増渕 賢一(ますぶち としかず)ブログ

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日本で生まれ、海外に飛躍し、日本で死ぬ

日本で生まれ、海外に飛躍し、日本で死ぬ
 
中国本土人の越境出産に反対=新聞に一面広告−香港 22 Record China
 
201221日、香港紙アップルデイリィーに中国本土人の越境出産に反対する一面広告が掲載された。BBC中国版が伝えた。
広告には「あなたは同意できますか?両親ともに香港居住者ではない子供の養育費用のために18分毎に100万香港ドル(980万円)を拠出しています」「香港人の我慢はもう限界だ」と大書されている。
中国本土人が香港の病院で子供を生む越境出産が問題となっている。産婦人科病院が中国本土人に占拠され、香港人がなかなか予約を取れないためだ。
香港で出産すれば、中国本土人の子供でも香港籍の取得が可能となる。広告は香港籍の取得が出来ないよう香港基本法第24条を改定すべきだと主張している。
今回の反・越境出産運動はネット発の動きとなる。香港大手掲示板・高登が基点となり、「中国本土妊婦の香港での出産に反対!10万人のイイネを政府に見せよう」というフェイスブックページが開設された。すでにイイネ・ボタンが押された数は10万人を超えている。このフェイスブックページを通じて募金が集められ,新聞広告が掲載された。(翻訳・編集/KT
 
人口問題
先進国共通の問題として「少子高齢化」がある。英・仏・独・北欧諸国など、そして我が国も対策に苦慮している。
少子化による人口減少は経済発展の大きな阻害要因となりうるし、高齢者の増加は社会保障費の増加に直結する。我が国の「国債」の急速な増加の主因であると同時に、克服すべき最大の課題である。
そんな中で、米国のみは人口の増加が着々と進んでいる。
不法就労者の問題もあるようであるが、「高学歴・高能力の人材が挙って米国在住する希望を持っているから」のようである。我が国の人たちの中でもアメリカに移住して実績を残しノーベル賞を受賞した科学者を多数見かける。
 
生活「研究」環境
高能力者にとっての居住環境は、自己の能力を最大限に発揮できる環境ということが出来る。近年我が国でも大学の研究者が会社を設立する事が可能となるなどの法律改正が行われたようであるが、米国では「産学協同」が常識であり、大学の研究が即実業の世界に直結しているようである。
研究が実用化され、商品化されれば、研究費用が調達可能となり、その費用で更なる研究が可能となるシステムが構築されているという事なのであろう。
また既存企業が研究者に対して惜しみなく研究費を拠出する事も通例であり、国家も基礎研究などへの資金提供を惜しまないようであり、加えて大学等への寄付に免税などの特例もあり、卒業者等の寄付により豊富な資金を要する大学もあると聞く。
科学者が米国に向かう所以である。
 
国籍出産地制度
米国は、自国内で出産し誕生した子供に国籍を与えている。父母の国籍と二重国籍が認められ、20歳の成人時にどちらの国籍を取得すればよいようである。
香港基本法第24条も同様なのであろう。中国本土人は、潜在的に米国での出産を望んでいる、しかし、とりあえず、実現可能な香港で出産と考えていると考えられるのである。
 
将来の希望
我々、一般的日本人には信じられない事だが。
フィリピン人の大部分は、夢として「将来アメリカ国籍を取得して米国に在住する事」と答えるそうである。
「米国が無理なら、日本国籍を」とも考えていると聞く。
韓国人もフィリピン人ほどではないが、同様な傾向にあるとの報道に接した事がある。
「ブータン人が世界一幸福感をもっている」との世界機関の発表があった。
南太平洋のある島が「天国に一番近い島」とゴーギャンが言ったとか。
“幸”“不幸”の価値観はそれぞれであるが、近代文明・生活に接した人たちにとって米国は理想社会であり、未だに「アメリカン・ドリーム」の国であるということだろう。
 
中国の将来
「近い将来中国のGDPが米国を抜き世界一になる」と予測する経済学者が多い。
「統計上から見ればその様な結果が出るが、その様にはならない」と社会学者は言う。いずれの説も将来の予測であるから、否定は出来ない。
しかし冒頭の記事のような社会現象を見るとき、中国人の心理はフィリピン人や韓国人と同様と見る事が妥当であろう。
中国には「チャイナ・ドリーム」はないし、将来も実現する事はないであろうと、中国人自身が考えているから「越境出産」の増加となっていると見る事ができる。
 
独創性
社会の発展には科学の進歩と高い道徳観念が必要とされる。
近代西欧諸国が科学技術をリードしてきた。
キリスト教的価値観の上で科学を進歩させたことが、その事実を証明している。
我が日本は、渋沢栄一の言葉を借りれば「論語とソロバン」であり、
福沢諭吉によれば「和魂洋才」である。
「西洋で発達した技術は我が国を上回っているが精神は我が国のほうが高い」と確信していたようだ。
その精神・文化の根底には、“万世一系”血統を神話の時代まで遡れる皇室を擁く世界に唯一つの“血統で結ばれた家族のような国”であり、その様な国柄であるからこそ、聖徳太子の「和の精神」が国民の隅々まで浸透しているのである。それは、あらゆる意味でキリスト教的道徳観を凌駕しているとも言えるのではないか。
 
糸川英夫先生の予言
度々引用するが、1954年「昭和49年」船田中先生の主催する勉強会で、糸川博士が講演し21世紀の日本人は世界各地でマナージャーとして働き、老後を“故国”日本で、豊かな余生を過ごす事になるであろう」と語られた。
製品輸出から資本輸出へとシフトしつつある現状は、まさに、糸川先生の予測通りである。
我々日本人は自らの秘められた可能性を信じて、
「日本で生まれ、世界に飛躍し、日本で人生の幕を閉じる」
この、“日本人にのみ可能な人生”に誇りと自信を持つべきである。

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