むらやま駒

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ルーター買ったのじゃ・・・。

 
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ルーター買いました♪
二胡駒作りに欠かせないのがこの「ルーター」であります。
・・・中国の人もルーターで作ってるのかな?
二胡に付属してる駒とか、あんまりルーターで削りましたって感じでは無いですよね。
また別の方法で作っているのでしょう。
これを一個一個手作りしてたらとてもあの値段では出来ませんからね。
 
実は今まで使っていたルーターがすぐにぶっ壊れてしまうのです。
ヤフオクなんかで安く売ってる「お買い得ルーターセット!!」みたいなのばかり買ってるせいかすぐ壊れてしまいます。
まず電源スイッチがすぐにダメになってしまいます。
そうなったときはボクはスイッチ部分を取り外してバイパス手術をするんです。
コンセント直ですよ。
これは駒作りの時ヒジョーに大変です。
コンセント挿したり抜いたり、抜いたり挿したりで一日が暮れてしまいます。
なので、最近はちょっと知恵をつけて電源のオンオフが出来る延長コンセントみたいなのあるでしょ。
あれに繋いでおけばオンオフはパチンパチンするだけで楽チンです。
後、スイッチ不良ではなく止まってしまう場合もあります。
これはあまりの高回転で長時間回したせいでルーターが高熱に浮かされて参ってしまってるときです。
この場合はもうすでに死んでる場合もありますがモーターのブラシの部分を取り出して掃除してまた装着したりすると生き返る場合もあります。
それでも生き返らない場合は切開手術を施します。
ルーターのネジと言うネジをぜ〜んぶ外してお魚を開くようにパカッと開きます。
そして何をするという訳ではありません。
じ〜っと見つめて細かいゴミとかをふーっふーっと息を吹きかけて飛ばしたり触診をするようにあちこち触ってここは熱いなあとか火傷しない程度に触ってみます。
そしてしばらく・・・お前もよく頑張ってくれたよなぁ・・・とか思っているような目つきで眺めるのです。
そして何を思ったのかハッと気が付いたように今度は組み立て作業に入るのです。
ここからが大変なのです。
十中八九は元通りには組み立てられません。
二胡なら分解しても完璧に組み立てられるのにルーターは完璧に元通りにすることが出来ない機械なのであります。
それは細か〜いパーツがぎっしりと詰まっているからであります。
訳のわからんものがようけあります。
細〜い針金で二重丸みたいなのとか・・・あと説明もできんようなものばかり。
だから組み立て時にはかなり冷や汗をかきます。
合わせ目の部分がちゃんと合わないんです・・・中身の具が漏れ出さんばかりにあるのでそのひとつひとつが所定の位置にちゃんと居ないと合わせ目はピッタリ合わないのですよ。
ここらへんでイライラ〜と来るのですよ。
「もう、こんなヤツいらんわっ!!」と叫んでルーターを地面に嫌と言うほど叩きつけてやりたいのですが・・・「いや待て待て、そんなことしたら今までの努力?が水泡と帰すではないか」と冷静さを取り戻し・・・しかし合わせ目がピタッとはなかなか来ない。
その後、なんだかんだやってるうちにピタッとまではいかなくても何とかネジは締められそうじゃ・・・まで来たら、そこはもう強引に小さいお弁当に山盛りご飯とおかずを入れて上から無理矢理腕力でフタをするようにルーターのネジを締めます。
すべてのネジが締まらなくても良いです。
ルーターとしての体を成すような状態であれば良いのです。
さあ、これで出来上がり完成であります。
次にスイッチを入れましょう。
う〜む、ドキドキしますね〜。
スイッチを「パチンッ」と入れると「びゅ〜〜〜〜〜ん」と回ってくれるのでしょうか?
それともそこには「しん・・・」とした静けさがやってくるのでしょうか?
 
さぁ〜、どうか?!・・・「びゅ〜」かな?それとも・・「しん・・・」かな?いやいや「びゅ、びゅ〜〜〜!!」やろ。
でも開いて閉じただけやしナンもしてへんで・・・やっぱ「しん・・・」違う? いやいや!!「びゅ、びゅ、びゅ〜〜〜!!」
 
・・・などとぶつぶつ言いながらむらやまの一日は静かに過ぎるのでありました。
 
おしまい
 

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白蝶貝駒

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白蝶貝は装飾品に加工されたりするような美しい材であります。
白蝶「貝」って言うくらいですから貝なんですが・・・かなり大きな貝殻です。
ボクの持っているもので直径20cmくらいかな?
表側はごつごつとした如何にも貝殻なんですが裏面は光を反射して七色に輝きます。
貝ってキレイですよねぇ。
貝は大古の昔からいろんな装飾に使われています。
ただ・・・貝ですから非常に薄いものでもあります。
だいたい2〜3mmの厚さでしょうか?
二胡の駒を作るには厚さが足らないのですが・・・貝の蝶つがいの部分がやや厚くなっております。
この部分のみ厚さ1cm位あるのでここは駒にすることが出来ます。
一枚の白蝶貝からは駒が2、3個取れるか取れないかくらいですね。
この厚みのある部分を切り取って駒を作ってみましたが・・・。
貝って加工がとっても難しいです。
石に近いでしょ。
石灰質って言うのか。
なので加工中にヒビが入ってしまいました。
とても割れやすい材でもあります。
 
さて音の方ですが・・・。
安定感のある柔らかなまるーい音です。
どんなに乱暴に弾いてもガリッとか言いませんね。
でも逆に言うと細やかな表現をするのが難しい音です。
安定感があり過ぎなんですよ。
これは重い材の特徴でもあります。
今まで作った駒の中で一番のヘビー級はこの白蝶貝の駒なんですよ。
 
と言うことで・・・。
 
あ、そうそう、実はつい先日夜のこと・・・
生まれて初めて、車を運転中にイノシシをはねてしまいました。
どんな山奥に住んでるんやっ!!て感じですけど、そんなに山奥でもなく田んぼがあって横に食堂があるところを走ってたらいきなり目の前に3匹のイノシシ(親子かも・・・)が道をさえぎるように横一列に整列されていたんです。
その道は上り坂だったのでボクはいきおいつける為にスピード80キロくらい出てたかも知れませんがイノシシと出会ったときにはもうブレーキを踏む間もなく「バコーン!!」。
すっごい衝撃でした・・・。
 
車のバンパーはぐんにゃり曲がってるしライトはビロ〜ンと前に垂れ下がってるしラジエターまでひん曲がって水がジャージャー漏れておりました。
これは何とかして家までは帰らなきゃ!!と決死の覚悟であります。
・・・途中エンストしそうになる車で何とか家まで帰りついたのは良かったのですがエンジンが焼け付いてしまってマイフェイバリットカーは廃車になりました。
 
後日その道を通ったら現場には黒いシミが一面に・・・。
イノシシ一家は昇天されたのですね。
 
合掌
 

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レジン駒

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ボクの知り合いに歯科技工士さんがいらっしゃいまして・・・。
今回の駒はなんとその歯科技工士さんの作品!!
 
「レジン駒」
 
・・・です。
いやぁ、この美しい仕上げはさすがプロですねぇ。
はは〜ぁ、恐れ入りました。
 
でも、この素材どこかで見たことないですか?
そうです!!「レジン」と言えば入れ歯の土台の部分の素材ですね。
歯科用プラスチックであります。
見れば見るほど歯茎のようですねぇ。
細かい血管が通っているかのように見えます。
 
さてこの「レジン」、意外と軽い素材でもあります。
音のほうは化学素材全般に言えるのですが・・・高音から低音までフラットに出ます。
あまり硬い素材ではないのでキンキンするような高音は出ません。
そして木材のカエデ駒のような明るさは抑えられ同時にザラツキもキレイに払拭されますね。
中域もあまり詰まったような感じは無くほのかな軽さを感じさせる音です。
なんと表現して良いのか・・・春の菜の花畑の照らすおぼろげな月の光を感じさせるような音ですねぇ。
 
・・・とキレイにまとまったところで・・・
 
歯科技工士のHさん、駒作っていただきありがとうございました。
とてもユニークな音でした。
今度は歯の部分で作ってください♪
すごく高いものについてしまうかな?
 
今度、歯医者さんで親知らずを抜いたとき、それをもらってきて自分の歯で駒を作ってみたいと思っているむらやまでした。
 
ではでは〜。
 
 
 

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神代ケヤキ+アクリル(頂上部分)駒

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そもそも「神代ケヤキ」っていうのは風水害や火山噴火などで地中に埋もれてしまったケヤキのことです。
「神代ケヤキ」の「神代」というのは神武天皇が即位する以前の時代のことだそうで・・・。
ま、ちょっとオーバーではありますがそんだけの太古の昔から埋まっていたケヤキですよ・・・ということを言いたいのでしょう。
でも木の内部まですっかり泥が染み込んでしまったような色になっているということは100年やそこらではないと思います。
 
ケヤキはどちらかと言うと軽い系の材に属します。
軽い材は駒にすると「明るい、軽い、音量のある」音になります。
カエデなども軽い系ですね。
ケヤキもカエデに近い鳴りをしますがカエデよりは少しマイルドな音で柔らかさと落ち着きがあります。
 
この軽い系の材は音が暴れ気味になります。
カエデなどは逆にそれが味なんですが・・・。
ザラツキが出て外弦の音が異様に膨らむような感じ・・・このあたりは好き嫌いが分かれるところではないでしょうか?
ちなみにボクは好きですけどね。
でもこのカエデ駒の上部に黒檀を貼った駒って良く見かけるのではないでしょうか?
鳴り過ぎるカエデ駒の上部に重い黒檀を貼ってうまくバランスをとってるんだと思います。
それと同じ発想で「神代ケヤキ」の頂上部に「アクリル」を貼ってみました。
アクリルは鳴りを抑えて安定感を待たすのに良いのであります。
・・・で結果は・・・少しこもったような、なんともユニークな音色。
無機質ではありますが安定感は確かにあります。
ボワ〜ンと音が膨らみすぎる場合、アクリルを貼るとその部分はスカッと無くなります。
確実に鳴り方は変化していますね。
 
・・・ということでむらやまの飽くなき音の追求はまだまだ続くのでありました。
 
●追伸
ボクの生徒さんですごく真面目な方が居まして・・・お医者さんなんですがすごく勉強熱心で博士号まで取得された方です。
その熱い情熱が二胡にも注がれすっごい一生懸命練習されまして・・・腱鞘炎になってしまいました。
ボクの教え方悪かったかなあ?
 
 
 
 

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人工琥珀(透明部分)+アクリル(黒い部分)駒

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「人工琥珀」なるものがあります。
琥珀っぽく見えるように化学樹脂で作っているのです。
琥珀の印鑑とか・・・は人工琥珀ですね。
琥珀って言うからには琥珀色じゃないとおかしい・・・のですがものによっては削っていると透明になってくるものもあります。
外側に琥珀色の着色をしてるんですよ。
・・・で外側の着色した部分を削ってしまうと中はまるっきり透明です。
しかも琥珀っぽく見えるようにヒビが入ったような加工までしてあります。
 
この人工琥珀は駒にすると結構面白い音がします。
鼻にかかったような?硬い音って言うか・・・。
少し音量は抑えられますが安定感はありますね。
微妙にカリッというアタックがあります。
表現は変かも知れませんが少しハスキーな女の人の声のようです。
 
・・・で上部、弦の御鎮座する部分が黒いでしょ?
ここはアクリルです。
ここにアクリルを使うと更に音に安定感が出ます。
アクリルを使うか?使わないか?
これで音に歴然とした違いが出ます。
ワタクシの経験ではあんまりたくさんアクリルの部分を大きくすると鳴りが悪くなります。
ほどほどにアクリルを使うことによって音に木材の駒では得られない硬質なエッジと「そこはかとない」安定感を醸し出すのであります。
 
注)そこはかとない・・・は「立脚点も着地点も定かではないふらふらとした状態」を表す。
 
・・・とエラソーに能書きを垂れてきましたが、上の部分だけが色違いでキレイだな〜と思って使ってみただけであります〜。
 
んじゃ、また。
 

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