古代遺跡
あるカモシカのつぶやき カモシカは偶蹄目ウシ科、本州、四国、九州の山地、岩場などに生息。日本特産で、天然記念物。辞書をひくと、このようにある。山岳に住んでいることは知っていた。それが、わが散歩道にひょっこり顔をみせてくれたのでびっくり。住宅団地の裾の公園付近を歩いていると、雑木林のやぶからなにやらこちらをのぞきこむように見ているものがいる。それがカモシカであった。しばらくこちらを眺めていて、逃げようともしないので、携帯をとりだし撮影したのがこの写真である。付近には住宅もあり、人跡未踏などといったところではない。どうしてこんなところに出現したのか。じっとこちらをみつめている姿は、なにか訴えるようでもあった。口元がもそもそ、なにか言ってるようだ。
おら、あぶくまの山の生まれだ。あの死の灰騒ぎで村のひとはいなくなるし、山や川、里がなんだか変なんで知り合いのいる信州にでもいってみんべかと思っただ。ところが、埼玉・飯能の里にでるなんて、道にまよった み ていだな。上州の山こえて、ずいぶん歩いたもんだ。死の灰かぶった草や木々の皮をくってきたので、体調もなんだか変だ。平衡感覚がくるって、なんどもころび傷だらけよ。おれたちゃ年寄りはまだしも、若者はどうなるものやら。足のないカモシカなんか生まれないかと、恐ろしい世の中だな。おめーら人間だっておんなじだっぺ。気をつけろや! さて、武甲のすそをまわって信州へいってみんべか。
福島のひとびとは土地を追われて苦労していることでしょう。同じく、森にすんでいた獣、鳥はどうなったか気にかかるところです。
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