注射の量り売り(使い回し)にはご注意下さい
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先月のNHKのクローズアップ現代で、美容医療に対する様々なトラブルが特集されていました。
技術の未熟さが招くトラブルは、私も含め全ての医師が研鑽を積んで回避すべき問題ですが、医師の
モラルが招く問題点も取り上げられていました。それが注射剤の量り売り(使い回し)です。
具体的には、人工的なしわ取り剤や輪郭形成剤である、ヒアルロン酸やコラーゲン注射、レディエッセ等の
注射剤を、使用した針だけを付け替え、他の方に再度使用する行為を指します。このような行為をしている
可能性のあるクリニックや病院では、治療費の掲示の際に、”0.1ml:数千円〜”のような記載をしている
ケースが多いです。(ただ、当クリニックのように、1本:〜円と記載していても、中身が残った製品を
別の方に使い回しているようなケースでは、内部告発でも無ければ外からは分かりません。)
針を交換すれば感染症のリスクは回避出来るというのが、理屈ではあるのでしょうが、使い捨ての注射器を
再度別の患者さんに使い回す等、研修医時代に回ったあらゆる診療科では考えられない行為です。
”0.1ml:数千円〜”のような記載をしている医療機関でしわ取りをされる場合は、注射器を使い回されて
いないか、しっかりと確認してから、治療をお受け下さい。
注射剤の使い回しは、健康被害が出ていないからといっても、我々の医療水準のモラルから考えれば、
前時代的な医療行為だと私は思います。
福田
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