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「俺」という字が、やっと常用漢字に加えられた。
「品がない言葉」とか言って、強行に反対した識者(←こういう、常用漢字を選定する「識者」ってどういう人から選ばれるのだろう?)がおり、ずっと見送られてきたらしいが、晴れて、かのNHKさまの字幕でも使えるようになった。
男の子が「ぼく」から「オレ」と言い始めると、成長がうかがえて、ちょっとしたほほえましさすら覚える。これまで、新聞各紙やテレビでは、やむなく「おれ」ないし「オレ」と表記してきたが、「おれ」では何となく間が抜けて見えるし、「オレ」ではなんと言うか、スレたような、はたまた軽薄なような感じを受ける。やはり、漢字で「俺」と書いて、初めてマチュアな男っぽさを感じる。
実は、先ほど述べたNHKさまで初めて字幕でこの字を見たのは、汚沢一郎が他の民主党幹部と会話をしている光景であった。汚沢が、自嘲気味に、
「俺も嫌われているから」
と言ったときに、それがそっくり字幕スーパーで出たのである。はあ、自分でもわかっているんだね。なんか、自嘲気味の悲哀さすらこの「俺」一文字に感じられた。このような思いは、アルファベット26個前後しか字を持たない民族には、そして、一人称が「I」しかない英語民族にも、到底味わえるものではない。日本語、万歳。
少し話がそれるが、これほどまでに男女で一人称が分かれる我が国語であっても、最も丁寧な一人称が「私(わたくし、わたし)」と共通しているのを不思議に思うのは私だけであろうか。 |
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