テレビ日誌 徒然つづれ織り

カクテルが枯れてしまった跡地に、クレマチス:カルセドニーを植えようと思案してたら、一足違いで売れてしまってた〜。

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2012年1月27日

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1/26 『聖なる怪物たち』#1・2 〜 ラ・メール、暗闇の中の海。(2)


妹:圭子のたっての願いを優佳が聞き容れられなかった理由は、「わたしには子宮がない」だった。
昔、子供をあきらめた結果、そういうことになったのだ。圭子には思い当たることがあった、“私の大学の費用のためね?”
父母を相次いで亡くし、施設で育った、二人きりの姉妹。
優佳は言う、“子どもは諦めていた。圭子の子供は、私にとってもたったひとりの血のつながりのある子供なのよ”。だから“それが私の新しい目標になったのよ”と。

しかし敏雄は、教育産業に従事する聖職者であることから、姉妹の計画を拒否。


下腹部の痛みを訴える50代の弘江(朝加真由美)を診察した司馬。肺気腫の既往があることから手術リスクが高く、“開けてみないことには分からない状態”であることから、大学病院からたらい回されてきた、気難しい患者。
店を経営し、シャンソンを歌っていた彼女。十八番は〈ラ・メール〉。「また歌えたら‥」と本音をもらした彼女に、司馬はオペを勧め、術式は成功し、患者は感謝しつつ退院していった。


春日井師長は、聖応育英会を退職に追い込まれた施設育ちの三恵(鈴木杏)に、代理母を依頼。
「優しくしたのは、代理母にするつもりだったからですか?」と憤りつつ立ち去った三恵だったが‥‥公園で遊ぶ子供らを見るうち、引き受ける決心がついた。(この子、ひそかに敏雄を好きだったんじゃなかろうか?? なんとなく‥)

春日井は暗い海に敏雄を呼び出し、「海の話」として説き伏せることに成功。秘密裏に移植が実行され、計画は始動。



中谷さんの「先生」ってイントネーションに、最初「現代に転生した『JIN』野風さん?!」って気がして仕方なかった。
加藤あいも、いい味だしてる。「健気な薄幸美人」って風情で、意志の強さも伺え。中谷さんとだと「超絶美人姉妹」で、初回見たら他の配役が考えられないほど適役☆。

彼女らの犯行を看破してゆく(んだろう)のが、まっすぐで曇りないキャラな岡田君ってのが、見どころにして醍醐味?? 何気ない発言が毎回春日井にヒント与えていく格好になってるあたりも、◎。


内容は、久々〜〜に『白夜行』雪穂&亮二にも匹敵する、切なさこの上ない犯罪者。

初回ですでに『白夜行』を思い出し、比べてしまってたんだけど‥‥
2話ラストの「暗い海」が、『白夜行』初回2時間SPの最後の方で、亮二が雪穂に見せた「どぶ川に咲く花」(亮二が切り紙で咲かせた白い睡蓮)と重なるイメージで。。

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1/26 『聖なる怪物たち』#1・2 〜 ラ・メール、暗闇の中の海。(1)


  「〈ラ・メール〉ってシャンソンご存じですか? ‥ラ・メールはフランス語で女性名詞、海と母は綴りは違うけれど同じメールと発音するんですって。
   ‥海の話をしているだけです。もしこの海で子供が泳いでいても誰も気付きませんね―。‥誰もいない海なら、誰も気付かない。
   ‥海の話です。真っ暗な海を見つけます、そこに何が浮かんでいても誰も気付かない、暗闇のなかの海を。
   あなたは自分と圭子は聖職者だと仰った。だったらその仮面を被り続ければいい。秘密を知ってる者が口を閉ざしてさえいれば、秘密は永遠に守られる‥」春日井(中谷美紀)
  「真っ暗な海か」敏雄(長谷川博己)



雨の夜、大久保記念病院前に置き去りにされた、正体不明の妊婦。当直の若手外科医:司馬健吾(岡田将生)は初めての帝王切開に挑み、男子を取り上げる。しかし母体を救うことはできず、身元不明の新生児だけが残された。

“皮肉な偶然が重なって引き起こされた出来事” 司馬はそう思っていた。だが、すべては“仕組まれた必然”だった。


そもそもの発端は、遡ること1年前――

大学病院から、経営難の系列末端病院:大久保記念病院への異動を命じられた司馬。その脇を、ウェディングドレスの急患:日向圭子(加藤あい)がストレッチャーに乗せられ通過していった。


学園グループの若きトップ:日向敏雄(長谷川博己)と結婚、豪華な披露宴の最中、妊娠中であった圭子は階段で倒れ‥‥救急搬送先で子宮を全摘。

子供をなくした圭子に、姑:華江(山本陽子)は、“跡継ぎはもうちゃんといるんだから、あなたは学園の方を育てて行ってちょうだい”と。
敏雄には、先妻との間に5歳の息子がおり、跡継ぎとして家に出入りし、先妻はグループの役員として圭子に睨みをきかせていた。
したり顔で先妻の言う、“あなたは、欲しいものは何もかも手に入れてきた人。子供だってすぐ持てるわよ”。

思い詰めた圭子は、勤務先(大久保記念病院病院)に姉(中谷美紀)を訪ねて要請する、“私の子供を代わりに産んで”。


大久保記念病院に赴任した司馬は、貴重な労働力として酷使されていた。沈着冷静かつ的確にその仕事をサポートする、頼もしい看護師長:春日井優佳(中谷美紀)。

 「ここでは自分で人ひとりの命を預かる覚悟のない医者はなんの意味もない。この病院に必要なのは、人の命を救える医者です」

風邪による胃腸炎と見られた男児を盲腸と診断。オペに踏み切り、無事成功。しかしその直後、母親は医療費を踏み倒して子供とともに消えた。術後まもない男児の感染症を心配する、優しい司馬。

街角でその母親を見つけたのも司馬で‥‥その母親のパチスロ依存と育児放棄を目の当たりにし、
“母親というものは、命と引き換えにしてまで子を産みたいと思うものなのでしょうか? 僕の母は自分の命と引き換えに僕を生んだ。それなのに、あの母親は‥”

何気ないその述懐が、春日井に「啓示」をあたえ、「計画」が始動したのだったが‥‥司馬は何も関知していなかった。この時はまだ。

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1/27 連続テレビ小説『カーネーション』 〜 足をすくわれる。


何もかもが順調で、〔幸せすぎて‥‥足もとすくわれそうで恐い〕と感じていたその日、また思いがけず春太郎と再会。
恵が長年の春太郎びいきで、糸子の許可をもらって、嬉々としてラジオを聴いていた。

(糸子の幸福のピークを絶妙に表現してたエピ☆ だったと思った。『カーネーション』世界でバルザック方式を担当している、幸せな時に決まって出会う人:春太郎)

春太郎今回の出現は、劇場ポスターでも雑誌記事でもなく、ラジオ。
「恵が聴いていたラジオ → 恵が取った密告電話」へとつながってゆき、しあわせのピークはそこで終焉。


恵が受けた電話内容は“北村がまいた流言そのまんま”で‥‥
しかし恵〜〜!! 従業員が「醜聞」を俎上にして、町なかカフェ〈太鼓〉でおおっぴらに泣いてりゃ、流言も「ほんとのこと」だと思われ、一気に広まっちゃったじゃん。(悪いよ、お前〜)

かくして、親戚&ご近所一同小原家大集合。

(でもまあ、じわじわと陰湿に陰口広がっちゃって、個々に謝罪や説明してくより、いっぺんに済ませちゃう方が、糸子の性格からしたら「楽」だったかも、ね。何べんも同じこと言われ・こっちも言わんなならんのって、ほとほとやんなる! から)

松坂家のおじは勿論のこと、勝弟まで。ちゃんと親戚づきあい継続してた(設定になってた)んだな―。
(この人の仕事ってなんだったっけ?? 高校教師とかそういうんだったっけ?? このへんあんまし記憶にないんだけど‥‥それならばまあ「兄嫁の曲がったこと」にはすっとんでくる:来ざるをえないだろうな、と)

倫理観を責める手厳しい叱責に頭を下げつつも、あらためる意志はないことを告げ、“周防さんとご家族の生活も面倒見させてもらいます”と。

“北村がまいた流言のせいで、周防は洋裁師としてはもう働けず、日雇い仕事に出るしかなくて、そこで脚の骨にひびいれて、働けないとこを雇用した”も
“周防の妻は原爆症の後遺症に苦しんでいて、たぶん医療費は絶対に必要で、子供もいてるし‥‥仕事ないと即刻困る状況”も
自己弁護になるような事柄を、いっさい口にしなかった。そこが糸子の「侠気」であり「要領の悪いとこ」なんだな―。
(↑身内にも明かしてないから、だあれもフォローのしようがないし)
でもまあ、そういうとこ(家族に何ら説明することなく、押し切るとこ)は、善作父ちゃんによく似てるのだよな―。


脚本家さんは、「ここで現代の視聴者の拒否感から糸子を擁護するための伏線」を事前に仕込んでいて・・今日になっていきなり「勝の弟が遺影持って登場」は、その最たるものだったかと。
勝の家族、「寡婦となった糸子」を今日までほったらかしだった。そして「勝が人気芸者と温泉旅行や観劇してた事実」は知らない。

↑視聴者としては、ここで勝の遺影タテに乗り込んで来られると、
「勝だって浮気してたじゃんか〜!」とか「男の浮気は、甲斐性で片付ける奴らのくせに、エっラそうに、あに言ってんだか〜〜!?」と。(何いってんだか? じゃなくてもう、あに言ってんだか〜!? って世界)


“糸子ひとりを、大勢して詰めかけて、威丈高に責めまくり”を見ると、「まだ清い関係なのにな―」と糸子&周防の肩持ってしまう。
↑【視聴者にそう思ってもらうための回】だったんだろうな―。
(事実はおそらく、“ドラマに描かれたプラトニック”に留まってなさそうな感じする‥‥)

「あったこと」を省いて描くと「嘘くさくなる」んだろうし、かといって「不倫話は主婦視聴者から非難される」のは分かりきってる。
(『カーネーション』と一緒の時代を描いた朝ドラ『純情きらり』桜子と義兄の「心の不倫」ってのが、視聴者から総スカンだったからな―)

戦争未亡人が巷にあふれてた時代。いい男は先に売れちゃってた時代。

↑昼ドラで「この時代」を扱うことが多かったのは、不倫&一人の男を巡る複数の美女の争いが「普通にあえりふれてた時代」だから、であろうかな―。

(そういえば‥‥ 糸子と同じく職業婦人で、夫に先立たれて店を経営して・人も複数やとっていた『あぐり』のヒロインは、ドラマ終盤にさしかかって、新聞記者でエイスケの愛読者であった高嶋弟と再婚した)

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1/26 連続テレビ小説『カーネーション』 〜 奈津、寿退職。


〈安岡美容室〉の前に、風鈴を持って佇んでいた身なりの良い三揃い男:桜井(ラサール石井)。奈津の現在の交際相手で、終業時間を待って、毎日一緒に帰宅。(一緒に住む家の窓辺に、帰って早速吊るすつもりの風鈴、だったのだろうな)
メンクイが災いしていた奈津が、はじめて「中身で選んだ」こと歴然な男:桜井。
玉枝も八重子も祝福してる中、ひとり愁眉を寄せていた太郎。

泰蔵を振り向かせようと、町一番の美人になるべく精進していた奈津。その願いは、時を経て太郎の目を惹きつけていた。太郎にとって「見知った中で一番きれいなひと」だったのだろう奈津。
この関係に思い出されるのは、一条ゆかりの『砂の城』〜。(ナタリーとフランシスと、息子フランシス) と掲示板に書いてたもんだった。

奈津と桜井の結婚が決まり、桜井は糸子の店を訪ねて、周防にモーニングを発注。それは“奈津の友人を見込んで、密かにウェディングドレスを依頼するため”だった。
奈津は“年も年だし、入籍だけで”と固辞した。それでも、着させてやりたいという新郎の真心。
“親が誂えてくれた白無垢を持ってる筈です”と糸子が指摘すると、“夜逃げの際にそれも置いてきた”と。
夜逃げのことも、そのあとのことも、何もかも承知していて、丸ごと奈津を受け入れ・守っていこうと思っている桜井の人柄☆。
糸子は依頼を引き受け、採寸のために奈津の制服を必要とし、玉枝の協力(みたらしだんご引っつけ作戦)のもと、採寸。八重子と相談してデザイン案を詰め、“スリムでデコルテの綺麗な奈津に映える自信作”が完成☆。

寿退職の日、奈津の髪をアップにセット、“洋服は普段着やのに、髪だけこんなんしてもろうたら‥”と苦笑する奈津に幾本もの白い花を刺して、入籍へと送り出した。
(この後、写真館だかに糸子メイドのサプライズドレスが待っていたのだろうな)


『ゼロの焦点』的な、戦後混乱期の女の悲哀 を一人で背負わされた役どころだった奈津。
「岸和田界隈にいる限り、過去からは逃れようがない」んで、「何とか幸せに‥」って視聴者の希望をかなえる意味でも、「ここで寿退職」だったのだろうな。
桜井さんのお仕事って何なんだろう?? それによっては今後、「糸子の娘らがサクセスしてゆく過程でお世話になることがある」のかも。

奈津の新品花嫁衣裳を糸子が着て、糸子の新品花嫁衣装を静子が着て、糸子メイドのドレスが奈津にプレゼントされて

↑ってことになってて、“奈津がウェディングドレスを着てた場面は、糸子たちの妄想の中だけ”だから、このドレス、後々思いがけないカタチで再会することになるのかも。
(アレか? 写真館のウィンドウに飾られて、それが雑誌に掲載されて評判になる、とか??)

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