1年延期だあ
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自慢にもならないが、私にも一丁前に持病の1つや2つはある。もうこの年 になったら共存していくしかないが、医療費というのもバカにならない。私で すら年間15万円くらいになる。この1年、原発事故の被災者は無料の措置が とられた。会計のとき、ほかの人は払っているのに、私たちはタダ。避難民か どうかの違いはあるにせよ、申し訳ない気持ちになるときもある。 当初は住所を示すだけでよかったが、途中から免除証明書というものが必要 になった。保険証と診察券と一緒に提出するのである。お金は払わないから、 病院でも薬局でも所用時間は短い。いいことずくめだが、こういう恩恵に慣れ てしまう怖さもある。ただ、期限は今年の2月いっぱいだったので、そろそろ だなと覚悟を決めていた。薬局のおばちゃんにその話をしたら、「確か半年延 期になるはずよ」というではないか。本当なのかなあ。 それが昨日、病院の貼り紙で判明した。何と警戒区域等の住民は来年2月ま で無料措置を延長するというのだ。おばちゃんが話していた半年延期は東日本 大震災の被災者で、住宅が壊れた人などが該当する。この人たちは義援金をも らっても、東電からの補償金はまだ支払われていない。仕事を失った人も多 く、救済が必要だろう。それでも今回は原発事故の被害者が優先なのである。 警戒区域等には旧緊急時避難準備区域も含まれており、避難解除してから1年 半も優遇措置を受けられることになる。新たに設けられる居住制限区域と帰還 困難区域の人たちには充分なケアをすべきだと思うが、それ以外の人たちは自 ら平常に戻る努力も必要だろう。3・11から2年、誰が決めたか知らない が、どうやらそれが避難解除の人たちの自立の目安になりそうだ。 |
