしさがあると思います。

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