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ニュースを見て考えたことー曾野綾子著「貧困の光景」

穏やかな日差しの中、冬支度にいっそう加速がかかっている。
風に揺らぐお洗濯ものが やさしい気分にさせてくれる。 この柔らかい日差しが
もったいなくてうれしくて・・

忙しい秋の作業のひとつは、落ち葉の掃き清め・・。掃いても掃いても 落ちてくる。
嘆きながら 竹箒を手にする。心は別のことを考えていた。

・・遠くバングラディッシュの地では、生きること、暮らすこと、苦難を凌ぐことで
目一杯の人々が苦しんでいる・・・


ミシュランの三つ星レストランがかしましく取り沙汰される
ここ,飽食と風紀紊乱しているこの日本ではなく、

もっとたとえようもなく貧しく辛い境遇の暮しの地であるバングラディッシュニに 
苦境に追い打ちをかけるごとく、自然の猛威のサイクロンが押し寄せたこと。

それでなくても もう充分なほど 暮らし向きが困窮している
老いた人々や、業のような病を抱えていながら、先進の治療に与れない人々、
幼い子どもを抱えた若い母親にとって、この自然災害で
生活の困難さをいや増しているにちがいない。

この此彼の違いと その与えられた環境の 不公平さを考えた。

・・神さまのなさることが、時々私には分からなくなる。

さりとて、先日まで 数日かけて、曾野綾子さんの「貧困の光景」を読んで感じることが大きかった。
胸のすくような筆致で書いてあった。

曾野綾子は此の本の中で、発展途上の国々への援助の直接的な 「
手をさしのべる」ことの難しさを説いていた。必要な人に必要なものが届かない現実、

直に「困っている人々」へ 支援が届くような援助物資を送り方、とか、
現地に出向くのが一番、確実なことなど、とても理解が深まった。

自分にできることはないかしら?などと考える自分はおこがましい、
されど 困窮している人を尻目に手をこまねいていることも、心苦しい。

何かできないか・・な・・自分に傲岸さがないかどうか?
しかし 現状では 教会の献金ボックスに 気持ち多めに入れることしかできない。

やり方や考え方を糺して、事に当らないと、えせ「正義の味方」ふうな偽善者に 
自分がなってしまうようなおそれおののきを感じている。

しかし、穏やかな小春日和の中、穏当に冬支度をしていながら、
バングラディッシュの 人々のことをあれこれ誰何し、他人様を支援することを
考えていると、

なんだか
食べ過ぎた飽食の食卓の後片付けをしながら、 飢えた人々の身を思っているような
後ろめたさを感じてしまっている。

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桂三枝
ラフブロ
05月28日 17:15

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