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2010年3月16日

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小説「SAP=TOB(Prologue)」

 
 
ブリュンヒルデ巡行(Tour of Brunhild)
 
 
プロローグ(Prologue)
 
 
Chapter 01

 
 
TVのニュースが流れている
HG県KB市に新たな名所が生まれるというものだ
ハーバーランドに地上98階のツインタワービルが落成するというニュースだ
323mのツインタワーである
民活によって、生まれるツインタワーは、渡部グループが生み出した
完成式典は、来週であり、財政界はもとより、多くの著名人が招待されているとのことだった
 
鈴木洋子は、それを聞きながら、教授こと「神谷真人」にも、その封書が届いていたことを思いだした
 
「先生も著名人なのね。。
 どうするんだろ?」
 
そう思いながら、スケジュールを見たが、それらしい予定は入っていない
その日は、北海道で講演会の予定があり、その翌日はAM県のHS大学で講義が入っている
 
「キャンセルしても、いいのに。。」
 
そう思ったとき、新たなスケジュールが加わった
中田一郎の休暇のスケジュール加わったのだ
9日間の長期休暇だ
その中にKB大学でのサービスレクチャーと教授の名代によるイベントの参加が組み込まれている
イベントの日時は、ツインタワーの落成式だ
その作業は、SAPの社用であるため、休暇扱いとはされていない
よって、7日+2日で9日なのだ
 
職務代理者は、「丸森悟」だった
次に「津山保夫」のスケジュールが加わった
その9日間が「臨」の文字で埋められている
すなわち、津山は「臨戦態勢」で待機するという意味だ
続いて、「瀬峰剛」と「柴田健作」のスケジュールが加わった
その9日間が「待」の文字で埋められている
これは、「待機状態」で過ごすという意志表示だ
 
中田一郎は、SAPの副社長であり、技術部門の統括者だ
角田沙矢も大事にされているが、彼もまたなくてはならない人物だった
彼は、それを思ってか、極力外出を避けていた
つまり、自分が出れば、このようになるのが容易に予想ができたからだ
沙矢にボディガードが付くのは当然である
なぜなら、彼女はSAPの中核を成す人物であり、女性だからだ
 
それに比べ、自分は男であり、べったりされるのも嫌だ
そんなこんなで、閉じこもり生活をしていた
しかし、沙矢がそれに文句をつけた
そんな生活じゃ、身体に悪いというのだ
それで、重い腰を上げたに違いないのだ
 
休暇は、プライバシーの世界なので、理由は必要としない
しかし、中田は目的とそのスケジュールを明示していた
 
使用する機材は、Nライナーとなっている
Nライナーには「ブリュンヒルデ」という名が付けられている
 
それには、「オルトリント」と呼ばれる「NL-1」、そして「ヴァルトラウト」と呼ばれる「NL-2」が搭載され、それ以外にAF(オートマチック・ファクトリー)がある
ブリュンヒルデは、トレーラータイプの移動ラボで、その重量は50t、長さ20mである
オルトリントは、ツーシーターの自動車で、ブリュンヒルデのサブシステムという位置づけで搭載されている
ヴァルトラウトは、バイクとも軽ヘリとも言われており、部品の付け替えでその姿を変えるとされる
 
FAは、データを元に完成品を作り上げるシステムである
これは、中田の考案によるもので、量産はできないものの、設計図データがあれば、それに従って作成、完成させることができる
 
SAPが、多くの機器を調達できる理由はここにある
宮崎真琴が使うチップ製造システムも、この特化版なのだ
 
それらの機器につけられる名前は、中田の趣味である
彼がオペラ「ニーベルングの指輪」が好きで、その中に登場する「ワルキューレ(戦の女神)」の名前を付けている
 
目的も書かれている
それを見た洋子は、思わず吹き出してしまった
それには、こう書かれていたからである
 
「明石で子午線をまたいで、記念写真を撮る
 明石焼きを食べる
 広島で、広島風お好み焼きを食べる
 出雲で、出雲ソバを食べる
 温泉に入る
 キャンプをする
 日本三景一人ゆったり旅をする
 コース:宮島→天橋立→松島
 以上」
 
それを見た洋子は、沙矢に連絡を入れた
 
「どうしたの?」
 
「中田さんの休暇なんですが。。」
 
「はい?」
 
「当社は、津山さん以下、臨戦態勢に入っています
 このような状況であれば、特機に一報を入れておいた方がいいのではないかと思いますが。。」
 
「そうねぇ〜
 ホントは、誰かをつけてやりたいのだけど。。
 そうなると、止めるって言いかねないしね。。
 この際だから、特機に恩を売っておきましょうか。。」
 
これは、沙矢の本心ではないことは、解っている
売りつけれた方は、いい迷惑のはずである
しかし、中田がやっとその気になってくれたのだから、水を差したくない
そうなると、他力本願であるが、押しつけるしか手がない
SAPの全員が、臨戦態勢で何時でも出動できる状態になっているし。。
みんなの気持ちも無駄にしたくなかった
 
「はい
 了解しました」
 
「誰か、指名はありますか?」
 
「それは、できないでしょう。。
 これはあくまで、特機が自分の意志でしてくれるのだから。。
 人選は、向こうに任せましょう」
 
「そうですね。。
 誰が、着いてくれるでしょうか。。?」
 
「きっと、私たちの希望通りの人選になると思うわ」
 
「小石川さんですか?」
 
「そうなるでしょうね。。
 佐藤さんにしてみれば、中田さんは鬼門だし。。
 伊藤さんはないわね
 途中での喧嘩別れが、目に見えるもの。。
 太田さんは、常識家過ぎる
 非常識の固まりみたいな人だもの。。中田さん。。
 ホントは、違うのだけど。。
 話し方が、アナーキーな人だから、勘違いされちゃうのよ
 そうなると、残されるのは。。」
 
「そうですね。。
 小石川さんは賢い人ですし、非常識ナンバーツーの津山さんを師匠って、慕ってくれる人ですもの
 免疫はできていますね
 それに、真琴さんを婦警さんにしたような感じだから。。
 手の平にのせて、見守ってくれるかもしれませんね」
 
「申し訳ないけど、情報だけ流して。。
 後は、お任せということで。。
 SAPのスタンスとしては、あくまでも社員の休暇だから、関知しないということで。。」
 
「はい
 了解しました
 太田警部に、メールを流します
 計画表を添付していいですか。。?」
 
「ええ
 そうして。。
 間違った振りして、うちの体制も流していいわよ」
 
「はい。。
 それは、任せていただきます」
 
「了解♪
 洋子さん。。
 気を使わせてしまって、ごめんね」
 
「いえ。。
 私も、SAPの一員ですから。。」
 
 
 
20100316

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天満宮(てんまんぐう)

イメージ 1

 
 
東風吹かば 匂ひをこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ
 
 
天満宮といえば、各地にある神社で、学問の神様として慕われていますね
その天満宮と切っても切れないのが、梅ですね
 
その天満宮に纏わる話をしましょう
 
 
天満宮は、「菅原道真」を祭神とする神社
政治的不遇を被った道真の怒りを静めるために神格化して祀られるようになった
「天神(てんじん)」、「天神さん」とも呼ばれる
 
 
菅原 道真(すがわらのみちざね)
日本の平安時代の学者、漢詩人、政治家
 
宇多天皇に重用されて昇進し、醍醐朝では右大臣にまで昇った
しかし、左大臣「藤原時平」に讒訴(ざんそ:陥れて告げ口すること)され、大宰府へ権帥として左遷されて、その地で没した
 
 
菅原道真の死後、京には異変が相次ぐ
まず道真の政敵「藤原時平」が39歳の若さで病死する
続いて、醍醐天皇の皇子で東宮の「保明親王(時平の甥)」が病死
次いでその息子で皇太孫となった「慶頼王(時平の外孫)」が病死する
 
 
その5年後、朝議中の清涼殿に落雷することになる
 
この年、平安京周辺は干害に見舞われていた
6月26日、雨乞の実施の是非について醍醐天皇がいる清涼殿において、太政官の会議が開かれることとなった
ところが、午後1時頃より愛宕山上空から黒雲が垂れ込めて平安京を覆いつくした
雷雨が降り注ぎ、それから約1時間半後に清涼殿の南西の第一柱に落雷が直撃した
 
この時、周辺にいた公卿・官人らが巻き込まれている
公卿では大納言民部卿の藤原清貫が衣服に引火した上に胸を焼かれて即死
右中弁内蔵頭の平希世も顔を焼かれて重傷を負った
希世は修明門から車で秘かに外に運び出されたが、程なく死亡した
落雷は隣の紫宸殿にも走り、右兵衛佐美努忠包が髪を、同じく紀蔭連が腹を、安曇宗仁が膝を焼かれて死亡、更に警備の近衛も2名死亡した
 
清涼殿にいて難を逃れた公卿たちは大混乱に陥った
醍醐天皇も急遽清涼殿から常寧殿に避難した
しかし、惨状を目の当たりにした天皇は体調を崩し、3ヶ月後に崩御することとなる
 
天皇の居所に落雷したということは、衝撃的であった
だが、それ以上に衝撃的なことがあった
死亡した藤原清貫は、かつて大宰府に左遷された菅原道真の動向監視を藤原時平に命じられていたのである
 
その結果、藤原時平の家系は断絶し、その弟が継ぐことになる
そして、道真の左遷に関わった人たちも死んでいる
そんなことから、道真の怨霊が雷を操ったということとなり、道真が雷神になったという伝説が流布する契機にもなった
 
 
それに慌てた朝廷は、道真の罪を赦すと共に、これでもかと言うほど贈位を行った
そして、子供たちも流罪を解かれ、京に呼び返された
 
それでも足りないと思った朝廷は、神号を贈った
「天満」の名は、「天満(そらみつ)大自在天神」から来たといわれ、「道真の怨霊が雷神となり、それが天に満ちた」ことがその由来という
 
各地の天満宮のうち、特に道真と関係が深いとされるのが、北野・太宰府の二つである
北野天満宮は、道真が好んだという右近の馬場に朝廷が道真の怨霊を鎮めるために造営した
太宰府天満宮は、道真の墓所・廟に造営された
この両社が信仰の中心的役割を果たしている
 
 
後に、道真が優れた学者であったことから天神は「学問の神様」ともされるようになった
そのため、多くの受験生が合格祈願に詣でるようになっている
参拝して筆を買うと受験に利益があるともい言われている
 
 
また、天満宮は梅との関わりが深い
それは、道真が梅を愛したことによる
左遷され、京を離れる時に庭の梅の木に詠んだ歌が始まりとされる
 
「東風吹かば 匂ひをこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」
 
「こちふかば におひをこせよ うめのはな あるじなしとて はるなわすれそ」
 
そして、その梅が大宰府に一夜にして移動したとされ、そこから「飛梅伝説」が生まれた
そのようなことから、天満宮では梅を象徴としていて、神紋に梅鉢紋などが多く使用されている
それにちなんで、境内には梅が多く植えられており、観梅の名所となっている
 
 
また、道真と牛にまつわる伝承もさまざまで、天満宮では牛を神使としていて、境内に臥牛像などが置かれる
牛が天満宮において神使(祭神の使者)とされているが、その理由については諸説が多々あり、どれが由来なのかはっきりしない
その代表的なものを上げると次のようになる
 
「道真の出生年は丑年である」
「亡くなったのが丑の月の丑の日である」
「道真は牛に乗り大宰府へ下った」
「牛が刺客から道真を守った」
「道真の墓所(太宰府天満宮)の位置は牛が決めた」
 
そのようなことから、どれが真実なのか、それとも全て伝承に過ぎないのかは、今となってはわからない
しかし、そうであってもそれらの伝承にちなんで、天満宮には神使とされる臥牛の像が置かれている
 
 
 

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iPS細胞=再生不良性貧血に光

 
 
iPS細胞で新治療法に期待=遺伝子異常の再生不良性貧血/国際チーム
 
 
細胞の染色体末端部「テロメア」が異常に早く短くなるのが原因で起きるまれな再生不良性貧血の患者から、皮膚細胞を採取して人工多能性幹(iPS)細胞を作ったところ、テロメアの長さが回復した
米ハーバード大などの国際研究チームが発見し、英科学誌ネイチャー電子版に2月18日発表した
 
この疾患は「ディスケラトーシス・コンジェニタ(DC)」と呼ばれ、貧血のほか、皮膚や粘膜の異常などが起きる
患者から作ったiPS細胞を造血幹細胞に変えて移植すれば、貧血を改善できる可能性がある
また、テロメアの長さが回復する仕組みを解明し、同じ作用をする化合物を見つければ、新薬の開発につながるという
 
体細胞は分裂するたびにテロメアが短くなり、やがて分裂できなくなって老化する
しかし、身体の各部位にある幹細胞や生殖細胞では、テロメラーゼと呼ばれる酵素がテロメアを修復するため、分裂が続く
DC患者の細胞では、この酵素の一部「テロメラーゼRNA構成要素(TERC)」に影響する遺伝子「DKC1」に変異があるため、テロメアの修復が難しい
 
研究チームは、万能細胞であるiPS細胞には、ほぼ無限に分裂・増殖を続ける能力があることに注目
京都大教授らが当初開発した4遺伝子導入法により、患者の皮膚細胞からiPS細胞を作ったところ、DKC1の変異が残っているにもかかわらず、テロメラーゼが働いてテロメアを修復し、分裂が続くことを発見した
 
これは、DKC1の変異を補う別の仕組みが働いたためと考えられる
 
DC患者はがんも発症しやすいが、なぜがん細胞が盛んに増殖できるのか、謎とされてきた
DC患者のがん細胞でも、同様の仕組みが働いているとみられる
 
 
(時事通信) 2010年2月18日
 
 
20100219

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