宗教と政治

政治も宗教も、つまるところは明るく住みよい社会の建設、そして人類の平和をめざすためのもので、その点においては変わるところはありません。
しかし、政治は、きのう、きょう、あすといった比較的さし迫った日限の中で、どちらかといえば力関係を中心にして動くものであるのに対して、宗教は、過去、現在、未来という長い時間の中で、個人の心の平和とともに理想の社会、平和な世界をめざします。
政治は社会の不正を正すことで社会浄化をめざし、宗教は人びとの仏性(ぶっしょう)を磨きだすことで、平和な世界を築くことをめざすものと言ってもいいかもしれません。
お釈迦さまが説かれた慈悲の教えを自分のものとして、それを、さらに多くの人びとに伝えていきたいという願いが菩薩行なのですが、「三千世界を知るも、なお自己を知らず」と言われるように、人は、まわりの欠陥はよく見えても、自分のこととなると何も見えていないものです。
政治も宗教も、まず自らを正して、それぞれの道で人間を真に覚醒させていくことを忘れてはなりません。
 
 立正佼成会開祖 庭野日敬師 世界宗教者平和会議主導者 テンプルトン賞 ローマ教皇より「大聖グレゴリウス賞」 1999年92歳入寂 『新釈法華三部経』10巻ほか。
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@日本国憲法は、第20条で宗教団体が政治を握ることを禁じております。戦前国家神道が天皇絶対主義と結びついた苦い経験を反省したものです。政教分離と云います。しかし現実は、○○党はダミーを使ってこの憲法を無視しております。明らかな憲法違反と云えましょう。憲法裁判所の設置が必要です。

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生きがいとは

人はふつう、自分が人に奉仕するのはあまり好きではなく、人から奉仕してもらうほうがうれしいように思っています。しかし、それは心のほんの表面上のことで、心の深いところでは、人はむしろ人に奉仕することを欲しているものです。
どんなことでもいい、実際に人さまのために尽くして、それで相手の人に喜んでもらえると、それがよく分かるのです。
「なんで、子どものことでこんな苦労をしなければならないんだろう」と愚痴をこぼしていた親でも、子どもが一人前になって巣立ってしまうと、空虚な思いに陥ってしまいます。世話をしてあげる人がだれもいなくなると、「ああ楽々した」という思いよりも、虚脱感に襲われてしまうのです。
さらに、体が不自由になって、だれにも、なにもしてあげられず、ただ周囲からしてもらうだけの身になってしまったら、どんなに寂しい思いになるかしれません。
そう考えてみると、自分が人さまに役立てることが、どんなにうれしいことか分かってきます。それが人間の本当の生き甲斐なのです。
 
 立正佼成会開祖 庭野日敬師 世界宗教者平和会議主導者 テンプルトン賞 ローマ教皇より「大聖グレゴリウス賞」 1999年92歳入寂 『新釈法華三部経』10巻ほか。
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@他人に尽くす、奉仕できることが、生きがいを生む。してもらうことよりも、してあげられる人間になりましょう。それが生きがいとなるのです。先ず、家庭の中の小さな奉仕から実行しましょう。
鹿児島県知覧の陸軍特攻基地跡で京都から来た中学生が慰霊の奉仕をしていました。

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ほとんどが取り越し苦労

先を見越して準備を怠らないのは大事なことですが、その度が過ぎると、不安ばかりがつのってしまいます。
私は、人から楽天家だとよく言われるのですが、楽天家になる秘訣は、自分にできる精いっぱいの努力をしたら、あとは仏さまにおまかせしてしまう。仏さまは必ず最良の答えをくださる、と信じてしまうことだと思うのです。
「自分の努力、人さまの助け、そして神仏の加護がなくては事は成らない」と山田恵諦猊下は、いつも教えてくださっていました。あれこれと心配しすぎるのは、全部自分でやらないと気が済まない、自分の力ですべては成るもの、と思い込んでいるからではないでしょうか。
みなさんも、過ぎてしまったことを振り返ってみると分かると思うのですが、あれこれ心配したことの九割方は、取り越し苦労だったはずです。野球のピッチャーでもそうですが、全部のバッターを三振に打ち取ろうと力まずに、打たせて味方に守ってもらう、という生き方を覚えてしまうと、肩の力が抜けて、自分の持てる力を、ありったけ出しきれるようになってくるのです。
 
 立正佼成会開祖 庭野日敬師 世界宗教者平和会議主導者 テンプルトン賞 ローマ教皇より「大聖グレゴリウス賞」 1999年92歳入寂 『新釈法華三部経』10巻ほか。
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@自分の力だけでやろうとするから、不安が募るのです。自分の努力は当然ですが、神仏の守護と他人の支えをプラスすれば、結果を不安に待つことはないのです。善し悪しを問わずオマカセの心境で結果を受容できるのです。
人生の不安のほとんどは取り越し苦労なのだ。自分が招く苦なのです。ホントにそうだ。

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やはり感謝だ

その人がリーダーとしてふさわしいかどうかを見るのに、私は、「どれだけの人がその人についてきているか」を見ることにしています。いくら仕事ができて、正論を吐く人であっても、自分のやり方だけをぜったいのもののように考えて押し通すリーダーだと、人は「はい、はい」と聞いているようでも、心はそっぽを向いているのです。
セールスで成功するのは、売り込もうとする商品について、立て板に水を流すように滔々と説明できる能弁な人よりも、お客さんから話を引きだせる人のほうだといいます。
「下問を恥じず」という言葉があります。分からないことは部下からでも素直に聞けることですが、そういう心の広さが具わると、おのずと人が引きつけられてくるのです。上司に聞かれた部下は、自分が役に立てたうれしさで、やる気を起こすわけです。
人の気持ちが分かる温かさを持ったリーダーのもとでこそ、人は育つのですね。その温かさは、いつも「まわりのみんなのお陰さまで自分のつとめを果たさせてもらえるのだ」という感謝を忘れないことから生まれてくるのだと思うのです。
 
 立正佼成会開祖 庭野日敬師 世界宗教者平和会議主導者 テンプルトン賞 ローマ教皇より「大聖グレゴリウス賞」 1999年92歳入寂 『新釈法華三部経』10巻ほか。
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@「感謝」なくして人格の向上はないのです。簡単なようで難しい。日々意識して、感謝が生活習慣になるまでがんばろう。善いことを、心をこめて、くり返す。楽しくなるまでくり返すことが修行だ。お相撲さんの稽古と同じだ。
わかっても実践出来なければ意味が無い。身につくまで、薄い紙を重ねるように努力あるのみ。近道はない。(帰省の為25日までお休みします)

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日記の効用

私は毎日のことを日記につけておく習慣で、朝、何時に起きて、だれに会い、どういうことがあったか、一日の出来事を記録してきました。
それを若いときからずっと続けていると、世の中のこと、自分自身のことが、だんだん客観的に見られるようになっているのに気づけるのです。
また、あらためて振り返ってみると、果たしてここを乗り越えることができるだろうかと思うような難題にぶつかって必死の思いで生きていたときこそ、自分が成長する大きなチャンスになっていたことが、分かってきます。簡単な記録であっても、読み返すと、その時々の記憶が鮮明によみがえってきて、かけがえのない自分史になっているのです。
なによりも大事なことだと思うのは、その記録を通して、「これまでの自分の人生に起こったすべてのことが、一つとしてむだなものはなかったのだ」と、しみじみと思えてくることです。ですから、その日の日記の最後に、「本当にありがたいことだ」と書き加えずにいられなくなるのです。
 
 立正佼成会開祖 庭野日敬師 世界宗教者平和会議主導者 テンプルトン賞 ローマ教皇より「大聖グレゴリウス賞」 1999年92歳入寂 『新釈法華三部経』10巻ほか。
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 @私の日記はどうしても三日坊主。どうすれば継続できるのだろうか。

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