都路・山本一典の田舎雑記

執筆・講演等のご相談は、miyakozi81@yahoo.co.jp へ

全体表示

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全345ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]

むしろ怖いのは

イメージ 1
 
 28日は取材で朝が早いので、ちょっと早めにアップしておこう。見えない
という点では放射性物質と似ているが、明らかに発癌性が指摘されているアス
ベスト。その製造工場で50年働くと肺癌になる確率は2倍、喫煙者なら50
倍以上だとか。
アスベストは合成繊維ではなく天然繊維なのだが、体には優し
くない。鉱物から生産されるためで、肺に入ると自然に排出することが難しい
のだ。セシウムも金属の一種なので、その点は似ている。
 日本では1975年に吹き付けアスベストの使用が禁止された。
しかし、そ
れ以前に建てられた建造物で使用されているケースが多く、解体のピークは2
020〜2040年。つまり、これからの問題なのである。
写真は最近、近所
で始まった民家の解体だが、むしろビルや体育館などで浮遊している可能性が
高い。解体業者にとっては、頭の痛い問題である。
 それで思い出すのが阪神大震災。私は1カ月くらいあとに現地へ向かったの
だが、みんなマスクをしていた。がれきにアスベストが含まれている、という
情報が広がったためだ。福島でも昨年はマスクをしている人が多かったが、こ
ちらは内部被曝を防ぐため。でも、危険性はアスベストの方がはるかに高いは
ず。
東日本大震災のがれき処理は、年単位の時間を要する。阪神で実際にどれ
だけの被害が出たかわからないが、用心するに越したことはないだろう。

閉じる コメント(0)

閉じる トラックバック(0)

山下先生と再会

イメージ 1
 
 昨日、午後1時過ぎに昼寝でウトウトしていたら、携帯が鳴った。相手は川
内村の小松屋さん。あら、珍しい、どうしたのかと思いきや、「いまここに山
下先生がいるんだけど、ちょっと変わるね」というではないか! 
なにー。山
下先生とはもちろん、国際的科学者で現・福島県立医大副学長の山下
俊一先生である。昨年、上梓した「福島で生きる!」は山下先生のレク
チャーなしでは書けなかった本であり、私にとっては恩人のようなもの。
「帰りに都路へ寄ります」というので、とんでもない、私が向かいます、とす
ぐに川内へ車を飛ばした。
 山下先生の講演を聞いたのは昨年の3月31日。そのとき本と名刺を渡した
のがキッカケで、メールのやりとりをさせてもらうようになった。
再会といっ
ても、去年はほとんど通信の交流で、面と向かってお話をさせてもらうのは初
めて。でも、メールでご指導いただいたときと同じで、本当に優しく人格の高
さを感じさせる
。長崎から手伝いに来ていた女性の医療スタッフが隣にいて、
被災地ケアの苦労話なども聞かせていただいた。山下先生は私と会う前に遠藤
村長と話をしていたようで、「人口を5000人に増やすという構想は素晴ら
しい」としきりに感心。やはり川内には多くの学者や政治家の心を動かす何か
があるようだ。
 話題はECRR,広島・長崎、チェルノブイリ、セシウムの特性、除染の意義、
放射線教育など多岐にわたったが、どんな質問にも丁寧に答えてくれた。
世間のバッシングが完全に消えたわけではないが、先生の信念や活動にブ
レはない。そして、「福島が落ち着くにはもう少し時間がかかる。広島・長崎の
人だって、いまでも放射線への恐怖心が消えたわけではないんですよ」と話し
てくれた。人間がさまざまなリスクの中で生きているという当たり前の事実を、
先生の口から聞くとすごくわかりやすい。別れ際、「大学の近くまで来たらぜ
ひ寄って」と携帯の番号まで教えてくれた。いつか山下先生にお聞きしたい
と思っていたことがあり、その答えをもらえたのは大きな収穫。このあと川内
のさまざまな情報を教えてくれた小松屋さんにも感謝、感謝である。

閉じる コメント(0)

閉じる トラックバック(0)

何が混ざるか

イメージ 1
 
 ここ1年は放射性物質、とりわけセシウム137の話題ばかりだったので、
「規制値を上回った」なんて聞くと、ついそちらを想像してしまう。
しかし、
検出されたのはホルムアルデヒドという懐かしい物質。そういえば5年くらい
前にシックハウス症候群の原因物質として世間を騒がせたっけ。
合板の接着剤
などの含まれている物質だが、こちらは「ただちに健康に害を及ぼす」可能性
があるからやっかいだ。
 見つかったのは利根川水系の水源地で、34万世帯以上が断水になったとい
うからただごとではない。なかなか原因が特定できなかったが、どうやら群馬
の産廃業者が流したようだ。ヘキサメチレンテトラミンという聞いたこともな
い物質だが、埼玉県の電子メーカーが処理を委託。説明を聞いていなか
ったので焼却せずにそのまま流したというから恐ろしい話である。場所が
首都圏の上流だけに、不安を抱いている住民も多いことだろう。
 いま福島で放射性ヨウ素に怯えている人はさすがにいないが、セシウムを恐
れて飲料水を検査に回す人は少なくない。毎日、口にするものだけに、とくに
井戸水や沢水を水源としている家庭が慎重になるのは当然の話。幸い、規制
値を超えるようなところはないようだ。東京でもミネラルウォーターを買い占め
るような動きは沈静化したが、ホルムアルデヒドは涙や咳が出たり、頭痛を引
き起こしかねないので、気持ちのいいものではないはず。
いま日本の水は
何が混ざるか、笑って済まされないような時代になってしまった。

閉じる コメント(0)

閉じる トラックバック(0)

福島米に復調の兆し!

イメージ 1
 
 旧緊急時避難準備区域はいまだに米の作付すらできない有り様で、原発事故
から1年を過ぎても福島の空気は明るさが見えない。でも、市場では違う動き
が出てきたようだ。
日本農産情報調べによると、今年4月26日から5月9日
でいちばん売れている米は何だと思います? 私もテレビで初めて知ったのだ
が、福島産コシヒカリなのである。ちなみに、2位は会津産コシヒカリ、福島
産ミルキークイーンも4位に入っている
。米の流通業者の話では、「新米が売
れなかった昨秋とはうってかわって、いまは震災前と同じくらいの売れ行き」な
のだとか。率直に嬉しいし、意外なニュースだ。
 どうしてこういう現象が起きたかといえば、昨年の米の収量が全国的に低か
ったのに加えて、福島県以外の米が値上がりしたため。
当初は風評で消費者に
敬遠されたが、関係者の地道な努力で徐々に安全性が認められてきたようだ。
不検出の美味い米が安く手に入るのなら福島が狙い目、と考える市場関係者
が増えているのである
。さらに、イオンの外食産業も会津産のコシヒカリを出
し続けている。イオンは国の基準値より不検出重視で、私はいかがなものかと思
っていたが、公平な見方をしてくれるのなら考えを改めなければなるまい。
 これで福島の風評が消えたか、といえば残念ながらそのレベルにはほど遠
い。最近も小名浜で水揚げされたカツオが八丈島で捕れたものにもかかわら
ず、築地で買い値がつかなかった。ところが、同じ場所で捕ったカツオが千葉
の港では4倍で取り引きされたとか。これなど風評以外の何ものでもない。宮
城のがれきに反対する北九州のデモの映像にも、福島県民としては複雑な気持
ちを抱いてしまう。でも、風評を打破するには、愚直にデータを示す以外に方
法はない。
本丸の米でそれが出てきたのは、福島再生へ向けての大きな一歩。
ちなみに、売り値は福島産コシヒカリが現在10kg当たり3980円、福島産
ひとめぼれが3680円と悪くない数字だ。

閉じる コメント(3)

閉じる トラックバック(0)

桜肉はヒットする?

イメージ 1
 
 厚労省は本気で牛の生レバーの出荷を禁止するようだ。あれだけ大きな被害
が出たのだからやむを得ないが、私も焼き鳥屋では必ずレバ刺を頼むファンの
1人。あの独特の食感がもう味わえないかと思うと、やっぱり残念だ。
肝臓を
食べれば肝臓が元気になるような錯覚もあったから、体によくないといわれて
も腑に落ちない。しかし、もう諦めるしかないべなあ。
 その代わりといっては何だが、桜肉(馬肉のこと)が注目されているらし
い。福島県の会津地方は熊本に次いで全国2位の産地で、船引の肉屋でも手に
入る。辛子味噌に付けて、何度か食べたっけ。
生でもO−157に感染する心
配はなく、ユッケのような調理法も可能だとか。しかも、生レバーに比べてカ
ロリーは3分の1、脂肪は10分の1、鉄分は4倍といいことだらけ。
焼き肉
屋さんも肉の確保に動き始めているようだ。
 風評被害で何かと苦労している会津だが、これは千載一遇のチャンス。さっ
っそく會津サクラプロジェクトなるものが立ち上がり、観光資源の1つにする
取り組みが始まった。本当に人気が上昇したら、値段もアップするかもしれな
い。
馬肉は熊本でも食べたが、向こうの方が脂肪分が多くて美味しかったよう
な気がする。いずれにしても産地間競争が激しくなるのだろう。それはそれで
めでたいことだが、レバ刺の代わりになるかは微妙である。

閉じる コメント(2)

閉じる トラックバック(0)

全345ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]


.

山本一典
人気度

ヘルプ

Yahoo Image

  今日 全体
訪問者 145 194625
ブログリンク 0 29
コメント 0 1471
トラックバック 0 63
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
検索 検索

開設日: 2007/3/30(金)


プライバシーポリシー -  利用規約 -  ガイドライン -  順守事項 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2012 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.