もりつちの徒然なるままに

<禁無断転写> ウォーゲームの話、戦史の話(かなり濃い目)、旅の話などを書いてみました。

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2003年にその初版が発売されて以来、「バルジゲームの中では最高傑作」の呼び声高いマークシモニッチ作のArdennes'44。長らく待たれていたその第2版が、2012年夏にGMT社より発売された。ZOCボンド、戦車種別によるコラムシフト、厳しいスタック制限、厳しい地形など、2003年度版の特徴をそのまま引き継いだかに見える2012年度版A44だが、その一方で最大15火力の攻撃力上限、突破戦闘の制約強化、スタック制限に関するルール等、新たなルールも随所に見られる。ルールを読む限り独軍がより難しくなった感のある2012年度版A44(A44第2版)だが、果たしてその実態はどうだろうか。
我々はA44第2版の真髄に触れるべく、早速プレイしてみた。下名はドイツ軍を担当。対戦相手のk氏は、史実に対する拘りよりは作戦級の面白さを堪能したいという根っからの「作戦級野郎」である。

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セットアップ時の状況

1Turn(16AM)

我がドイツ軍は全前線で攻勢開始した。全般的な戦局ではほぼ予定通りの成果を収めるが、橋梁が爆破されているので大きな前進できない。

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2Turn(16PM)

イメージ 10移動制限ルールのため第1Turnは移動できなかったドイツ装甲師団の戦車群が、いよいよ動きだした。しかし交通渋滞に阻まれてなかなか前進できない。要域クレルボーClervaux(E2446)に戦車教導師団の先鋒が接敵したのが最大の成果か。A44第2版では、新たに攻撃側の攻撃力が上限15までというルールが選択ルールとして導入された。例えば防御力が8の場合、攻撃側がどれだけ攻撃力を集中しようが、基本の戦闘比が1-1にしかならないことを意味する。このために高オッズがなかなか立たなくなったのが痛いと感じる。オウル川に架かる橋梁の多くが破壊され、前線に戦車部隊を投入できないのも痛い。
第6SS装甲軍戦区では、強力な米軍を前にしてその前進は捗らない。さらにあろうことか早くも米軍が反撃に転じ、モンシャウManschau(E1838)を伺っていた第326歩兵師団の歩兵連隊(4-5-3)が全滅した。

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Night Turn

イメージ 15第6SS装甲軍戦区では、パイパー戦闘団(KG Piper)が夜間浸透で米第99歩兵師団、第2歩兵師団の背後を伺う。

3Turn(17AM)

イメージ 11マイントイフェルの第5装甲軍がクレルボー方面で突破を図る。オウル川の橋梁の修理も漸く完了し、オウル川を渡り終えてようやく全力展開した戦車教導師団、そして第2装甲師団が、米第28歩兵師団の諸兵科連合部隊を撃破。クレルボー西方に向けてハイウェーを進む。サンビットSt-Vitz(E2125)方面では、第116装甲師団がサンビット西方を突破。ようやくサンビットへの進撃路が見えてきた。

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4Turn(17PM)

イメージ 12これまではあまり触れなかったが、戦線最左翼を進むドイツ第7軍戦区は、これまでの所比較的順当に作戦を遂行していた。第7軍には装甲師団の配備がなく、その主力は徒歩兵や降下猟兵であるため前進速度はそれほど速くはなかったもの、着実に戦果を拡大していたのだ。このTurnまでに最前線背後にある重要拠点、エッテルブルックEttelbruck(E2207)、ディーキルヒDiekirch(E2008)、エヒタナハEchternach(E1105)を占領。その向こうに見えるメルシュMersch(E2102)も攻略目標に見えてきた。

イメージ 13戦線中央を進む第5装甲軍は、クレルボーを占領した後、第26国民擲弾兵師団がウィルツWiltz(E2712)占領していた。さらにその北方を進む戦車教導師団、第2SS装甲師団の戦車部隊は、抵抗する米軍部隊を撃破しつつ、バストーニュBastogne(E3413-E3414)まであと5Hex、その北方ホッファライズHouffalize(E3219)まではあと3Hexと迫っていた。
そのさらに北方では、ヴィエルサルムVielsalm(E2826)を第116装甲師団の戦闘団が攻撃したが、米工兵隊(1-2-4)の奮戦によって突破できず。虎の子パンター戦車大隊(7-4-6)がステップロスしてしまう。
サンビットでは、歩戦連合のドイツ軍が両翼から包囲戦を展開。サンビットを包囲するにまで持ちこんだが、陥落させるには至らず。それでも全般として第5戦車軍戦区は大きく前進した。

イメージ 14第6SS装甲軍方面では、先のTurn、米軍の反撃によって最前線を進む第1SS装甲師団の擲弾兵連隊(7-7-6)が包囲せん滅の危機があったが、それをダイス目によって乗り切った独軍は、逆に米軍を包囲せん滅すべく活動開始する。
増援で登場したヤークトティーガー装備の第663重戦車大隊(4-2-4)と第12SS装甲擲弾兵師団所属の擲弾兵連隊(7-7-6)が米軍戦線を突破。後方で米軍砲兵大隊3個を蹂躙。米軍の背骨を叩いた。エルゼンボルンElsenborn(E1834)占領。しかしモンシャウには米軍の増援部隊が現れたため、砲兵支援を投入したにも関わらず、それを占領するに至らず。

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Night Turn

前線の部隊を前に出しただけで大きな動きはない。

ここまでの所要時間は約8時間。初日はここまででお開きとなった。初日(1〜2Turn)は地形に阻まれて前進が捗らなかったが、攻勢開始2日目(3〜4Turn)はかなり前進できた。特に中央を進む第5装甲軍団はクレルボーを抜き、バストーニュへ確実に近づきつつあった。
第6SS装甲軍は米軍(第99歩兵師団、第7戦車師団その他)の抵抗により前進は捗らなかったが、厄介な米軍砲兵3個を始末したのは大きかった。こいつらは防御射撃の際、1/6の確率で問答無用のToT(Time on Target)を出す。ToTが出たら、その攻撃は自動的に失敗になり、攻撃側は1Stepを失うという強烈さだ。砲兵を失った事によってその厄介な防御射撃が封殺されたことは、独軍にとって前途の明るさを感じさせてくれるに十分だった。

という訳で続きはまたあした。

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(つづく)

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