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春愁

「春愁と診断下す獣医かな」

昨日の、朝日新聞読者からの俳句の投稿欄の入選句です。わたしの愛犬ビワにはとんと縁はありません

季節の変わり目もなんのその、食べていさえすればすべてがOKなのですから。

獣医さんの下すのは、食べすぎ、草の中でうつされるカユイカユイ病くらいです。


昨年、ビワちゃんと同じ犬種を飼いたいのでブリーダーさんを教えてくださいと訪ねてきた人がいました

先日の日曜日に、可愛い子犬を抱いて訪ねてくれたそうです。あいにくと、わたしは留守でしたので、そ

の仔犬を見ることはできませんでした。京都にもらいに行ったそうです。男の仔で、名前は「モモタロー

」とつけたそうです。ビワの弟みたいですね。

いつか、散歩のおりにでも会えることを愉しみにしています。

ビワと同じ犬種が増えるのいいことですから。

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このごろは、すぐに目が疲れて本を読むのも少なくなってきている。

飛ばし読み可で、軽そうなミステリーをよく読んでいる。「「ボクの名はチェット」片方の耳の色が

違う犬が活躍するミステリー。犬とともに活躍するミステリーは多くある。探偵の良き相棒として活躍

するのだが、このチェットもタフな犬として大活躍である。

この、タフさをビワにもみせてあげたいのだが、ビワは安っぽい本は読まないという田舎インテリ犬とし

ての心情をかたくなに持ち続けている。わたしが、となりで読んであげても寝たふりをして耳をふさいで

しまう。


わたしの母は88歳になる。独りでいるのは無用心であろうと、夜はわたしとビワとが泊まりに行ってい

る。2月28日に、母の家に泥棒が入った。母もわたしも二階で寝ていた、ビワはわたしの隣で、お互い

が負けないくらいの大いびきをかいて。

朝になって一階が荒されていた。駆けつけてきたお巡りさんに「おとうさん、物音に気づかれなかった

のですか?犬もそうなのですか?」

情けない話だが、ビワもわたしも、熟睡どころかバカ眠りであった。せっせと指紋をとってる鑑識の警察

のあきれたような、バカにしたような目が心に射す。

一度在ることは二度あるで、ちょうど一ヶ月後の4月1日に、また泥棒に入られたのである。

「おとうさん、鍵は掛けたの」と聞かれてもこれが自信がないのである。

今度も、また物音ひとつ気づかなかったのであある。

もう、おばあちゃんはカンカンで、何の役にもたたない息子と犬が居る、と近所の人に嘆いている。

泥棒はおなじ人間だ、そんなこと警察に言われなくても判っている。二度あることは三度で、今度こそ

泥棒を捕まえてやるで、わたしは竹刀を買い、ビワの背中には鉄砲を括りつけて深夜の大警戒をしていた

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おかげで、今日まで泥棒は来ないのだが、こちらは風邪をひくし、ビワも鼻をズルズルで、大警戒も、こ

のごろは気持ちも緩んでしまってはいる。

そんな、こんなでプログもずるずる休み。

泥棒を捕まえたら顔写真入りで公開しようと目論んではいるのです。その日が早く来ることを、きっと

見せてあげますからね。

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「春が来ました」

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毎日寒い日が続きます。今年の春はどこで足踏みしてるのでしょうか。

わたしのとこの桜の開花は来月の3日ころとかです。まだ1週間ほど先になりそう。

散歩道の桜、芽がすこしばかし大きくなってはいます。さきのほうもぐっと暖かさがくると咲きそうな

くらいのふくらみにはなってきています。もうすぐですね。

早く咲きなさいで、ビワが樹のもとにオシッコをかけて、栄養補給っていっていますが、逆効果みたい。

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絵描きさんから「個展」のお知らせをいただきました。

「春が来ました」という展覧会だそうです。

先日の日曜日、この日も冷たい風が強く吹いていました。

おいしいクッキーの詰め合わせをおみやげにして行って来ました。

絵描きさんは、自分も、観にきてくれる人も愉しくなれる、そんな絵を描きたいと思ってる人です。

パステルのお花がキャンバスいっぱいに描かれています。

絵描きさんの好きな南欧が舞台です。

借りていたお部屋の窓からの風景、部屋のテーブルにはお決まりのワインと、何の料理でしょうか、

ごちょごちょと描かれて、それにいつものごとく、窓の外のお花畑には作家さんが好きな帽子をかぶって

描かれています。

日本の春もいいですが、南仏の春もと、そう春はどこにいても格別なものですから、それだけに、この

春の来る、寒さの中でもじっと耐えていけるのです。

養蜂家の絵を観てると、クマではないですが、パンに蜂蜜たっぷり塗ったのを食べたくなりました。

春の絵で暖まったとこで、えいっと気合を入れて冷たい風の吹く外に、わたしの部屋では、南の窓からの

陽射しのなか、ビワが寝ていました。寝てるビワを跨いでも起きてはきません。こいつは、もうずっと

前から春になっているのでしょう。

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ビワの洗濯

如月も今日、明日の二日だけ、それにしても今日もそうだが寒い日が続く。

いつもだと、この月でも小春日和の暖かい日があったりするのだが、今年は、そんな日はなかった。

二月は、ビワの誕生日、すぐあとには、わたしの誕生日もありなのだが、いつもの通り知らん振りで、こ

の日が過ぎていくにまかせた。

気にはなっていた、ビワの洗濯を先日した。正月前からだから二ヶ月ほど洗ってはいなかった。

風呂にどぶんとつけるとお湯があっというまに汚れた色に変わった。汚いはずである。この身体で、わた

しのそばに寄ってきていたのである。

ビワの洗濯で大変なのは毛の乾燥である、この作業は、いつもでも3時間はかかる、乾燥だけだと、それ

ほどでもないのだが、乾燥と同時に毛玉を梳くのが難行である。ビワはぺちゃんこになって動きはしない

のだが、とにかく毛玉の多さが、梳いても次から次にと毛玉が目に付き、こちらの根が失せてしまう。

こんどは、日を変って12時を越すことはなかった、こちらが、ここらで好いかであきらめたからでも

ある。

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ビワ終わったよ、と声すると大変、それまでじっと耐えていたのがプッツンと切れてしまい大暴れの

ビワへと変身する。

トイレシートに上手にオシッコするなんて出来やしない、そこらをびちょびちょに汚してしまう。

部屋の中を走りまわり、何でもかんでも咥えてしまう。わたしの着てたものを口と足とで破ってしまえと

引っ張りこする。こちらは、ビワの洗濯と毛づろいでくたくた、もうそこらで暴れてるのを見てるだけ

である。

これで一ヶ月は、ビワを洗はないで済むと安堵するだけである。

このときばかり毛の長い犬は飼うのではなかったと後悔する。

とっておきのジャーキーをひとつあげると大人しくなった。

洗濯記念の写真をぱちり、毛の柔らかさが見えればいいのですが、毛に鼻をつけて匂うと好い匂いは

します。これも数日だけですが。

春、三月、早く暖かくなれです。

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貧者の食事

わたしは貧しい。必然的に食事も金のかからないものを食べている。

スーパーでできあいの安そうなものを買って食べるよりか、面倒でも自分で作って食事するほうが、手間

をかけただけ食事の貧相がうすく感じられる。

先日、朝日新聞の日曜版に、究極の安くできるサンドイッチレシピが載せられていた。イギリスの話で、

三枚の食パンを用意して、一枚をこんがりと焼き、それに塩、こしょうをかける。このパンを真ん中にし

てパンをはさんで食べるそうです。紹介では7ペンス、日本円で9円と書いてはいましたが、ロンドンの

食パンがこれほど安いとは。いまポンドのレートがいくらなのかわかりませんが、確かに安くはできそう

です。

むかし、旅カラスであったころは、固い石のようなチーズとこれも固いパンを食べて西へ東へと風に吹か

れていました。固いパンはいくかいとなく噛んで、この噛みで少しの量のパンが長く口に残って空腹感を

忘れさせてくれました。

駅の食堂では、スープだけを注文する歳老いた人をよく見ました。熱いスープに、持っていた袋のような

中からパンをとりだして小さく千切ってスープに浸して食べていました。

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わたしのお気に入りの朝食?フライパンに 食パンの真ん中をくりぬいたのを入れて、くりぬいたとこに

卵をおとして半熟に炒める。塩こしょうで味付け。なんだか、新聞のと大差がないです。

食パンの真ん中を抜いたのが、ビワの朝食になります。ビワのはバナナ半分、半分はわたしので、あとは

りんご、これは八分の一にカットした大きさで、レタス一枚、鳥の胸肉を薄く切って炒めたのを二切れ、

なんだか、ビワのほうが豪華です。これは力関係の差でこうなります。

旅番組のでの豪華な料理よりか、BSテレビの「小さな村の物語イタリア」。この番組の家族のつつまし

い料理のほうが美味しく見れます。イモと豆、それにすこしの肉、地元でのワイン。もうこれだけの食事

で、それに絶景の景色があれば最高の料理になります。

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出石通坂下の決闘

萩は夏みかんの匂う街である。といっても、わたしの訪れたのは、季節を外したころばかしではある。

名物の夏みかん一個を丸漬けにしたのは美味しい。あの大きなのをぺろりと食べる快感は、おもわず生唾

ごっくんである。

萩から瀬戸内海の三田尻までの道を萩往還という。、その昔には、この道を通って京へといそいだ「長州

脱藩」浪人が多くいた。桂小五郎しかり。頬が落ち、目だけがやけに光っている、そんな痩せ浪人、長州

脱藩浪人というと、そんな姿しかわかない。しかも行動と思考は狂である。この狂が明治維新を生み、こ

の国をあの敗戦まで突き動かす国の礎とした。

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「そこの痩せ猫、このあたりでは見かけぬ顔だが、まさか長州脱藩の不逞浪人ではあるまいな。」

「お前こそ誰だ」

「名を聞いて驚くな。市中見回り、新撰組局長近藤ビワタローだ。どうした、刀に手をかけて、止めて

おけ、そこじの腰つきでは、わたしを切ることはできぬ。悪いことは言わぬ、藩にでも帰って二親の

面倒でもみてやれ。さっさと、この場を去れ。」

「局長、何故奴を切りません。面体といい、たしかに長州浪人です。」

「沖田、もういい、時代の流れは、わしらの刃を振っても止めることはできぬ。ただただ、自分らの死に

場所を探すだけだ。」

なんてというわけで、階段のとこで出会った猫を、ビワの眼光いっぱつで退散させてしまいました。

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