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印度紫壇

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「印度紫壇」というと今や超高級材としてバカ高い値段で取引されていますが近々無くなっていくことでしょう。
今、現在「印度紫壇二胡」をお持ちの方は大切に大切にお育ていただきたいと思うのです。
しかし大多数のお持ちでない方は・・・印度紫壇だからと言って音が素晴らしい!!素晴らしすぎて悶絶するくらいである!!と、までは思わないので決して落胆することなくお気を確かにお持ちいただきたいと思います。
 あ、誤解無きように申し上げたいのですが二胡の良し悪しを決める最大かつ最終的な要因は製作者にあります。
これは料理人を見れば然りであります。
最高の料理人はどんなに普通の在り来たりの素材からでも最高の料理を創り出します。
やはり最終的には人間なのですね
 
印度紫壇はアフリカ紫壇とはまったくの別物です。
パッと見は似ているようにも見えますが・・・このパッと見、似ているというところにアフリカ紫壇が「紫壇二胡」の後継者としての地位を築き上げた所以でもあります。
アフリカ紫壇は印度紫壇の「おじさんにあたる存在だ」とか「従兄弟くらいかなぁ」とか思ってたら大きな間違いであります。
同じ家系どころかお隣の鈴木さんとアルゼンチンのチェさんくらいの違いがあります。
遺伝子に共通する因子はほとんどございません。
(↑これは少し言い過ぎ?)
また同じように「印度紫壇」と「ローズウッド」が同じような素材であるかのような書き方をされるのを良く見ますがこれも別家系だと言えます。
一般に言われるローズウッドはギターのボディの背面や側面の板に使用されているのを良く見ますが木目が大きく濃いブラウン系の色目をした材であります。
 
家系としての印度紫壇は花梨系に属します。
木材は何もしゃべりませんが触ったり叩いたり切ったり削ったり磨いたりすると強烈な自己主張を始めます。
その最たるものがこの印度紫壇です。
この材特有のとろけるような甘美な香りが部屋いっぱいに広がり私の部屋に入ってきた人は誰しもが異口同音に「あ、あなた今印度紫壇削ったわね?」と言うでしょう。
その上、油分がハンパなく多いので削りカスは粉状にならず、まるでピンク色の鶏そぼろです。
であるからしてこの材で作られた家具の美しさは天下一品であります。
深みがある真紅の木肌、表面のなまめかしい艶、奥行きのある木目は見ていて飽きることがありません。
中国の王侯貴族が競ってこの印度紫壇で家具を作らせたというのも納得がいきますね。
 
・・・と言うことで結論は「印度紫壇はめっちゃ美しいな♪」の一言に集約されるのであります。
 
ではでは!!
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↑中国で「牛毛」と言われる白い筋、これが印度紫壇には確認できます。
これは導管と言って水溶液が植物内を上昇していく通路なんですが印度紫壇はこれが太く目立つのです。
イメージ 3
磨くと真紅の木肌が見えてきます。綺麗ですね♪
 

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マグロ黒檀(本黒檀)

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もともと「黒檀」と言えばこの「マグロ黒檀」のことを指します。
ほんとに真っ黒な材で奥の方にかすかに木目が見えるような見えないような感じ。
縞黒檀とは材の性格は別物で縞黒檀より更にずっしりと重く岩石のように硬いです。
何よりも加工に苦労するのがマグロ黒檀なのです。
駒にするときも倍の時間が掛かります。
でも磨いてやると漆黒の中に非常に美しい艶が出てやはり材としてはトップクラスのものだと思います。
でも希少材でもありますので今はもう市場にはほとんど流通していないようですね。
 
さてこのマグロ黒檀で作られた二胡はあるのか?
めったにはないのですが時々見かけます。
やはりお値段が印度紫壇並みにしますけどね。
さて音は良いのでしょうか?
これは想像でしかないのですが作り方によってはかなり良いと思います。
縞黒檀より重い材ですから更にクリアーで紫壇のような甘さと柔らかさが排除されたような音ではないか?と勝手に想像しておりますが・・・。
黒檀二胡好きなら即買いでしょう♪
弦堂さんもおっしゃってましたがもし見つけたらとりあえず買っておいて後は蛇皮の張替えなどで対応すれば・・・とのことでした。
 
ではでは。
 
 

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黒檀(縞黒檀)

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「黒檀」・・・と言っても今回は「縞黒檀」です。
一般に黒檀二胡と言えばこの「縞黒檀」ですが材によって多少バラツキがあります。
赤みがちょっとあるものや木目の縞模様がハッキリと確認出来るものや・・・中にはほんとに真っ黒なものもあったりします。
多分この黒い部分で作られた二胡は「厳選黒檀二胡」!!とかいうタイトルで売られているのかも知れません。
木材の中では最も重い部類に属するものです。
ですので、この重い黒檀で作られた二胡は独特の鳴りがあります。
木材部分がドシッと重いので二胡自体はあまり振動しません。
その分、蛇皮部分が安定して良く振動するようになります。
これが黒檀二胡独特の安定感とクリアーな音色を産み出します。
しかし、これが紫壇だと木材部分も鳴ってる感があり棹を持つ左手にもビンビンそれが伝わってきますね。
さて、どちらが良いのか?
それは・・・演奏者の好みであります。
 
自分的には黒檀二胡の音色が好きなので・・・
 
「これからは絶対黒檀二胡しか弾きません!!」
 
・・・と声を大にして今パソコンの前で宣言いたしました!!
 
でも内心、老紅木の二胡もちょっと良いよな〜と沸々と湧き上がってくる思いを止められないむらやまでありました。
 
では。

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非州紫壇(アフリカ紫壇)

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「非州紫壇」と言うのはアフリカ紫壇のことですね。
・・・と言うことは「非州」とはアフリカのことを指します。
ここで淡い疑問を持たれる方も居るのでは。
 
「どうしてアフリカのことを非州と呼ぶの?」
 
ボクは素朴にそういう疑問を持ちます。
「非」と言う言葉にあまり良いイメージを持てません。
深遠なジャングル、広大な草原、果てしなく続く砂漠、その中で逞しく生きる動物や人間達・・・ボクはアフリカにそんなイメージを持ちます。
それが「非」かなぁ?
別にイメージを文字に表現する必要はないですが。
 
中国では古来から漢字一文字で王朝の国号としてきました。
一文字で表すのが良しとされたんです。
「殷」「漢」「唐」「隋」「晋」「宋」「明」「清」・・・etc
人の名前も一文字にせよ・・・と言う皇帝もいたそうです。
苗字も一文字ですよね。
「王」「胡」「陳」・・・。
 
但し外国に対してはその限りではないです。
「南蛮」・・・南の方の野蛮な民族
「匈奴」・・・怖気づいて騒ぐやつら
「鮮卑」・・・鮮やかな卑しさ???
 
日本のことは・・・
「邪馬台国」・・・よこしまな馬の国?
「卑弥呼」・・・人の名前に卑を入れるかなあ?
 
こうですよ。
なんでこうなるんでしょうね?
これは中華思想というものでしょうか?
さっき調べたんですが・・・
「中華思想とはを中国大陸を制した朝廷が世界の中心であり、その文化、思想が最も価値のあるものとし、朝廷に帰順しない異民族の独自文化の価値を認めず、「化外の民」として教化、征伐の対象とみなす、中国大陸に存在する伝統的な思考法」
・・・だそうです。
 
****************************************
 
前置きが長くなりましたが今回から二胡用木材のお話の始まりであります。
この木材に関しては「我こそがオーソリティだ」・・・という方がたくさんいらっしゃるので非常に僭越ではございますが・・・二胡弾きの立場からの軽〜いコメントなのでお気楽にお付き合いくださいね♪
 
「非州紫壇」
別名パオロッサ。
 
材の特徴としては・・・
●重い材の部類に入ります
●目の取り方にもよりますが木目がギザギザ状になります
●オレンジかがった赤い色をしています
●硬さの割には加工がしやすくルーターなどで簡単に削れます
あまり粘っこくない性質の木材と言えます
●油分をあまり多く含んでいないので磨きをかけても表面がツルツルピカピカになるという感じではなくマット感のある仕上がりになります
 
などなどです。
 
音の特徴は・・・
●中域が少し詰まった感じ
●高域はクリアーでありつつあまり鋭角的な尖がった音ではなく丸みのある抜けの良い音色です
 
音色に関しては文字で表現することが難しいのですが何とも言えない独特の非州紫壇ならではの味わいのある音質を持ってるので二胡の材としては一級のものでしょう。
どういうわけか特に女性の方にはとても好まれる音色です(ワタクシの経験上)。
 
ではまた。
イメージ 2
断面が何となく霜降りっぽい。 
 
 

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ルーター買ったのじゃ・・・。

 
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ルーター買いました♪
二胡駒作りに欠かせないのがこの「ルーター」であります。
・・・中国の人もルーターで作ってるのかな?
二胡に付属してる駒とか、あんまりルーターで削りましたって感じでは無いですよね。
また別の方法で作っているのでしょう。
これを一個一個手作りしてたらとてもあの値段では出来ませんからね。
 
実は今まで使っていたルーターがすぐにぶっ壊れてしまうのです。
ヤフオクなんかで安く売ってる「お買い得ルーターセット!!」みたいなのばかり買ってるせいかすぐ壊れてしまいます。
まず電源スイッチがすぐにダメになってしまいます。
そうなったときはボクはスイッチ部分を取り外してバイパス手術をするんです。
コンセント直ですよ。
これは駒作りの時ヒジョーに大変です。
コンセント挿したり抜いたり、抜いたり挿したりで一日が暮れてしまいます。
なので、最近はちょっと知恵をつけて電源のオンオフが出来る延長コンセントみたいなのあるでしょ。
あれに繋いでおけばオンオフはパチンパチンするだけで楽チンです。
後、スイッチ不良ではなく止まってしまう場合もあります。
これはあまりの高回転で長時間回したせいでルーターが高熱に浮かされて参ってしまってるときです。
この場合はもうすでに死んでる場合もありますがモーターのブラシの部分を取り出して掃除してまた装着したりすると生き返る場合もあります。
それでも生き返らない場合は切開手術を施します。
ルーターのネジと言うネジをぜ〜んぶ外してお魚を開くようにパカッと開きます。
そして何をするという訳ではありません。
じ〜っと見つめて細かいゴミとかをふーっふーっと息を吹きかけて飛ばしたり触診をするようにあちこち触ってここは熱いなあとか火傷しない程度に触ってみます。
そしてしばらく・・・お前もよく頑張ってくれたよなぁ・・・とか思っているような目つきで眺めるのです。
そして何を思ったのかハッと気が付いたように今度は組み立て作業に入るのです。
ここからが大変なのです。
十中八九は元通りには組み立てられません。
二胡なら分解しても完璧に組み立てられるのにルーターは完璧に元通りにすることが出来ない機械なのであります。
それは細か〜いパーツがぎっしりと詰まっているからであります。
訳のわからんものがようけあります。
細〜い針金で二重丸みたいなのとか・・・あと説明もできんようなものばかり。
だから組み立て時にはかなり冷や汗をかきます。
合わせ目の部分がちゃんと合わないんです・・・中身の具が漏れ出さんばかりにあるのでそのひとつひとつが所定の位置にちゃんと居ないと合わせ目はピッタリ合わないのですよ。
ここらへんでイライラ〜と来るのですよ。
「もう、こんなヤツいらんわっ!!」と叫んでルーターを地面に嫌と言うほど叩きつけてやりたいのですが・・・「いや待て待て、そんなことしたら今までの努力?が水泡と帰すではないか」と冷静さを取り戻し・・・しかし合わせ目がピタッとはなかなか来ない。
その後、なんだかんだやってるうちにピタッとまではいかなくても何とかネジは締められそうじゃ・・・まで来たら、そこはもう強引に小さいお弁当に山盛りご飯とおかずを入れて上から無理矢理腕力でフタをするようにルーターのネジを締めます。
すべてのネジが締まらなくても良いです。
ルーターとしての体を成すような状態であれば良いのです。
さあ、これで出来上がり完成であります。
次にスイッチを入れましょう。
う〜む、ドキドキしますね〜。
スイッチを「パチンッ」と入れると「びゅ〜〜〜〜〜ん」と回ってくれるのでしょうか?
それともそこには「しん・・・」とした静けさがやってくるのでしょうか?
 
さぁ〜、どうか?!・・・「びゅ〜」かな?それとも・・「しん・・・」かな?いやいや「びゅ、びゅ〜〜〜!!」やろ。
でも開いて閉じただけやしナンもしてへんで・・・やっぱ「しん・・・」違う? いやいや!!「びゅ、びゅ、びゅ〜〜〜!!」
 
・・・などとぶつぶつ言いながらむらやまの一日は静かに過ぎるのでありました。
 
おしまい
 

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