The Sam's Room

ワタクシ的嗜好の独断と偏見のページ

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大阪ディープな街で真っ昼間から!?   十三屋の巻 

人が集まるところ…
そこには不思議な魅力がありますよね。
 
都会の中の雑然とした場所…、
そこは特別きれいでも無く、イヤ、どちらかというと薄汚い雰囲気が漂う狭い路地、間口の狭い飲食店が重なるように立ち並ぶ…
それをディープタウンと呼ぶのかどうかわからないけれど、そこには何かしら近代的な都会から取り残されたような世界が拡がっている…。
 
決してお上品では無いけれど…
 
でも、何故かしら落ち着くのです。
不思議ですねぇ…

大阪にはそんなディープな街がイッパイあります。
ジャンジャン横丁、新世界、天満、京橋、鶴橋etc…
 
ディープです。
カオスです。
 
おっと、もうひとつのとってもカオスな世界を忘れておりました。
それは…
十三』。
 
んっ、ジュウサン…
13??? ってなに?
ゴルゴ???
 
そうやろなぁ…
関西以外の人は多分読まれヘンな、これ。
13、いや…、十三って書いて『じゅうそう』って読みます。ワケワカメ…

そう言えば、まだまだ難解な読み方の地名が大阪にはありますな。
ちょっと挙げてみましょか…
 
放出… 
ほうしゅつ?  ちゃいまっせ、ハナテン
 
立売堀
たちうりぼり? ちゃいまっせ、いたちぼり
 
私市
しし?     ちゃいまっせ、きさいち
 
水走
みずばしり?  ちゃいまっせ、みずはい
 
大物
おおもの?   ちゃいまっせ、だいもつ
 
杭全
こうぜん?   ちゃいまっせ、くまた
 
何故かワケワカメな読み方が多いとこやな、上方(かみがた)…

 
そんな話しと違うンやった!?
十三の話しでしたな

十三ってどんなところ?
歓楽街、飲み屋、ラブホ…、そんなイメージが強いかもしれませんねぇ。
でも、十三はそういう一角をのぞいてはゴクゴクありふれた下町なのですけどね…。

 
そんな『十三』…、
 
小説にも『十三』は出てきますな。
例えば、『黄金を抱いて翔べ』。
高村薫さんのデビュー作です。大阪の6人の男達が銀行に眠る6トンの金塊を強奪するお話し。
そしてワタシの好きな宮本輝の『骸骨ビルの庭』。
骸骨ビルと兪やされる堅牢なビルに派遣されたヤギショウと呼ばれる管理人が、そのビルで暮らしていた元戦災孤児を追い出しに来たお話し。日記形式でその癖のある住人達の話が次々と続く…

 
そんな『十三』…

さぁ、これから皆様をDEEPな『十三』へお連れしましょう。
  阪急電車『十三駅』で降りましょう。
 
イメージ 1イメージ 2
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ココが『十三駅』…
 
西口は降りたとたんに怪しげな雰囲気が漂いますな…。
個人的感想なのでお許しを。
 
イメージ 9降りて直ぐに右にある路地、これこそが何を隠そう、何にも隠せヘンケドこれが『しょんべん横丁』って言われる通りですぞ。

 しょんべん横丁って!?
きったないよなぁ…
そう言えば、新宿の思い出横丁も『しょんべん横丁』って言われてるようやな。
 
 
で、ここ十三のこの路地が何故しょんべん横丁って言われるようになったか、それは…。
第二次大戦で焼け野原になった十三駅前は戦後、大阪復興を唱え街を立ち直そうとする多くの人々が集まって店を出しましたが、当時のここ十三駅西口付近にはトイレが無く、そこら辺で用を足していたので『しょんべん横丁』と言われるようになったんだとか。

イメージ 10
 
 
 
 
 
 
まぁ、最近はマシになりましたけどね…
とにかく、その名残の名前だけが残っているようですな。
 
 この路地には左右にひしめくように飲食店が軒を連ねております。
 
イメージ 11
 
 
 
 
大阪一安い、って自慢げなノレンを挙げている見せもありますよぉ。
 
 
 
ここでは夜も昼もございません。

朝からでも酒を呑んでいるオッチャンがゴチャマンとおります。
小原庄助さんもビックリ!? (わかるかなぁ〜、わかんないだろうなぁ!?)
 
 
 
 
 
 
で、その中でも群を抜いて一人勝ちしているお店がここです!
 
イメージ 12
 
 
大衆酒場『十三屋』さん…
もうここは異常な世界ですな。
 
朝っぱらから夜中まで人、人、人、人、人、人、人、人…
いつも満員だから驚き桃の木山椒の木…
 
そんな十三屋さんに入ってみることにしましょう。
 
『おっ、ごめんよ! 邪魔するぜぇ〜』
『邪魔するンやったら帰ってンか』
『ほな、さいなら…』
      (吉本新喜劇の定番中の定番の台詞でゴザイマス!?)
 
 
ちゃうがな…
元へ。

入ってみましょう。
 
 
 
イメージ 13
 

 ほぉらぁ〜!
人イッパイでしょ。
これは夜やあれへん…
お昼の12時前ですよぉ。
店内はほぼ満席。
 
 
 
イメージ 14グルッと眺め回してると…
店員さんが、

『おに〜ちゃん、ここ空いてるで。ここにどうぞ!』
 
ははは…
おに〜ちゃん違うどぉ。
オッサンやどぉ。
どぉでもエエんですけど…
 
と言うコトで、ワタシはとりあえずことカウンターに陣取ることが出来ました。

 
 
『何します?』って聞いてくれません。
忙しいモン… コチラから声かけんとアカン…
壁に張っている短冊がメニュー。

イメージ 15
 
呑みモンは…
 
酒が250円、
焼酎が280円、
 
安いがな…
メッチャ安いでぇ…    
十三やもんな…
 
 
 
 
 
とりあえず、ビールときずしをオーダー。
 
イメージ 3

生中が410円、
きずしが350円、
 
安いがな…
 
お味?
 
ははは…

 
ここは十三の大衆酒場ヤンか、期待する方がマチゴウテルッちゅうねん!?
 
イメージ 4とにかくビール…
 
でもな、ビールを呑むンやったら揚げモンがエエよな、っということでオーダーしたのは、『ミンチカツ』。
これは200円。
 
安いがな…
 
関西では『ミンチカツ』
関東では『メンチカツ』
ドウデモエエケド、名前が微妙に違うな。なんでやろ?
 
 
 
で、やっぱりお酒が飲みたいな。イメージ 5
日本酒がエエな、こういうとこは…
 
ちゅうことで、『日本酒』のひや! 
250円、
安いがな…
 
コップに直接、店のニイちゃんが一升瓶から注ぐでぇ。
こういうときのルールは『コップからこぼすこと』やねん。下にお皿を敷いてるので、酒はコップから溢れるように注ぐンが礼儀。こぼすくらいに注がんと酒飲みは怒るンやっ!
 
よしよし…
こぼれてるがな、エエどぉ〜!?
 
 
 
 
 
 
イメージ 6じゃぁ、ここらで定番のアテを注文…
 
焼き鳥やな。
250円、安いがな…
 
ワタシはタレがエエんです。
塩よりタレ派なのですなぁ。
 
この焼き鳥には山椒がタップリふってる。エエ香りや。
 
 
 
 
酒が進むクン…
おにぃちゃ〜ん、もう一杯! 

250円也、安いがな…
メッチャ溢すほど入れてえなぁ!?
ははは…
 
ん〜、昼間っから呑む酒はまた格別やな。
 
自堕落な感じがまたエエどぉ。
退廃的な感じがまたエエどぉ。
オッサン気分がまたエエどぉ。
 
そんなこんなで、またまた定番のアテを頼もうっと。イメージ 7
 
おでんの豆腐。
200円、安いがな…
 
 
エエな、決して上品なモンじゃ無いけれど、大衆酒場でコップ酒。そしておでん…
 
エエなぁ、実に大衆的。
エエなぁ、実に小市民。
エエなぁ、これがワタシによく似合う!?

 
 
 
カウンターで昼間っから呑む酒に心地よい気分に浸るワタシ。
あぁ、素晴らしきかなオヤジの世界!
 
エエどぉ…
 
けっ!

小娘、いやお嬢様なんぞにこういうお気楽で心地よく退廃的な道楽を覚えさせてなるものか… ナンチテ!?
オヤジの世界は心地よいのだぁ〜〜〜〜〜! なぁんて、世迷い言を呟くのでございます。
 
でも、
しかし、
but…
 
近年はこういうオヤジワールドを侵す不届きなギャル&コムスメが増殖して参りまして、
こんな十三のしょんべん横丁にまでお嬢様達が無謀にも出入りするようになったのでゴザイマス。
世の中変わったな… ナンチテ
 
さてさて、このように大繁盛している『十三屋』さん。
料理を出すのもスバヤイのでゴザイマス。
 
この日は、このオニーサンが一人で料理を任されておりました。
 
イメージ 8
 
焼き鳥一丁…、あいよっ! 
           、と皿に写真にある串を3つ手早く放り込み、レンジにポン&チン!

だし巻き一丁…、あいよっ!
      、と冷蔵庫に入れてただし巻きタマゴをレンジにポン&チン!
まぐろ刺身一丁…、あいよっ!
      、と冷蔵庫の盛りつけ済みの刺身の皿を直ぐポン!
おでん一丁…、あいよっ!
     、と手早くおでん鍋からすくって、目にもとまらぬ早さでカラシを入れてポン!
 
とにかく素早い!
 
十分に考えツクされた方法で素晴らしい早さでアテを出すのは見上げたもんだよ屋根屋のフンドシ!?
スンバラシイの一言です!

そんなこんなの十三屋。
 
昼間ッからヘ〜キでお酒を呑めるところ。
エエ感じですなぁ。
 
世の中にはこういうDEEPな場所があるんです。
上品では無いけれど、何故か落ち着く… かも!?
大衆酒場は我々小市民の味方です。
 
 
 
サンキュ!

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アンパンさん、どうも!

大衆的とはまさにこのことですね。
安くてジモティに愛されているおみせです!

2013/4/19(金) 午前 5:58 SAM

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T@mesh!さん、どうも!

ココとか天満はそうですよね。
そんな街だからイイのですね。落ち着きます!

2013/4/19(金) 午前 6:00 SAM

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女将さん、どうも!

しゃ〜ないなぁ、女将さんやから許す…なんてな!?
こういうとこでグダグダ言いながら呑むのも良いモンですな。

2013/4/19(金) 午前 6:03 SAM

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散歩おじさん、どうも!

ウーロンハイって一度も呑んだことがないけど…
そうですね、高いな…、やっぱり単価が高いのでしょうね。

2013/4/19(金) 午前 6:05 SAM

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Mcきけちゃん、どうも!

イエイエ、アホは若く見える!?
若く見えるというよりも、みんなニイチャンですよ、ははは…

2013/4/19(金) 午前 6:07 SAM

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mineさん、どうも!

例の公衆トイレですね…
私も近づきたくない程キッチャないです!
やっぱりトイレが清潔でないとアカン…、それがここの大きな問題やね!

2013/4/19(金) 午前 6:10 SAM

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大坂弁ではすべてこのように変わるのでしょうか?面白いですね。

2013/4/19(金) 午前 10:13 piljugina

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おはよ〜ございます^^十三はもちろん、放出も大物もホントに読めないものばかりでムズカシイです(^w^)あ、でもね「じゅうそう」と入れたらチャント十三と出ましたよ(^^)ママはSAMさんがこうして紹介して下さらなかったら多分一生知らないで終わったかも^^;☆そんな十三屋さんは活気に溢れていますね〜^^美味しく下準備されてるものを手際よく出してくれるそのリズムも心地良いんでしょうね(*^―^*)ママはそのポンと入れてチン!して出してくれるだし巻きたまごを一つ食べてみたいです^^☆

2013/4/19(金) 午前 11:24 まあまママ

大阪もいいし大衆酒場もいいなぁ〜!!
地元に戻って一ヶ月!!
JRに一度も乗ってない〜!!!!
SAMさん!!お江戸に来る事があったら
とりあえず一度ご連絡を〜!!!
都合が付けば呑みましょ〜!!!

2013/4/19(金) 午後 3:12 [ M ]

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阪急宝塚線が地元なんで、めっちゃ懐かしいです〜
駅前にある喜八州のお饅頭をわざわざ買いに途中下車したり、
葱焼きの山本に行ったりしてました。
駅前の交差点を2階から見下ろすショットバーがめっちゃ安くて
良くお世話になったんですが、未だあるかなぁ。。。
よくぞディープな十三を取り上げてくれはりました、のナイスポチを!

2013/4/19(金) 午後 7:01 な〜が

おっ十三に出没ですね!大阪ディープタウンいいですよね〜〜 タシカニタシカニ・・・なぜか落ち着くものね。最近は女同士でも行けてしまう自分がコワイ オッバサ〜〜ン 鶴橋も天満もエ〜〜ド〜ッ!

2013/4/19(金) 午後 8:15 Sara

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ノンちゃん、どうも!

大阪の地名、難解なモノが一杯ですね。
なぜこう言うようになったかを調べれば歴史が見えて面白いですけど…

2013/4/20(土) 午前 5:19 SAM

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まぁまママさん、どうも!

文字は簡単だけど、読むのがヘン… というのが関西には多いです。
これは歴史上、あ〜だ&こ〜だ…というモノで、調べてみると意外に面白い展開があります。
十三屋さん、店員さんの動きやお客さんの様子などを眺めているだけでも飽きが来なくて面白いですよ!

2013/4/20(土) 午前 5:21 SAM

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Mさん、どうも!

こちらではお久ですな!

大阪、オモロイ店が一杯ですよ。
もう一ヶ月が経つのですね、早いな。そうですね、マタ連絡いたします…

2013/4/20(土) 午前 5:22 SAM

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な〜がさん、どうも!

そうですか、宝塚線沿線だったのですね。ナルホドナルホド…
ショットバーかぁ、いいな。何年前の話!? ははは…
ディープな十三、なぜかひかれる街ですよね。ぽちサンキュ!

2013/4/20(土) 午前 5:24 SAM

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SARAさん、どうも!

大阪ディープ、いいですね。肩肘張らずにどっぷりオヤジワールド…
ワタシなんて結局はこういう所しか似合えヘンのかも!?
SARAさんも行くの??? あらら… お上品でお若いのに… ナンチテ!? ははは…

2013/4/20(土) 午前 5:27 SAM

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男に生まれなくて、残念というのが私のこいう所へいお出入りです。

高校生でも喫茶店は禁止でしたし、たいした家柄でもないのに
ちゃんとしたうちの子はそとで食事はするものでないという・・躾がいまだに・・
父は自分のいきつけのホテルスナックで自分のつけでのんでいいといってくれましたが。。

母は烈火のごとく「親子してのまなくてもいい」とおこられました!!
残念です。
うらやましい
ないす〜でも十三はいけないだろうなぁ

2013/4/20(土) 午後 4:32 みっちゃん

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わぁっ! 十三デビューですね! お気に召しましたでしょうか。

ハレとケでいうところの「ケ」の世界です、十三って。生活に組み込まれた世界が繰り広げられています。

このお店で、かき揚げを頼むと、かき揚げにおでん汁をかけてくれるのでございます。これが何ともいえず、もう一度食べたい一品でございます。(逸品じゃないところが十三?)

2013/4/20(土) 午後 9:17 ぽち

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みっちゃん、どうも!

やっぱりみっちゃんはただ者ではないな…
お嬢様やンか…

お嬢様は『十三』は無理!
汚いモン… (十三の人、ごめん!?)

でも、結構こういう所って落ち着くんですよ。
冒険にいかが??? ナンチテ…

2013/4/21(日) 午前 7:20 SAM

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ぽちさん、どうも!

さすがのぽちさんはこういう所は先刻ご存じで、ひょっとすると常連!?

そのかき揚げは目の前にありましたが注文はしませんでした。
今度食べようっと!

2013/4/21(日) 午前 7:21 SAM

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