むしろ怖いのは
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28日は取材で朝が早いので、ちょっと早めにアップしておこう。見えない という点では放射性物質と似ているが、明らかに発癌性が指摘されているアス ベスト。その製造工場で50年働くと肺癌になる確率は2倍、喫煙者なら50 倍以上だとか。アスベストは合成繊維ではなく天然繊維なのだが、体には優し くない。鉱物から生産されるためで、肺に入ると自然に排出することが難しい のだ。セシウムも金属の一種なので、その点は似ている。 日本では1975年に吹き付けアスベストの使用が禁止された。しかし、そ れ以前に建てられた建造物で使用されているケースが多く、解体のピークは2 020〜2040年。つまり、これからの問題なのである。写真は最近、近所 で始まった民家の解体だが、むしろビルや体育館などで浮遊している可能性が 高い。解体業者にとっては、頭の痛い問題である。 それで思い出すのが阪神大震災。私は1カ月くらいあとに現地へ向かったの だが、みんなマスクをしていた。がれきにアスベストが含まれている、という 情報が広がったためだ。福島でも昨年はマスクをしている人が多かったが、こ ちらは内部被曝を防ぐため。でも、危険性はアスベストの方がはるかに高いは ず。東日本大震災のがれき処理は、年単位の時間を要する。阪神で実際にどれ だけの被害が出たかわからないが、用心するに越したことはないだろう。 |
