コレクティブハウス「なじみ」

コレクティブハウス「なじみ」は、多世代が住まう集合賃貸住宅です。

コレクティブハウスとは

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いろんな風景が見えてくる
コレクティブハウスなら
ひとりでいたりいっしょにいたり
好きなように過ごしながら
それでもいつでもどこかから
誰かの気配が感じられる
ひとつ屋根の下ほどよくつながって暮らす
ちいさな幸せをあなたに


<ひとり親家族や共働き核家族のママとパパと子どもたちへ>

■みんなのリビングに誰かがいれば
子どもたちは「ただいま」が言えて、「おかえり」が聞ける
誰もいなくても吹き抜けに向かって「ただいま」って言えば
誰かが「おかえり」って声かける
そこになにげない見守りが生まれる

■宿題もみんなのリビングでする
わからないところは居合わせた大人たちに教わっちゃえ(ラッキー!!)
「がんばってるねえ」って
3階のおばあちゃんからおやつの差し入れ
ほこほこのふかし芋はコンビニのうまい棒よりずっとうまい


■みんなのキッチンで夕食会のある日
子どもたちはきまって朝からそわそわしてる
遊びに出てもさっさと戻ってくるし
2階の大学生のお兄さんが現れるとなお喜ぶ
母だけじゃ足りないもの、あって当たり前だよね
いつもいつもじゃしんどいけれど
いいね、こんな束の間家族
次の夕食会には子どもたちをお願いして
私は同僚と久しぶりに飲みに行ってもいいですか?



<独りがいちばん心地よいあなたへ>

■ビン詰めの蓋がどうしても開けられない朝がある
ワインのコルクがうまく抜けない夜もある
ちいさなことがいきなり、「独り」を悲しくする
そんなとき家族に声かけるように
気軽に頼める誰かがひとつ屋根の下にいる
ちいさなことだけどとびきりあたたかい

■ふっと呑みたくなった夜
誰かがいるといいなあ
ひとりがすき
だけどひとりじゃ淋しいときもある
たわいないおしゃべりが心を軽くする
はりつめているものがゆるんでいく
迷いがふわりとほどけてしまう
みんな他人、だからさらさらと心地よい


■お気楽この上ない男のひとり暮らしも
たまには困り事に遭遇する
たとえば明日着ていくスーツがしわくちゃだ!
仕方なく吹き抜けに向かって叫ぶ
「誰かアイロン貸して」!
なんと下のパパさんがちょうどアイロン中
ついでにかけてあげるという
「アイロンかけはボクの癒し」とニコニコ
いろんな人がいるもんだが、でも大助かりありがとう
パソコンの調子悪いって言ってたから
今度お礼にみてあげよう


<ご夫婦もしくはおひとり暮らしのシニアへ>

■若い人たちと同じペースでは暮らせない
でもいつもいつも夫婦ふたりっきりじゃ淋しいから
誰かとほどよくつながりたい
子どもの声のする家で暮らす
息子より若いひとと語らう場がある
ここには生きた社会とつながっている安心がある

■ボランティアなんておこがましいけれど
同じ屋根の下暮らす人たちのためになら
何かの役に立てるでしょう
たとえば仕事でパパママが遅くなる時
みんなのリビングで子どもたちと食事したり遊んだり
たまにそんなにぎわしい夜、心が弾む
お手玉、おはじき、昔遊びを披露したり
おじいさんの昔話もけっこう人気かも


■ご本人曰く「下手の横好き」のパッチワークを
とても誉められておばあさんはうれしそう
2階の若い妻さんにせがまれて教えてあげることになった
みんなのリビングでおしゃべりしながら針仕事
いつしか二人三人集まって、賑やかなこと!
誰かがホールで展覧会をしようと
なんだかどんどん盛り上がり
おばあさんは戸惑いながらも嬉しそう


<老いや病に向き合うあなたへ>

■発作はいつも夜中にやってくる
眠れずにぜーぜー喘ぐ子のために
オーナーはすぐに駆けつけ注射を打ち
おさまるまで付き添ってくださった
なじみにきて
恐怖の夜にさよならできた
翌朝、病気の子を独り寝かせて
仕事に行くしかなかったつらさとも
さよならできた
ここはお医者さまとつながっている
そしていつも誰かの見守りがある
必要な時、さらりと差しのべてくれる
あたたかな手がある
当の本人は、ひゅるひゅる喉を鳴らし
いってらっしゃいと手を振りながら
「下のおばちゃん、きっとまたおかゆ作ってくれるよ」だって
おいおい、楽しんでる場合っ?!



■おじいちゃんがなじみへの入居を決めた時
遠くに暮らす息子は
飛行機乗り継いで確かめに来た
上から下まで、すみからすみまで
なじみをゆっくり歩き回り
「ここなら独りじゃないですね」
とかみしめるようにうなずいた
「地震のときも急病のときも
私が駆けつけるまでひとまずよろしくお願いします」と
遠くの暮らしへ帰って行った

その息子が何度目かに飛行機乗り継いでやってきた時
おじいちゃんはやっぱり独りじゃなかった
みんなに囲まれ、穏やかな顔でベッドの中
ぽつりぽつり思い出を語っていた
なじみの子どもたちはなかなか立派だ
はじめて出会うひとの死にまっすぐ向き合っている
これは普通のことなんだと身をもって感じている
医者という立場のオーナーがいるから
日々の暮らしのその中で最後のときを迎えられる
袖ふり合った人たちに看取られながら
自分の居場所で最後を迎えられる
それはとても大きな幸せ




なじみというひとつ屋根の下
ここでは生も死も病も喜びも悲しみも
いつもの暮らしの中で自然に誰かと分かち合える


利害ではなく
血縁でもなく
愛や恋でもない
なにも縛りのない関係
縛りのないもの同志の集まり
ひとつ屋根の下
ただただここにいるということを
共有することからはじめましょう

この記事に

■コレクティブハウジング                    *参考資料
(明日への道しるべ@ジネット別館 より抜粋)

21世紀、私たちは空前の少子高齢社会を迎えます。
家族、仕事のあり方も変わりつつある現在、男女が共に参加する社会が望まれています。
環境との共生も大きなテ−マです。
コレクティブハウジングとは、既成の家族概念、福祉概念、住宅概念にとらわれず、人と人との新しいかかわり方をつくりながら、より自由に、楽しく、安心安全に住み続ける暮らし方です。
それぞれが独立した専有の住居とみんなで使ういくつかの共有スペ−スを持ち、生活の一部を共同化する合理的な住まいです。
自分や家族の生活は自立しつつも、血縁にこだわらない広く豊かな人間関係の中で暮らす住まいのかたちです。

1. コレクティブハウス [ collective + house ]
私生活の領域とは別に共用空間を設けることで、プライバシーを大切にしつつも、緩やかなかかわり合いの中でより合理的で、楽しみと安心のある暮らしを可能にした集合住宅のことです。
核家族化、一人暮らしが増えて、住宅のあり方が見直され始めて、選択肢のひとつにコレクティブハウスがクローズアップされています。

2. 北欧で先行
スエーデンやデンマークなど北欧で始まった住み方です。
スエーデンではユートピア思想のような物が発端にあって、1930年くらいから出てきました。 経済成長に合わせて働き手を確保し効率よく働くためにどうしたらよいのかという発想が根本にあるようです。 まるでホテルのような大規模な集合住宅で、200戸、300戸というもので、食事や洗濯、掃除など家事サービス付きという豪華さでした。
ところが、家族の生活が失われるという問題が生じてきて、1970年代に30戸
くらいの小規模で自分たちで働くこと(セルフワーキング)で担っていくというスタイルが出てきたのです。
現在は、スエーデンではさまざまな小規模タイプ、特に子育て期の人の住まいとして非常に流通しています。

3. 日本の第1号
日本では神戸の震災の後に高齢者用のコレクティブハウスが出来ました。
そして、2003年 6 月にコレクティブハウス「かんかん森」(東京都荒川区東日暮里)が誕生しています。これが本格的な多世代型民間賃貸住宅の第1号に当たります。 そこにはこれまでの福祉住宅とは全く異なる、コレクティブハウジング本来の姿があります。
多様な世代・世帯の人々がプライベートの生活を確立した上で、緩やかなコミュニティに加わり、それを形作っていく。豊かな暮らしを自ら、そしてそこにいる人と共に育んでいるのです。  
日本でも近年この新しい暮らし方が注目を浴び、いくつかのコレクティブハウスとそこに共に暮らす人々が出始めています。

4. 具体的イメージ
コレクティブハウスの人たちは、それぞれが独立した部屋で暮らしながら、食堂や居間、応接室などを共有し合うのです。
緩やかに関わることで、従来の個別な住居で得られなかったこと、次のようなことを得るというものなのです。
◆ 共働きや単身での子供の養育を助け合っていきたい
◆ 仲間といっしょに生活をしていきたい
◆ 高齢期に病気などのときに安心でいたい
など
なお、独自のルールや当番制などを決めての運用が必要になります。つまり、そこに住む人たちが、互いにルールや当番制などを守りつつ、共に協力し合って、快適な生活を維持するのです。

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