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書庫化学物質を斬る

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素晴らしい本との出会い。脳神経外科専門医の田中佳先生の『続・健康自立力 ‐後悔しない治療の受け方‐』は現代病に苦しむ多くの患者さんへの道しるべ、灯台となる本です。

先天性の病気を除いて、現代病の原因の多くが自分自身の生活に由来しています。ということは自分に責任があるということです。次に、罹ってしまった病気を治す場合も、自分の意思で医療方法を選んでいるはずです。放ったらかしにして、どうしようもなくなってから慌てふためく人もいれば、生活習慣や食習慣を改善させる人もいます。

兎も角、病院に駆け込みいくらお金がかかってもいいから治してくれと頼み込む人もいます。千差万別ですが、今、医療機関の不祥事に伴う不信感、薬剤等の副作用による病気の悪化など、病院に行ったら病気がひどくなるという概念が生まれつつあります。それでも病院は満員という状況。病気になったらどうすればいいのか、そのような人の為の道しるべが田中佳医師の「続・健康自立力 ‐後悔しない治療の受け方‐」メタモル出版です。

私は1日でこの本の虜になりました。前書きを皆さまにお知らせいたします。

























まえがき

救急指定の脳外科専門病院を退職してからは患者さんの「生の声」を聞く機会が増え、主治医には言えない心の奥底に封印された本音がたくさんあることを知りました。

その中で最近気になるのは、主治医の心ないことぱに患者さんの心が折れたり、主治医と意見が対立してけんか別れとなったり、「これ以上の治療方法はありません」と病院から放り出される方もおられます。色々な状況下で途方に暮れる患者さんが増えていきます。

そして最終的に、主治医と円滑な関係を築く最善の方法は「医者のいうことに従わざるを得ない」という結論になるようです。

医師は「患者さんの希望に添う努力義務を負う」とされています。多くの患者さんが理不尽な扱いを受けている現状はこの義務を果たしておらず、可能な限り是正されるべきです。患者主導の本来あるべき関係を築くために、患者さんは、ご自身で得られた情報を吟味し、主治医とはとことん、納得できるまで治療方針を議論してから最終決定していただきたいのです。

ただ、その手助けとなる方法をご存じなかったり、得られた情報を理解できなかったりするので、多くの皆さんは結局のところ「まな板の鯉」になってしまう傾向があります。

そこで、一般常識への反対意見を述べることも必要だと思うようになりました。反対意見がなければ主治医の敷いた一本道のレールに乗せられるだけです。主治医の運行する列車へ乗ることが唯一で、本当に良いのだろうかと考えるきっかけが必要なはずです。

やっかいなのは、主治医が患者さんにとって「親身になってくれる良い医者」の場合です。所詮は医学に洗脳された同じ穴の貉であることが多いからです。優しいことばで治療を進められるほど信頼度が増していき、かえって疑問は生じなくなり、否定的な意見を排除する傾向になっていきます。こうなったらなす術はありません。もしも惚れた相手の悪口をいわれれば、たとえ相手が結婚詐欺師でも、悪口をいった人間を敵視するようになるからです。

たとえば、親友のAさんから同じ間違いを99回聞かされていて、100回目になじみの薄い知人のBさんが本当のことをいったとしても、Aさんのいうことを信じるのではないかと思います。ある意味当然です。だからこそ、聞く人が素在な心で客観的に物事を捉えなければなりません。

本書で語られる内容は現代医療の本質についての問題提起です。

信頼できる医者に身をあずけることは間違っていないのですが、たとえば政治の専門家に政治をまかせて国民は幸せになりましたか?農業の専門家に農作物をまかせて食の安全は本当に確保できたのですか?といえば、どうでしょう。医療の専門家にまかせて患者さんは真の健康を取り戻せましたか?よく考えてください。

この本は、医者のいうことが全て正しいとは限らないという、現代医療の根底を覆す問題を投げかけたものです。固定観念に囚われずに頭の中を真っ白にして、改めて自分なりに物事の本質を見極めて欲しいと願っています。

がんのことには世間の関心度が高いのでページ数を割きましたが、多くの人がなりやすい生活習慣病に関しては、死に直結しないためか病気に対する意識が低い点は気になります。

アレルギーに至っては「なって当然」という風潮があります。軽い病気でも「身体は故障している」という自覚が必要です。小さな故障は大きな故障へと発展すると考えて欲しいのです。自家用車を運転していてエンジンからカラカラと異音がしても、走るから良しとしますか?大抵の方は整備点検に出すでしょう。これは大きな故障を防ぎたいからにほかなりません。では、なぜ自分の身体の小さな故障は放置するのでしょう。

病気は健康への「気づき」のチャンスなのです。もっと、自分の身体や病気に興味を持ってください。処方された薬剤がなぜ必要かも知らなければなりません。何度も繰り返しますが、病気を医者まかせのままでは良い結果にはならないことが多いのです。そして、この本をお読みになって大いに悩んでいただきたいと願います。

私が知る医療の実情をお伝えすることで、現代医学への期待がもろくも崩れ去るかも知れません。すでにがんを告知され、さまざまな治療を信じて受けている方にとっては、読んだことにより逆に生きる気持ちを萎えさせてしまうかもしれません。

現代の医学を全面的に否定するつもりはありません。ただ、現代医学を100%信じることの恐ろしさも知っていただきたいのです。

医療知識の乏しい方々が医者の立場を踏まえた知恵と対策を少しでも身につけることができれば、何も知らないよりは適切な医療を受けることができるようになるはずと願いつつ、本書が少しでも皆様の手助けとなればと願っています。

本書では、病気の方が医療機関を受診する際の問題点に焦点を当てています。健康を取り戻すにはどうするかについては、前著書『健康自立力』(メタモル出版刊)をお読みいただければ幸いです。

多くの患者さんからも、色々な経験をうかがうことで内容に厚みを増すことができたと思っております。ご協力をいただいた全ての皆様に、この場を借りて、厚くお礼申しあげます(特に、植村女史とMs.YUKIには多大なご負担をおかけいたしました)。

また、本書作成に当たり編集でお世話になりました石川るい子様、本書を出版する機会をくださったメタモル出版の石川真貴編集長に心から感謝の意を表します。


FACEBOOKページ 中山栄基
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