

ダイエット・ラブ(Love on a diet/痩身男女)01年製作 94分
出演
ミニ : サミー・チェン(ジェン)
肥郎 : アンディ・ラウ
黒川 : 黒川力也
工藤 : 樋口明日嘉
監督
ジョニー・トー
ワイ・カー・ファイ
前回の「needing You」に続きサミー・チェン
アンディ・ラウ共演によるラブコメディであるが、
今回は特殊メイクによって、二人とも3時間もかけて
おデブキャラに変身しての演技である。
サミーの場合痩せていく物語に合わせ3種類の
おデブメイクが必要で、時間もかなりかかったようである。
さらに全編日本ロケにより撮影したようで、特に横浜周辺が
よく背景として使われている。
物語は日本で恋人のピアニストの黒川とやむなく別れたミニが、
過食に走り超おデブに、家賃も払えなくなって、お見合いを
家主に強制されているところに、軽自動車で高級包丁の行商を
している肥郎と出会うことになる。肥郎は同郷の香港人であるミニに
同情し、結局めんどうを見ることになるが、ミニが有名なピアニストの
元恋人であり、黒川もいまだにミニを愛していることを
ラジオ放送で知る。
そして、半年後の01年9月30日に向けて、
壮大なるダイエット計画が始まるのである。
アンディ・ラウは日本の特撮ファンであるらしく、
オタク的?日本文化の影響をみることができ
そのせいか物語の前半は、ギャグ・コミカル路線全開で、
(飯島愛や小沢まどか等のAV嬢の名前がよくでてきて、
いいかげんな肥郎の性格描写になってるようだ)
過激に日本漫画的な誇張いっぱいの演技を見ることができる。
後半にさしかかるあたりからアンディが歌う曲がBGMとして
流れ、「恋をしたければ僕がここにいるよ」と、
すでにミニを愛してしまった不器用な肥郎の心情が表現され、
ラブ・ストーリー的な路線を強めていく。
そして、ダイエットの最終段階に入るため、ミニは高級ダイエット
クラブに入るが、その費用を捻出するために、肥郎は「殴られ屋」を
夜な夜な続けることに・・・。
そのかいもあって、ついにミニのダイエットは成功するが、
肥郎の部屋へと帰るシーンにサミーが歌うBGMが流れ、
ミニの心情を、本当の名前さえ知らない肥郎を愛していることに
気づき始めていることを観客は知るのである。
そしてミニは黒川との出会いを果たすが・・・。
サミー・チェンは働く女性や、ある種のフェミニズム的な女性を
演じると際立ち、香港女優の中では稀なアクトレスであり、
チャン・ツィイや韓国のチョン・ジヒョンのように「フェミニズムの風」に乗った
東洋的美人の代表といえるだろう。
ちなみにアンディ・ラウとサミー・チェン共演3作目が
ジョニー・トー監督作品「イェスタディワンスモア」という
タイトルで04年香港で公開されているようだ。
詳細は以下参照
http://www.pan-dora.co.jp/andy/yesterday.html#cast
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