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Birth-黎明一つの目は囁いた。
お行きなさい、 お帰りなさい、 この庭で私は待っています。 一つの目は瞬いた。 落ちなさい、 飛びなさい、 そこにあなたの翼があります。 <●> △ △▽△ △▽△▽△ 啄ばまれた、 身体はそこにあり。 石の上に建つ。 石の下に立つ。 ひび割れた硝子の欠片が奏でる。 音楽、とは世界の調和をいう。 統一された。 戒律された。 数の原理はそこにあり、 絵画、とは世界の論理をいう。
開拓された。
改訳された。 天の原理はそこにあり、
演劇、とは人間の調和をいう。 配役された、 采配された、 命の原理はそこにあり。 文学、とは人間の論理をいう。 配列された、 連結された、 時の原理はそこにあり。 織り交ぜ紡ぐこの螺旋。 さあ、何をまわる? さあ、誰とまわる? 踊るといいのです、このテラス。 太陽は未だ現れざりしを。 歌うといいのです、この泉。 月は未だ隠れざりしを。 鷹の子よ、 空は未だ遠いのか? 崖の上に立つ女。
塔の上に立つ男。 視線を交わす、一瞬に。 啼いた、 鳥は高く遠く。 鳴った、 鐘は遠く近く。 ▽△▽△▽
▽△▽ ▽ <●> 昇る、地平に。水平に。 輝く光、誰のもの。 輝く翼、誰のもの。 それは僕、と羽ばたいた。 祈りが聴こえる。それは喜び。それは哀しみ。 白い部屋で君を待つ。 |

