日記
女の砦 12
(作り話です)
「そうっ、じゃー行こう」
「何処へですか?」
「・・・」
まるで二人の意思など無視するかのように、あっけらかんと言い放つ男。
好奇心旺盛なキムはどんな処へもついてゆくつもりだった。
「良いから、ついて来てっ・・・」
「えーっ」
「・・・」
まんまと、この男のペースにはまってしまう二人。
ユミにとっては、初めて出会う見知らぬ男たちをこんな形で信用してしまう自身が不思議でならなかった。
だが直感で、この二人の男を信用できる人間と確信したのかもしれない。
男は学生たちでごった返す目抜き通りを避けるように居並ぶ学部の建物の脇を縫って裏門に出た。
何も食べていないと言う割りにはやけに健脚で、それでも二人は訳も分からないまま必死で彼の後を追ってゆく。
男は黙ったまま、下
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