日記

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娘より伝言

父、なだいなだ (本名堀内秀) は6月6日の夜に亡くなりました。
葬儀は6月9日に親族だけで行いました。遺族は、葬儀を終えてから、訃報を報道関係者に公式に発表することを望んでいましたが、読売新聞に先を越されてしまいました。そのため、父の親しい友人たちまでが新聞やテレビを通して逝去のニュースを知ることになり、残念でなりません。
父は最後まで自分自身を冷静に見つめながら病に立ち向かい、その勇気に周りの者は強く心を打たれました。父が亡くなってから大勢の方々にお悔やみの言葉をいただきました。心からお礼申し上げます。
娘一同。

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きつい一日

6月6日 
 脈拍だけ130 台血圧上下はまあ平常。痛み止めに頼る生活だ。
 月末、フランスに行って、そこでフランス語で最後の講演をするつもりだったが、どうもこの状況では、難しくなってきた。講演のテキストを準備して向こうで配ってもらおうと思うのだが、その翻訳の中で、コモンセンスの訳として作られた日本語常識なのだが、もう元には戻れない。さりとて、新しい言葉にぶつからない。フランス語にぴったりしたことばがないのだ。
あまりにも進化して、コモンセンスにもどらない。
訳してもらおうと思うアイノコの長女にもよく分からないといわれるしまつだ。
ただ、かなり体の状況が厳しいことになって来た。
 

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さまざまな知恵

6月2日 日曜日 晴 少しつめたい風が吹く。
新しい本の見本が届けられた「とりあえず今日を生き、明日もまた今日を生きよう」という長い題。本屋のセンスに従う。
1日は6時から7時まで講演をした。小人数の集まりだったが、まあ、まあ退屈させずに話ができた。一応の自信はできた。これからは体力の回復が勝負だ。
さて、病気になってから、いろいろ日常的な苦しみに、薬に頼らない方法を探してきた、前立腺のおかげで、尿が細くなる。排尿までに時間がかかる。この時に、ぼくは便座に座って、合掌する(手を合わせる)祈りのポーズをとる。これはやってみれば分かるが、物事を排出させる効果がある。まず祈りのポーズを静かにとっていると、小便が出始める、ポーズを静かにとり続けると全部出るまで途切れない。もっと続けると。ガスが出る。さらに続けていると、便も出始める。合掌ポーズは役に立つポーズだ。それからイスラムの命のポーズ。祈りだけである。老人になって、痰が出にくくなっているとき、地面に額をつけておしりを高く上げるポーズはヨーロッパのリハビリ医師も肺のドレーナージュのポーズと呼んでいる。痰が出やすい、呼吸がしやすくなるポーズだ。
 もう一つは前に自分のすかを投げ出すポーズだ。チベット風のいのりのぽーずといってもいい、。チベットは高地、かなり酸素が少ない。こういう時にばったり倒れて、酸素が上がってくるまで待つ。チベット独特の祈りのポーズはこうしてできたものと推定される。みなさんもこうしたさまざまポーズを自分でやって確かめることができるでしょう。
 

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がん告知は

5月30日 木曜日 雨
雨の日、告知のことを考える。ぼくにとっては、告知されてから終末までかなり時間がありそうなので、本を書く計画だとか、旅行の計画を立てることができた。計画通りにことが運ぶか分からないが。しかし、目的を持って生きられる。
 他方、家族と一緒に暮らしながら、夫を間もなく失うことの分かった妻、というのもかなりつらいことが分かる。そう簡単に割り切れるものではない。娘もそうだ。遠く分かれて住んでいるせいもあって、こころの整理がなかなかつきにくいだろうと思う。皆親切にしてくれるが、結局死んでいくぼくが一番楽なのかもしれないと思う。こういう家族のことも考えながら告知をしている医者がいるのだろうか。
 
様々な苦痛とどう付き合うか、結構工夫もする、その工夫の日々を明日は語ろう

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これから、病気のことを中心に、老人のころの動きを日記風に綴ることにします
5月29日 水曜日 梅雨入りとのこと。鎌倉にまだ雨は降らない。
 
 今年に入って、突然、上腹部と背中に痛みを覚え、内科医から胃の薬をもらうが全く効きめなし。そのころ偶然歯科医にかかり、歯の痛み止めを治療の後にもらったら、ピタッと腹部の痛みが止まった。それで、胃の痛みでないぞとぴんときた、ぼくは近所の病院を紹介してもらい膵臓の検査をしてもらった。膵炎と膵がんを調べるため。ぼくは膵炎と思ったのだが、直観より悪く、膵臓がんの指標が異常に高く出た。
そして、CTなど精密検査の結果、手術不可能、痛みを和らげることを中心に体力を治療で無駄に使い果たすことはやめようという結論に。抗がん剤も、放射線治療も一応やったけれどさほど鎮痛の効果はなく、現在、もっぱら一番いい鎮痛剤を模索しながら、知的活動を維持していく方向で来ています。
最初から病気の報告、退屈な話で申し訳ない。でも、ここはどうしてもくぐらなくは先に進めない門、つぎはもっと軽やかな話題を探します。

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