自作の詩と写真
晴耕雨読25「忘れた核心」初期詩篇
梅雨の雲間から時折陽光が野山から畑地へと
撫でるように濡れた草木を金色に染めて行く
そして僕はその強い波長とによって
古びた感傷にとらわれる
雨にたつアカシヤが輝き
その薫りは遠い六月の想いに引き戻す
あの時の若い脳裏に刻まれた核心は
すでに古びた経験に覆い隠されている
いや!沈黙を命じている
何故だ
愛と呼ぶべきあなたとの隙間に横たわるこの時を
虚無の愚行と思わせるあの思わせ振りな仕草は
真実は雨に打たれる事
そして泣き叫ぶ事
そして眠る事
それからただひたすら歩く事
だか決してそれに気づかぬ事
ただ無言のまま終えること
早霜にうずくまる羽虫のように
木枯らしに追い立てられる落ち葉のように
ただ無言のまま終えること
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