FFsPaMs 平田敦のコンピュータ・書評・お仕事の記録

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『ふしぎなキリスト教』 (講談社現代新書)

ふしぎなキリスト教 (講談社現代新書)
http://ecx.images-amazon.com/images/I/41E%2Bw8IxIQL._SL160_.jpg
橋爪大三郎_::_大澤真幸
講談社

職場の同僚から「面白かったから、読んでみるか?」と手渡された本書。私がクリスチャンであることをご存じの方。最近書店に立ち寄ることが皆無になって、こんな新書が流通しているなんて全く知らなかった。更に、新書大賞2012年第一位などという帯がついている。こんなテーマの書籍が第一位だなんて、驚いた。

やっぱり、定期的に書店に立ち寄らなければならない。無駄買い衝動買いの原因だけど、やっぱり立ち寄らなければいけないのだ。現代の文化から取り残されてしまう。これで書店に寄り道する理由が出来た。



本書を薦められて、正直言うとすぐに読み始める気にはなれなかった。大体書いてあることが想像ついたからだ。実際その想像は大して違わなかった。これまでに読んできた「キリスト教とは?」みたいな一般書と、掲載された情報に違いがなかったからだ。特に前半部分。

しかし、後半を読み始めて目が冴えた。なかなか面白い切り口を持っていたからだ。

本書のタイトルは、私の考えではちょっと違う。

「ふしぎなキリスト教」

ではなくて、

「日本人のための西洋文化入門」

のようであるべきだと思うのだ。

本書は3部構成になっている。

第1部 一神教を理解する−−−起源としてのユダヤ教
第2部 イエス・キリストとは何か
第3部 いかに「西洋」をつくったか

本書はキリスト教が何かを直接解説した本ではない。第3部のタイトルが示すように、「西洋」はいかにしてつくられたか、を解説している。そしてそこに「キリスト教」が強い影響を持っていた(いる)ことを、二人の社会学者が討論を通じて読者に感じさせるのが目的の本だ。

実際、本書のあとがきにこんな部分がある。

 昔むかし、あるところに七人家族が暮らしていました。「戦後日本」と、表札が出ていました。

 家族は両親と、「五人のきょうだい。「日本国憲法」「民主主義」「市場経済」「科学技術」「文化芸術」という名の、いい子たちでした。

この兄弟たちが、自分たちの本当の親「キリスト教」のもとを訪問する。つまり、本書は日本人が強く影響を受けた西洋文化のルーツをキリスト教までたどることを意図している。そうすることで「キリスト教」とは何かを伝えたいらしい。

著者たちは「キリスト教入門」として本書を作り上げたようだが、本書の構成、そしてこのたとえ話から私が感じるのは、日本人が如何に西洋世界を理解すべきかという筋道だ。

結局、キリスト教はそれを信仰しない限り理解できない。本書を読んでその思いを強くした。その反面、本書は西洋世界と日本の違いをしっかり示してくれた。西洋の政治・権力・勢力システムの概略。これが、私が本書を読んで得られた価値ある知識だ。


一般的な「イエス・キリスト観」なるものは存在しないと私は考えている。カトリック、プロテスタントの間では大きく異なっていると感じているし、プロテスタントの教会間でもかなりの差を感じる。本書が討論を進める中で前提とする「イエス・キリスト観」はそのうちの特殊な一例に過ぎない。第2部「イエス・キリストとは何か」で前提とされるキリスト像は、「ごく普通の人間イエス」の上に、後のパウロまでが「神の子キリスト」までの皮を被せた、というもの。

私にとって不思議なのは、この前提(根っこでキリストの神性を認めていない)にありながら、一神教の神は存在するといういわゆる「西洋」の思考・文化の前提をまた走らせていること。

こういうところが「日本人的」。でもだからこそ日本人には読んでわかった気になる一冊なのだろう。同時に日本人がキリスト教を教養としてわかろうとする際の限界線がこれなのだ。

このため、読み終えても私には、どこが「ふしぎな」のか、そして「キリスト教」とは何なのか、わかった気にはなれなかった。その意味では本書をお薦めしない。お勧め出来るとすれば、日本が受けた西洋的な文化の背景を、キリスト教文化の側面から読むことが出来ることだ。



新書サイズの分量で、気さくな社会学者二人の討論を通じて、西洋文化の背景を概観できる。「キリスト教って何?」な方には、確かにお勧めな一冊。本書でおよそプロテスタントのクリスチャンが知っていることを知ることが出来るだろう。ただし、本書読了後も?は?のままなのだけれど。


ふしぎなキリスト教 (講談社現代新書)
http://ecx.images-amazon.com/images/I/41E%2Bw8IxIQL._SL160_.jpg
橋爪大三郎_::_大澤真幸
講談社
882円
Amazonで購入
[http://www.honzuki.jp/book/status/no71311/index.html 書評] http://www.honzuki.jp/img/isbn9784062881005.gif

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萩往還マラニック当日の日程

防府出発  10:00
山口着   10:30
 県庁駐車(できるかな)
受付    10:00−17:00 11:00に受付を済ませたい
 教育会館へ移動(萩と教育会館に置く荷物を持って移動)
 弁当持参。教育会館のロビーで食べて、ゆっくり過ごす。
昼食    12:00ー13:00 お手洗いをしっかり済ませたい。
攻略法講演 14:30ー15:00
説明会   15:00ー16:00
 福祉センターへ移動    16:30までに移動開始
 福祉センターに荷物を置く 17:00
 お手洗いをここで済ませるか
 福祉センターから集合場所へ移動
 長州苑前に陶芸の村公園行き荷物を置く 17:30までに
集合   17:30
スタート 18:00

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萩往還 昨年の様子

イメージ 1

ぐぐってて、また見つけたゼッケン477。去年、スタート時、リュックでハイドレーション(水飲みストロー)つけてたんだ。てことは、昨日のエントリの写真は、復路か。リュック背負ってなかったし。

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昨年の萩往還

イメージ 1

萩往還マラニックでググっていて、見つけた昨年の私。

赤い帽子に緑のバンダナ。短い足。間違いなく私。


これは往路か、復路か。

たぶん、往路。ちゃんと立ってるから。

復路は傾いてたろうし、確かここでは座り込んでた。

スポーツドリンクをいただいて、梅干しを食べたっけ?

今年、往路でここまでたどり着けるだろうか?ここから、まだ残り50km以上あるんじゃなかったっけ・・・。

5/3、夕方6時のスタートまで、あと5日。

もう、なにもしない。練習しない。体を休める。痛みのあるところを労る。

今日はしっかりストレッチした。左足の痛みがかなり和らいだ。

去年は膝の故障があったけど、なんとか走りきった。半分走れればいいや!と割り切って飛ばしすぎて痛い思いをした。

今年は、絶対に飛ばすまい。ゆっくり、ゆっくりこなしていこう。

今年も、きっと何とかなる。

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文系理系に関わらずあたるべき書『 超訳 種の起源 〜生物はどのように進化してきたのか (tanQブックス) 』

宇宙に衝撃を与えたいと思った男がJobsなら、神に衝撃を与えてしまった男がダーウィンではなかったか。世界を変えたいと思った男がJobsなら、世界をひっくり返してしまったのがダーウィンだった。Jobsブームは落ち着いてきたと思われる。今はもう少し視野を広く持って、歴史上、これほど影響力の大きい科学者はなかったといえるダーウィンの著書をひもときたい。

先日技術評論社から出版された新刊。超訳とは、言ってみれば「猫でもわかる」的ダイジェスト。

たとえばこんな「現代訳」ではなくて


どちらかといえば、次の書籍みたいな。


これに近い感覚。



原典 種の起源



大変読みやすい科学書の代表と言えば



『天文対話』は問答調でで大変読みやすく、またないようが宇宙に関することで比較的低い年齢、例えば中学生からでもチャレンジしやすいと思われる。

これに対して『種の起源』はやや難解。中学生がいきなり原典である岩波版にぶち当たると玉砕は確実。

しかし、進化論は生命を科学的に考える際の基本中の基本。是非とも速い内に「原典嫁」と言っておきたい。中学校や高校で学ぶ生物の分野は、他の分野もまんべんなく学ぶためにかなり要約されている。何とかして、中学生、遅くとも高校生のうちには”きちんと”進化論を読んでおくべきだ。

そうすれば、宗教によって歪曲された「誤った生命観」に陥ることは無いだろう。日本の理科教育は比較的中立で、科学的に進められているが、世界第一の先進国の理科教育は残念ながら強烈に歪曲されてしまっている。今だ中世暗黒時代かと思わざるをえないような状況も見られるのだ。

誤解・曲解の矯正は、教えられるより、自ら学び取ることによるほうが良い。押しつけられれば拒絶反応が起こる。自ら取り込んで消化した方がよい。

そして本書『超訳 種の起源』は誤解・曲解の起こる前に読ませてあげたい一冊だ。既に成熟した大人の我々も、本書で微調整をするべきだ。命のなりたち、歴史を知ることは、今を生きる自分のベースを知ることだ。歴史は今日・明日を賢く生きるための学問。理科における進化論はまさに「理科における命の歴史の学問」。『種の起源』は人の一生のどの時点かで必読の書物だろう。

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