北京老学生・日本から台湾へ

2013年春、4年半ぶりに日本に帰国。2017年春、今度は台湾・台中へ。

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この記事の続きだ。


TBSラジオの「荻上チキ・Session-22」が20日(月曜日)に放送した、森友学園の籠池理事長の電話インタビューの内容を昨夜(25日)、もう一度聞いてみた。
(前回、書いたようにこの番組のサイトで、放送日から1週間はその内容を聞くことができる。)

少し、うっかりしていたのだが、昨日(25日)ここにアップした、
<【音声配信&抄録書き起こし】「大阪の学校法人への国有地払い下げ問題〜森友学園・籠池理事長に荻上チキが直撃」(2月20日放送分)>
からとった、インタビューの一部は、あくまでも『抄録書き起こし』であった。

つまり、全部を『書き起こし』ているわけではない、ということである。
意識的に『省略している』部分があった(記事をアップした時点で『抄録』であることはわかっていたが、どこを省略しているのか、きちんと把握できていなかった)。

そこがどこかというと、籠池氏の発言のなかの最も、『怪しげな部分』であった。


いかにも『ネットウヨク』的な雰囲気で、『朝日新聞』などに対するレッテル貼り的な語法を駆使して、今回の土地取引に対して疑問を呈している豊中市議(木村真氏)などを批判している部分である。

この電話インタビューの音声自体は改変していないので、それをそのまま聞けばわかることだが、この『抄録書き起こし』では省略している。
これが、あったほうが籠池氏のおかしさというのは、『わかりやすい』と思う。

別に『朝日新聞』の論調を支持する人でなくとも、一方的に決めつける口調、しかも聞いている人もみな、自分(たち)と同じ考えであるはずといった感じの『粘着質?』の話し方を聞いて、『引いてしまう』人は多いのだろう、と思う。

そういう意味では、なぜ、この部分をカットしたのか、疑問に感じるのも事実である。おそらく、さまざまな『法的リスク』を考慮してカットしたのだろうが…。

そういう事情なので、少なくともまだ今日中はこの音声ファイルを聞くことができると思うので、(できれば)聞いてみていただきたい。



では、なぜ籠池氏がこのように、滔々と『持論』をまくしたて、『馬脚』を現したのか…。
(その他、籠池氏は今回の土地取引の『真実』を隠そうとして汲々としていたために、そちらに神経が集中したあまり、全体として『おかしな話し方』をする『おかしな人物』であるという印象を与えかねない部分に対して、防御をすることができなかったのではないか、と思う。)

その理由は、少なくとも2つくらいあるだろう(お互いに関連しているが…)。

一つは、電話インタビューの相手である荻上チキさんのことを、ほとんどというか、全く籠池氏は知らなかったのではないか、と思う。

荻上氏は、普段は(それこそ)滔々と(彼の)『持論』を早口でまくしたてる『癖』が強すぎる人でもあり、必ずしも彼の『トーク』はいつも説得力があるものではない。

しかし、この時は、荻上氏は『聞き手』に徹していて、籠池氏の発言に対しても、余分な『反論』などは極力控えていた。そのこともあって、籠池氏は相手をみくびって、(さほど警戒心もなく)しゃべっていたのではないか?

だいたい荻上氏の名前も知らないようで、電話インタビューのなかで、電話相手の荻上さんのことを『記者さん』などと呼んでいた(名前を忘れたか、確認するのも面倒だったのだろう)。


もう一つの要因は、そもそも、2月20日の番組は、当初は籠池氏のほかに、電話インタビューに、この問題を掘り起こした豊中市議の木村氏(籠池氏がさんざん罵倒した当の人物)、それからこの問題の記事を書いた朝日新聞大阪社会部の吉村治彦氏(この人も、電話の話し方では、ソフトな印象を受ける人だ)登場する予定だったという。

ところが、番組の直前に、彼らと一緒に番組に出るのであれば、自分は出ないと籠池氏から『通告?』があったという。
そのため、番組では、あえて木村氏、吉村氏の両名を引っ込めて、この日はとりあえず籠池氏から話をじっくり聞くことにポイントを置くこととしたという。

その結果、籠池氏に聞く時間がたっぷり発生して、かえって籠池氏というのがどういう人物なのか、あるいは今回の土地取引がいかにおかしなものなのかが、浮き彫りになってしまったということではないか、と思った。
(結局、籠池氏は『墓穴を掘った』ということになる。)

なお、この番組では22日の放送で、<「大阪の学校法人への国有地払い下げ問題第2弾〜理事長の説明を検証し、改めて疑問点を洗い出す!」>と題して、改めて木村氏、吉村氏の両名を電話ゲストとして登場させ、合わせて20日の籠池氏の主張の疑問点の洗い出し作業を行っている。


通常、ラジオというメディアはテレビに比べて、あまり注目されないメディアではある。だが、今回、この『じっくりした籠池氏インタビュー』で明らかになったように、顔が見えなくて、声とかその主張の内容に、神経が集中する分、逆に問題が浮かび上がるようなケースもあるのだということを、改めて感じた。

なお、この「荻上チキ・Session-22」では24日の金曜日には、NHKの『クローズアップ現代』の元キャスターの国谷裕子さんを登場させて、<「“クローズアップ現代”元キャスター・国谷裕子×荻上チキ対談!〜キャスターは今、どうあるべきか?」というのを放送していた。

これもまた、聞きごたえのある番組だった。
(本当は、この記事のなかでも取り上げようかと思ったが、長くなってしまうのでやめておく。24日から1週間は、同様に音声ファイルを聞くことができるので、その範囲で余裕があれば、別の記事を書いてアップするかもしれない。)








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私は生放送で聴いていました。本当に籠池さんは墓穴を掘りましたね。やたらと朝日新聞を攻撃して南京大虐殺とか関係のないことを言って煙に巻いて。しかし、インタビューの翌日の国会では野党議員が籠池さんの発言内容の要点を取り上げて、追及していました。荻上チキさんが反論しないで重要証言を引き出したおかげです。更に
その翌日、豊中市の議員さんが出演すると、打って変わって理路整然とした説明で、信頼感が湧き、実に籠池氏と対照的でした。

2017/2/26(日) 午後 5:07 [ saihikarunogo ] 返信する

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> saihikarunogoさん
多分、私のブログを読まれるようなかたでも、この放送を聞いておられた人が何人かいるのではないかと思っていました。
私も、籠池氏の発言と、豊中市議の発言と頭のなかで比較しながら、いくら考え方が異なるとはいえ、『一体、どうなっているのだろう』『なぜ、籠池氏はあのような、おかしな話し方をするのだろう』と思ったものです。
テレビよりも、ラジオのほうが、威力を発揮するときがあるのだなと感じた次第です。

2017/2/27(月) 午前 11:36 [ 北京老学生 ] 返信する

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