博多非凡塾読書会「夜と霧」
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20数年ぶりに「夜と霧」を読んだ。ただ、今回読んだのは翻訳者が変わった新版。
旧版と新版のいちばんの違いは、旧版にある写真が新版にはないこと。印象がずいぶん変わって、読みやすくなった。
若いころに受けたほどうの衝撃がなかった代わり、じっくりと語られた問いかけの深さに打たれた。
読書会 http://www.fukuoka-lrc.info/hakata_h/next/201108yoru_to_kiri.html は、男性5名、女性4名の参加。
全体的には、絶望的な状況の中でどう生きるかという深刻な問いかけが中心。それぞれが切実な思いを語るが、特に主宰の寺田さんのわが身に置き換えての誠実な思考にみんな聞き入る。
わたしは、若干距離を置いた形で、次のような意見を言った。
○ユダヤ人などをせん滅するための収容所だから、客観的にみて、収容者が生きのびることはもともと困難。
○そんななかで生きのびた著者は、医師だったことに加え、多くの幸運な偶然が重なった結果だ。
○しかし、そんななかでの著者の思索は深まり、収容者を鼓舞するスピーチは涙なしでは読めない。
なかなかきびしい内容の書物だが、みんな真摯に読んで考えをぶつける。読書会の醍醐味だ。
この読書会の事前勉強のために、アラン・レネ監督「夜と霧」を見た。すさまじい映像だった。 |
