潜入!知られざる発電所の現場
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こんにちは!企業局です。
たびたび、この日記に登場させていただいている企業局ですが、企業局といえばなんといっても水力発電による電気事業!宮崎県の恵まれた水資源を有効活用しながら、純国産で再生可能な水力発電によるエネルギーを供給し、さらに発電を通じて得た収入で県財政や地域への貢献を行っています。(詳しくは企業局ホームページをご覧ください。)
さて、全国でも有数の降水量である宮崎県ですが、雨が少ないこの季節、発電所ではいったい何をしているんでしょうか!?そんな疑問を解決すべく、急きょ現場へ潜入取材をしてきました。今回はその模様をお伝えしたいと思います。
ここは高原町にある猿瀬発電所です。平成16年に発電を開始した、企業局が運営する発電所の中では、新しい発電所です。全発電所の最大出力の合計が15万8,000kwであるのに対して、猿瀬発電所の最大出力は1,700kwと、小規模な発電所となります。
どうやらここで何かが行われているとのこと。早速潜入してみましょう! 発電所内部です。写真左に見えるのが水車、右に見えるのが発電機で、水車が水の力を受けて回転することで水車とつながっている軸が回転し、発電機の中で電気が起こる仕組みです。
と、そこに泥だらけの職員を発見!
なにやら作業を行っているみたいですね。 そう、雨が少ないこの時期は、 発電所の点検作業を行っているのです! 発電所では、12年に1度の精密点検と、3年に1度の定期点検があります。精密点検は、専門の業者に依頼して水車発電機を分解する大がかりな点検です。一方、定期点検は、企業局職員が自らの手で行う点検です。今回、猿瀬発電所で行われた点検は、職員が行う定期点検です。 羽根のようなものが見えますが、この羽根の開閉で水量を調整し、発電出力を調整します。写真は、この羽根が完全に閉じたときに、羽根の間にごみが挟まっていないか、羽根そのものに問題がないか、点検をしているところです。
水車の写真です。
水の流れを回転エネルギーに変えるための 構造になっており、まるで飛行機のエンジン のようです。
私(筆者)も中に入れてもらいました。
入り口のマンホールは狭いため、体を滑らせるようにして入ります。中は泥やヘドロでぬるぬるしているため、滑り落ちないように命綱を付けています。(写真右下、腰から命綱がつながっているのが見えるでしょうか?) 少しの違いも見逃さない!
そんな厳しい目でひとつひとつ丁寧に、
確認していきます。作業責任者としてす べての作業が完了したか、運転を再開し ていいか最終チェックです。
機械の点検は、施設管理課が担当していますが、実はこの点検と同時に、工務課が担当する導水路点検も行われていたのです。もちろん、こちらの点検にも潜入してきました!
導水路とは、河川水を取り入れる取水口から発電所へつながるゲートまでの通り道のことです。通常は、発電のために水を貯めて水位を高くしていますが、この日は水を下流に流して、人が入って点検できるように水位を低くしています。 左に見えるのが取水口、右奥に見えるのがゲートです。
ここは小さい発電所なので、取水口からゲートまでの距離が短いですが、通常はトンネルになっていて、長さは2〜3km、長いところでは7km以上もあり、そのようなところでは、光が入らない暗闇の中、酸素濃度計を確認しながら事故が起こらないように細心の注意を払って、ひび割れなどの異常がないか点検します。
ゲートにはバイパスゲートと呼ばれる小さなゲートが付いています。いきなりゲート本体を開けると、鉄管や水車を傷める恐れがあるため、バイパスゲートを使って水車内を充水させてから、ゲート本体を開けます。
(バイパスゲートの点検中です→)
点検が終われば早く発電を再開するために、すぐに水位を戻します。取水口から水が流れ込み、ゲートでせき止められた状態になります。
導水路点検中、万一、取水口から水が入るようなトラブルが起これば大事故につながりますし、ゲートの先では水車内で点検中の職員がいますので、ゲートにトラブルが起これば大事故につながりかねない危険な作業です。少しのミスも許されない、緊張感漂う現場なのです。
タッチアンドコール
点検前には必ず全員の安全・ゼロ災を誓います
企業局による供給電力量は、県内の一般家庭が年間に消費する電力量の約30%に相当する量になります(平成22年度実績)。しかし、機械が正常に動かなければ電気は起こせませんし、電力収入も得られません。収入がなければ財政貢献も地域貢献もできません。
電力の安定供給という使命のもと、現場の職員は日々奮闘しているのです。 現場潜入取材、今後も続くかも!?
以上、企業局(0985-26-9759)でした。
(参考)今回潜入した猿瀬発電所内部の断面図
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